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  我々の仕事かい?至って単純。特定の地域の安全を確保する事。
  単純である。言葉ではな。だが具体的な内容となると......まぁ、複雑過ぎることとなる。
  そもそも、安全っていうものがなんなのか、俺には分らない。何しろ、生きている上で危険はつき物だからな。もしも、生きていて危険をまだ感じた事がないのだとしたら、それはよほど運が良いだけか、もしくは親から過保護に育てられたか。まぁそんなところであろう。
  そう考えれば、安全な場所なんてどこにもありはしない。
  なら、我々の仕事は偽りの仕事なのかといわれれば、多分そうじゃない。俺の言う安全っていうのは、きっとその特定の地域の人々が恐怖に怯えないことなんだと思う。
  先ほどから言っている特定の地域って何かって?まぁ、それを聞かない奴は基本的にはいないな。
  イエメン?ソマリア?アフガニスタン?バルカン半島の旧ユーゴスラビア?チベット?ウイグル?コロンビア?ゴールデントライアングル?北朝鮮?おいおい、紛争地帯や麻薬生産地を言ったらきりがないぞ。生憎だが全てはずれだよ。
  正解は、幻想郷と呼ばれる日本の東方の地域だ。
  この幻想郷の安全を確保する、いや、危機から守るというのが我々の仕事だ。
  そして、こいつはその仕事の...そうだな、マニュアルだな。
  特殊部隊とは何か、お前は分るか?俺には分らん。だが、分りやすい例ならいくらでもある。第二次大戦中のOSSジェドバラ・チームなんていい例じゃないか。...OSSくらいは分るな?そうだ、CIAの前の情報機関だ。
  こいつ、つまりこの文章は、そんなマニュアルだ。
 
 1963年。偵察衛星は不審なものを確認。日本の内陸地にて。
  まるでレーザーのような強大な光が空に向けて放たれ、偵察衛星はそこで交信をストップした。翌日、偵察衛星は墜落する。
  この偵察衛星は米国のもので、当初は冷戦が背景にあったため、ソ連の仕業ではないかと疑われ、CIAは急遽、現場に確認に行った。しかし、そこには何も無く、報告にはただ森だけがあったと印されていた。
  この件はここで保留とはならず、この後も調査が行われる。
 1973年。偶然撮られた写真がCIAに渡る。そこには、人がよく分らない空間から飛び出し、一般人を掴もうとしている様子が映っていた。
  この写真は直ちにエリア51に渡り、本格的に研究が進められる。
  1980年。海洋研究開発機構JAMSTECに、墜落した偵察衛星の回収を依頼。
  1983年。古代の文章から、例の光が放たれた場所が歴史上、妖怪の住む森だということが判明する。CIAはこれを報告し、研究を進めるエリア51では、光の正体はオーパーツではないかと疑われる。また、ソ連ではないという意見が強くなりはじめる。
  1985年。JAMSTEC、偵察衛星の回収に成功。そのままエリア51に向かう。
  偵察衛星は、至る所に焼けた後があり、レーガン大統領のスターウォーズ計画の際に作られた試作タイプの攻撃衛星の仕業ではないかと一部噂された。しかし、偵察衛星が墜落した年代を考えると、どう考えてもそれは不可能であり、やはり日本のあの地域で何かが起こったのではないかと断定される。
  1987年。CIAのこの件を担当していた要員一名が暗殺される。死体は残っておらず、最後の通信のみが手がかりとなる。
 『た、助けてくれ!人間じゃないんだ。四次元空間のようなものから出てきて、攻撃をして、がっ!......』
  銃声と共にこの音声が流れ、誰もが恐怖を感じさせた。同時に、進まなかった研究が新たな進歩を見せた。
  1991年。ソ連は崩壊したが、研究は継続された。また湾岸戦争にて、実験を密かに戦場で行う。内容は、巡洋艦に積まれたレーザー兵器をイラク軍の戦闘機に照射し、巡洋艦と戦闘機を結ぶレーザー間に四次元空間を発生させ、一部レーザーを消すというものであった。
  実験は見事に成功し、再び研究は進められる。
