食べログ グルメブログランキング  ← Click please!
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
2010年2月7日

美々卯 堺店(みみう さかいてん)

分野 うどんすき
いただいた料理 みなと鍋セット 1360円(税サ込)
場所 大阪府堺市堺区中之町東1-1-12
URL http://www.mimiu.co.jp/
MICHELIN2009
ZAGAT2008/09
食べログ http://r.tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27000972/


日曜日の昼下がり。3名で車で15分ほどの美々卯へ。
言わずと知れた登録商標うどんすき発祥の店です。

大道筋(紀州街道)に面した、40台収容の駐車場に駐車し、
数年前にリニューアルされてモダンになった店内へ。

アプローチから、様々なうさぎの意匠に心が和みます。

「美々卯」という店名は、
前身であり、240年続いたといわれる 料亭 耳卯楼の
創業者 耳屋卯兵衛 に因んたものとのこと。

この料亭を礎に、大正13年(1922年)に耳家の四男であり
創業者である先々代薩摩平太郎が銘を「美々卯」と改め、
本町で和食麺類の店として開店したのが始まりだそうです。

平太郎は小学校を出た頃から数々の料亭で修行を重ね、
23歳の頃には蕎麦処「ちく満」で約1年間の
蕎麦修行をし、
開店にあたっては、1カ月ほど全国の蕎麦とうどんを調べた
ということで、ずいぶん熱心な方だったようです。

彼は、「うずらそば」「穴子そば」などの麺料理を創作。
なかでも「うどんすき」は好評を博し、改良を重ねたのち、
昭和3年(1928年)から翌年にかけて現在の形となったそうです。

なんでも、耳家(みみけ)に関しては、司馬遼太郎が
『街道をゆく(堺・紀州街道)』で、堺には珍しい姓がある
として取り上げているとか。

余談はさておき、
新しく装いを変えた店内は、深い色のウッドと黒が基調で、
シンプルで落ち着いた印象を受けます。

1Fは、玄関近くに10名弱のカウンタ席と、大箱のテーブル席で、
テーブル席は禁煙、喫煙の席が分かれてます。
2Fは、座敷と個室からなっています。

年配の女性のサービス係の方が多く、
よく気がつき、温かみを感じる給仕です。
3名とも、目当ての みなと鍋セット を注文しました。

ここで何気なく、割烹着の恰幅の良い男性(板長?)が現れ、
小梅の小壷と種いれを供していただきました。
待ち時間が長そうな客を選んで、
間を持たせようと、慮ってくれているのでしょうか?
そうであれば素晴らしい心遣いです。

ほどなく、うどんすきの小鍋が載せられた膳が供されました。
膳には小鍋の他に、温泉卵、御飯、香の物3種、果物(オレンジ)
が配されています。御飯はおかわり自由とのこと。

うどんすきの小鍋(けっこう大きい)から頂きました。

毎朝2時間かけて、ていねいに引くという出汁は、
鰹(土佐宗田)と昆布(北海道)の旨みがいています。
しっかりしていますが、からすぎず、えぐみも感じません。
舌に後味を残さない、さっぱりとした切れのいい味です。

うどんは、中庸の太さで、鍋用としては細い部類でしょう。
エッジはあまり立っておらず、艶けしを施した様な光沢です。
硬いガツンとしたコシは感じず、しっかりしたねばりを感じます。
煮込みによる変化も少なく、表面の煮崩れや伸びも感じません。
鍋用として、洗練されたうどんだと感じました。

具は、車海老天、みつば、鰻、紅葉麩、湯葉、小餅、かしわ、
里芋、椎茸、白菜、人参など、「料亭で使うレベルの食材を使いなさい」という創業者の言葉はよく踏襲され、どの具も質よく、下調理も丁寧に施され、当初のコンセプトである「四季折々の山海の幸を盛り込んだ」を、今日もそのまま謳える料理であると思いました。

地元ということもあり、冠婚葬祭で 懐石+うどんすき を頂いたり、ちょっとランチに伺ったり、何度かお世話になっていましたが、結果的に今回の訪問の印象が一番良いものとなりました。
なんとなれば、皆でつつき合う大鍋よりも、ゆっくりとどの具から頂こうかと楽しみながら頂ける小鍋のほうが、私にはあっているということもあるのでしょう。
遅まきながら、かつて谷崎潤一郎が好んだという話も、然も有りなんと頷けました。

