【エルフ】
古語でエルヴェク。
聖族と魔族に分かれる以前、地上に多く存在していた種だが、大半が聖族か魔族、あるいは人間への転化を選択した時にそれに抗った存在でもある。翼、あるいは翅は持たないが、空気を操って空中を移動することは可能。
また、死んで転生はなく、通常ならば魂の消滅(自然へ還る)となる。もちろん、還れずに浮遊する魂、あるいは死してダークエルフじみたものになるものもある。
長身痩躯、先細型の耳を持つ。
魔法ではなく、自然界に存在する精を操ることが可能な上、聖族や魔族に匹敵する長命をもつため、今の人間から見ればいわゆる半神ともいえる。
人には存在しない超越した優美さ、俊敏さをもち、自然そのものと自然法則を愛するので、混沌たる権化の人間については距離を置こうとする。
長命で時間と言うものに縛られない生活のため(彼らは時計というモノを持たない)、行動を起こしたり決断をする場合には非常に時間をかけるのが特徴。また、感情の起伏も穏やか。
もともと精霊を操る素質の上に、魔法を極めた種族なので、魔術には非常に長けている。
知識の追求のあまり闇の術にまで手を染めた者が、ダークエルフになる。