  1993年。エリア51に何者かが侵入。研究員一人が死亡。その際の映像が記録される。
  映像には、訳の分らない空間から出てくる女性が映っており、そこからやはり何かがあると確信される。
  2004年。映像から数年が経過したが、それ以来訳の分からない空間等の情報が入っていない。
  しかし、研究は著しく進み、四次元空間を利用して光の放たれた場所に行くという実験が行われた。この際、ラジコンのような無人戦車が使われ、予定通りにこの場から消え、更には戻ってくる。
  無人戦車に搭載されたカメラには、しっかりと現場が写っており、UMAも確認された。
  2006年。女性による暗殺から、テロ発生の可能性があるとして大統領から許可をもらい、第一特殊部隊連隊(通称、グリーンベレー)を派遣することに決定。五人ほどの隊員が一週間、潜入に向かった。
  そして一週間後、私服姿の特殊部隊員は全員帰ってくる。が、報告はあまりよろしいものではなかった。
 『強力な力を持つ妖怪等がうろついている。また、それらを使い、この世界でテロを起こすことも十分に考えられる。早急にこの幻想郷なる地域を対処した方が良いと思われる』
  この報告とともに、その妖怪たちが映像として大統領の目に入った。
  大統領の判断は無論、対処をすることに決定した。しかし、この領地を持つ日本は黙ってはいなかった。
  2008年。その後、グリーンベレーが派遣されることは無く、代わりに二度程、陸自の特殊作戦群が派遣される。その結果、日本側は対処をすることに決定。ただし、アメリカとは若干意見が食い違っていた。
  アメリカ側としては、グリーンベレーを送り込み、現地でゲリラを結成させ、更に一般人を救出し、こちらの世界に連れ込みたかった。そうすれば、やがてこの幻想郷は森だけの地域となり、脅威も何もないと主張した。
  対する日本側は、特殊作戦群の意見により、そこまでする必要はないと主張。代わりに、幻想郷を担当とする機関もしくは警備会社を創設し、自治を監視し守るという事をしたいと述べた。
  これを見たSIS(MI6とも)は、アメリカ側を支持し、DGSEは日本を支持した。
  結局、イラクでの失敗があるために、日本側の主張が受け入れられ、警備会社、EASC(East Aria Security Company)が創設される。
  2010年。人員も少ないEASCはやむおえず、犯罪を犯した子供に対しても手をつけ始め、特殊部隊へと仕立て上げた。まるで、以前のフランス外人部隊のようであった。
  こうして、軍事的衝突なく幻想郷は存在し続けているが、このことを幻想郷で知る者はおらず、言わば勝手に何もかもを決められたようなものだった。
 
  高校生というのは、大人と子供の境らしい。
  俺は、確かに犯罪を犯し、特殊部隊に仕立て上げられたが、同じ年で自ら自衛官になることを決意し、日々の厳しい訓練を受けていることを思うと、別に特別なことは特にないと感じてしまう。
  ただ、忙しいことを入れると、やはり自衛官を決意した奴らとはちょっと違うのだろうな、と思う。
  南條幸也。第二の俺の名前である。
 「ターゲット、確認!狙撃する」
  M82A1バレットという対物狙撃銃をヘリの中で構え、照準を合わせる。
  目標の数は二人。両方とも無力化しなければならない。
  必死に走り逃げ切ろうとする二人は、ヘリが自分たちの目の前に来ると、方向をくるりと変えて走った。
  しかしヘリはそのまま位置を変えようとはせず、ホバリングをし続けた。
  その合間を使い、俺はじっくりと狙う。体のなるべく心臓に当たるようにまず一人を撃つ。
  ヘリのプロペラの爆音とは別のすさまじい音が轟いた。そして俺のスコープには、体が炸裂し、残った頭が落ちる人の姿が見えた。
 「一人やった!」
  叫びながらもう一人に照準を合わせた。その時だ。
 「レーダーに反応!一人こちらに飛んで向かってきている」
 「誰だ、そいつは!?」
 「...黒い魔女?レーザー野郎だ!」
  魔理沙か。厄介だな。
 「ギリギリまで無視しろ!いつでも避けられるように準備をしろ!」
