焼き鳥屋、WBRを斬る

焼き鳥屋では、店主と客がWBRを肴に酒を飲んでいた……


以前の営業記録 
ほぼ白紙の帳簿 

前夜祭・幻想郷編 
前夜祭・研究所編 
斬れなかった編 


KFC!!!

「え、まだ生きてたのか、このコーナー」
「そうみたいですよ」
「なんてこったい。何もネタを用意してないぞ」
そんな出だしで大丈夫か?
「大丈夫じゃない、問題だ
 ザッ、ザッ……
「お邪魔するよ」
「おぅ、いらさい。何にするんだ?」
「何にするって、焼き鳥しかないじゃないか」
「ちょっと、そこは『一番いいのを頼む』でしょう!」
「……? なにを言っているんだ、このは」
「理想と現実のギャップの間でキャラを模索する少女の世迷い言だ。気を付けろよ、触れると一瞬でヤケドしちまうぞ」
「ふぅん」
「くっ、なんてスレた子どもなんでしょう……!」
「なんてズレた神様なんだろうな」
「まぁ、串を爪楊枝として使うくらいだからな、このは」
「妹紅さんまで……!」
 閑話休題ェ・・・
「で、うちのじゃない軍曹が予選を突破しているみたいなんだが」
「ふぅん、良かったじゃないか」
「1シーズン目以外はボロボロだったような気がするんですけどねー」
「不思議なこともあったもんだな。しかし愁随さんも突破だぜ? これは来てるぞ」
「このまま不死鳥使いバオーノエル霞の目博士と来たら面白そうだね」
「おっと、餌竜?の悪口はそこまでですよ!
「待て。おまえが一番ディスってんぞ」
「そんなことはありませんよ!」
「ところで、A組のあいつだけどさ」
「ああ、やっぱり今回も駄目だったよ。あいつ?は仮面ライダーだからな」
「これは、もピンチですね……!」
「あいつには72通りの技があるから、大丈夫だ、問題ない」
「死亡フラグだろう、それ」
「な!? やっぱり通じてたんじゃないですか!」
「なんのことだろうね。私にはさっぱりだよ」
 緑と山吹の仲はあまりよろしくないようだ。

V!V!V! VICTORY!

「コーンバイーン 1、2、3!」
「4、5、出撃だー」
「大地をゆるがす 超〜電磁ロボ〜」
「というわけでだ、あろうことか、そう! あろうことか! うちの軍曹が優勝しちまったんだが」
「一大事ですね! と言いたいところですが、それもこれも私の奇跡の力があってこそ!」
「へぇへぇ」
「わかりますか? この私こそが、全てを操りし者。軍曹は優勝の喜びをかみしめる前に、私に土下座とかするべきなのです!」
「どこの隠しボスだ、それ」
「私の戦闘力(B size)は(ピーー)です。ってかき消されましたよ!?」
「そりゃあなぁ……いくらなんでもその数字はリアルすぎてダメだぜ。が壊れる」
 閑話休題。
「いやぁ、しかし今回は逃げ切れないほどのいい勝負でしたね」
バオーエイト、軍曹。なんとも凄まじいデッドヒートだったな。攻撃重視が2人だぜ?」
「ええ。こまちシェゾサタンがいる中で、このメンツとは驚きですね!」
「17勝のこまちに、ベルト持ちのシェゾにサタン。まくられるんじゃないかと、みんなヒヤヒヤしてたはずだぜ」
「エイトもそうですけど、やっぱり一番大きいのは、バオーに勝てたことですね!」
「ああ、うちはまふっとさんにはトコトン弱いというジンクスがあったからな。今回も負けるかと思ったぞ」
「まぁ、直接対決ではボロ負けしてますけどね。ほら、こういうのを神敗退と言うんですよ、きっと」
「むしろ歴史的敗退だな。最低と最高を同時に取るなんて、欲張りなオッサンだよ、あいつは」
「ところで、初の二次創作キャラ(?)の優勝なんですよ、これ」
「たしかに、今までは全部原作に忠実な面々だったからな……って、8回中でシェゾ4回にサタン1回!?」
「またまたぁ、今さら何を言ってるんですか〜。キングの名は伊達じゃないですよー」
「恐ろしい話だな」
「あ。今大会で大活躍した、最大の立て役者が来てくれるみたいですよ」
「は? オッサンが来るのか?」
「ささ、どうぞここにー」
「……え!? 誰だよおまえ!?」
「またまたぁ、とぼけちゃって。1さんですよ」
「1……?」
「はい。六回にもわたって王座を守り続けた無名の猛者、1さんです」
「……」
「……」
「えぇぇぇえええええ!?」
「彼が頑張っていなかったら、この結果は無かったかもしれないのです……」
「いや、それはそうだけどな」
「というわけで、1さんに乾杯!」
「釈然としないなァ、私は!」




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最終更新:2010年10月31日 20:13
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