ことほどさように、みなと鍋セット 1360円(税サ込)のコストパフォーマンスは圧倒的です。

リニューアルした老舗が進化したと思えることは稀ですが、今回は驚きと悦びをもって、「美々卯」の真価を再認識させて頂きました。


用事を控えて、時間があまりなかったのですが、それとこれとは別の話。いつもの如く甘味を求め、帰路に菅原神社の近く、泉陽高校西角の交差点にある創業昭和27年(1952年)の「御菓子司 天神餅」へ。

http://www.kansaisweets.com/tenjinmochi/


天神様の梅の花の意匠をあしらった暖簾をくぐり、
天神餅(110円)と、いちご大福(170円)を購入しました。

いちご大福は車中でいただきました。
国産とよのかいちごを、白あんで包んだもので、
大きめで、比較的、甘みが勝ち、もちもちとした食感です。
いちご自体も大きくって食べ頃に熟していました。

天神餅はお土産にして、家でお茶うけとしていただきました。
柔らかい雪平餅に存在感ある粒餡をたっぷりつめた看板菓子です。

天神餅も、いちご大福も、外側の粉が多くて少し気になりました。

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
2010年1月17日

堺市漁連 とれとれ市 BBQコーナー

分野 海鮮BBQ
いただいた料理 6人で10000円強
場所 大阪府堺市堺区大浜西町23
URL www.toretoreichi.com
MICHELIN2009
ZAGAT2008/09
食べログ http://r.tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27015820/


日曜日の昼時、6人で連れ立って、堺市漁連 とれとれ市へ。
主催は堺市漁業協同組合連合会で、土日のみの営業です。

堺出島漁港内にあり、地場であがった魚介の他にも、
各地から取り寄せた海鮮の食材が販売されています。

屋台風の店では、たこ飯、かに汁、マグロのかぶと焼き、天ぷら
などの海鮮加工品から、少し違和感のある日用品やその中古品まで、幅広く取り揃えられています。

BBQコーナーは持ち込み禁止のため、食材購入のうえ、
2500円を支払って、250gの牛肉付の七輪をお借りしました。

・おにぎり
・かに汁

等を購入し、

・活さざえ
・あじ
・活帆立

を七輪で炭火焼にしました。

特に活帆立は、白子や卵が詰まった宮城産の天然で、
食べ応えがありました。

個人的には下記が改善されれば、また行ってみようと思います。。

・少し暗いリサイクルショップの様な雰囲気
・七輪だけ借りたいのに、牛肉が付いてくる
 (あるいは牛肉の質の向上)
・地場の海鮮の品揃えと価格

帰りがけ、甘味をもとめて寄り道。

昭和59年(1984年)創業の 青木松風庵 堺本店へ。
大阪の泉南 深日(ふけ)に本拠を置く、地場の和菓子チェーンです。
www.shofuan.co.jp

大通り沿いの、南海バス 花田口停留場すぐにある
こじんまりした瀟洒ななビルを、店舗としておられます。

店内では、お茶や、コーヒー等を紙コップでサービスしてくれます。
「朝焼みかさ」(136円)をその場で頂きました。

ふわりとした軽い生地に、
あっさりとした甘みを抑えた小豆餡がよくマッチしています。
「朝焼き」や「自家製餡」等にこだわっているとのこと。
素晴らしいコストパフォーマンスだと思いました。

また、「おしゃれ(いちご大福)」(189円)をお土産にして、
自宅でいただきました。

いちごと白餡とを、やわらかな求肥で包み込んだもので、
求肥の甘みが比較的強めで、苺の酸味が控えめな感じです。

こちらもコストパフォーマンスよく、十分美味しいのですが、
求肥は甘み控えめで、苺の酸味はもう少しあるほうが好きかも。

十分満足して、みかさのバリエーションや、
他の菓子も頂いてみようと思いました。

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
2009年12月21日

味楽(みらく) 

分野 焼肉
いただいた料理 6人で8000円強
場所 大阪府堺市中区八田北町429-1
URL なし
MICHELIN2009
ZAGAT2008/09
食べログ http://r.tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27003330/


休みを頂いた月曜日の夜、買い物帰りに6名で夕食。
30分ほどドライブし、市街地から離れた「味楽」へ。

19時半頃到着し、店の前の駐車場に車を停めて、
古くて大きな平屋建てのプレハブのような店内へ。

玄関を入ると、正面で持ち帰り販売をしており、
広々とした店内は、煙で白々とかすんでみえます。

創業は昭和39年(1964年)とのことで、
往時の雰囲気を色濃く残しているようです。
こんなムード?が好きな方にはたまらない店かも。

通路から一段高くなった、卓毎に仕切られた座敷
に案内され
注文を通すと、ほどなくサービスの自家製キムチ、
大盛りのキャベツ、モヤシ等が運ばれてきます。

たっぷりのタレにはにんにくが沢山入っているようですが、
かなり甘めでした(ひょっとして子供用だったのか??)