  俺はそう答えて再び狙う。目標はどんどん遠ざかっていき、的は小さくなるばかりであった。それでも俺はこのまま奴を無力化しなければならず、どうにかしてタイミングを計る。風が一瞬、止んだと感じた直後、反射的に引き金を引く。先ほどと同じように体は炸裂し、後には赤い液体しか残らないように見えた。
 「...魔女がこちらに向かいます!まさか...このブラックホークを破壊する気じゃ...」
 「無視しろ!」
  俺はそう言った。だが、あわて始めたコーパイ(コーパイロット 副操縦士)はヘリを指示通り動かさなかった。
  いきなりヘリは高く上昇し、コーパイは俺たちが魔理沙を攻撃できるようにヘリを魔理沙に対して側面に向けた。
 「ミ、ミニガンで掃射!」
 「止めろ!」
  叫ぶと同時に空中を飛ぶ魔理沙を見る。彼女は、いきなり出てきた巨大な鉄の塊に驚き、こちらを攻撃しようとしていた。
  銃から手を離し、腕を組んで×を作る。止めろという合図を出した。
  それに相手も気がついたようだが、どうやら減速に間に合わないことに気がついたらしく、未だにレーザーを放とうとしていた。
 「パイロット!そいつを黙らせろ!」
  魔理沙は遂に目をつぶり、ヘリとの衝突を覚悟した。
  が、俺は目を瞑らず、魔理沙をしっかりと見た。すると、次には急速で開いたヘリの中に侵入し、俺はそのとき魔理沙をつかむ。速度のせいで俺までヘリから飛び出そうになるが、仲間がギリギリで俺の脚をつかみ、何とか助かった。
 「な、なんで...いきなり現れるんだ?」
  魔理沙は息を荒くしながら喋った。
 「す、すまん。コーパイのミスだ」
  俺を掴んだ谷口は笑いながら手を離した。
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 すみません。ちょっと文字数が少なくなってしまいました。いつももっと多いのですが、急いで書いたので...すみません。
 ところで...カウンターストライク関係無いじゃん、と思われた方もいるかも知れませんが...すみません。でも最近、カウンターストライクが全然カウンターじゃない気がするのは、私だけでしょうか?まぁ、ハーフライフの時のカウンターストライクをやったことが無いのでなんとも言えませんね。
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 感想等、お願いします
 - 誤字発見したので修正しておきました。幻想卿→幻想郷。今後もがんばってー  -- ユウ  (2010-02-23 17:31:46)
-- ありがとうございます。誤字が多いもので...すみません。今後も頑張ります!  -- Raptor1  (2010-02-23 18:30:34)
-- ブラックホークが出てきて撃墜フラグかとおもった、すまん、このネタわかるひといるかな?  -- 賢狼椿  (2010-02-23 23:17:47)
-- ええーと、映画にもなったブラックホークダウンのことでしょうか?  -- Raptor1  (2010-02-23 23:29:23)
+- ブラックホークが出てきて撃墜フラグかとおもった、すまん、このネタわかるひといるかな?  -- 賢狼椿  (2010-02-23 23:17:47))
 - 警備会社と言うかPMCだね・・・でも・・・いやマジレスは止めておこうw  -- misthia  (2010-02-24 19:17:54)
-- はい。名こそ警備会社ですが、実体は民間軍事会社です。ただあくまで日本の会社であるため、警備会社となっています。  -- Raptor1  (2010-02-24 19:41:26)
 - よかった、ネタがわかってくれたw  -- 賢狼椿  (2010-02-25 14:23:09)
-- ブラックホークダウンは私の宿題のレポートとしても活躍してくれましたからねw。  -- Raptor1  (2010-02-25 18:58:00)
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