しばらくすると大皿で、たっぷりのレモンを添えて
やや厚切りのタン塩(580円)が供されました。

少し赤みが残るように炙り焼きにして頬ばると、
歯ざわりよく、ミルクっぽい肉の香りも豊かです。
解凍しきらず供されたのが残念ですが、まずまず。

ハラミが品切れとの事で、
次に頼んだのはロース(470円)と霜降りハラミ(450円)。

ロースはかなり薄切りで、すき焼用ロースの風貌。
まあ、これはこれで短時間で、注意深くさっと焼けば
なんとかおいしくいただけました。

霜降りハラミは、ちょっとコメントは差し控えます。。
個人的な感想としては、この「霜降り」にはあまり感心できない。。。


他にビッグサイズのスープと、
? な食味の「魚沼産こしひかり」の御飯。

勘定は、瓶ビール1本と、ビアテイスト飲料1本しか
飲まなかった事もありますが、6名で8000円強でした。

手頃さと、この雰囲気が好きな方にはおすすめかもしれません。

また、オーダーを間違えなければ、高いコストパフォーマンスを
期待できるかもしれない店だと感じました。

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
2009年12月20日

くら寿司 中百舌鳥店(くらずし なかもずてん) 

分野 回転ずし
いただいた料理 4人で6000円弱
場所 大阪府堺市北区百舌鳥梅町3-46-6
URL http://www.kura-corpo.co.jp/top.html
MICHELIN2009
ZAGAT2008/09
食べログ
http://r.tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27031118/


日曜日の昼時、焼肉ランチか回転ずしか迷った末、
いつもの くら寿司 中百舌鳥店 へ4人で。

駐車場はすでにいっぱいで、3分ほど列に並び店内へ。
タッチパネルで待ち登録をし、5分ほどで案内されました。

この日は、
つぶ貝、鯛、しゃこ、甘えび、いか、ズワイ3種盛、
たこ、赤身、ぶり、えんがわ、びんとろ、いくら軍艦、
うに軍艦、かにみそ、うなぎ をシェアして1貫ずついただきました。

基本的に、私は100円寿司では、
青背魚、鮮度が落ち易い魚、オリジナル寿司、巻物などは避け、
回っている皿は取らず、いちいち注文するようにしてします。

シャリはかために炊かれており、塩、酢、甘みとも淡い印象。
全てわさび抜きで、卓上の本わさびを各自がつけるシステム。
このシステムに変わって、若干わさびの質は上がったようです。

100円寿司のジャンルでは、
東のかっぱ、西のくらといわれているほどで、
ご存知でしょうから詳細は記しません。

しかし、この くら寿司 中百舌鳥店 に限っていえば、
本社やセントラルキッチンから近い距離であり、
たねの質や、サービスも含め、100円寿司のなかでは
最高のレベルをキープしているのではないかと思っています。

この日も、なにか瑕疵を見つけてやろうと
意地悪な目線を向けていたのですが、大した事は見つからず
100円寿司のあるべきシステムに沿った出来事ばかりでした。

堺の中百舌鳥はくら寿司の創業ゆかりの地のようで、
そのことも良い影響を及ぼしているのではないでしょうか。
また、付近が同業態が林立する回転寿司銀座であることも。。

ひとり1500円弱を支払い、満腹になって店を出ました。


いつものごとく、甘味をもとめて20分ほどのドライブ。
昭和25年(1950年)創業の 御菓子司 一心堂へ。
http://www.issindo-osaka.com/

現在は、二代目と、三代目が店を切り盛りされているとのこと。

市街地からはなれた場所にもかかわらず、行列ができています。
店の前の専用駐車場に自動車をとめて、最後尾に並びました。
お目当てのいちご大福は、つぶ餡は売り切れとのことで、
白餡をいただきました。

いちごと白餡とを、やわらかな求肥で包み込んだもので、
いちごは、大福の食感や甘さとのバランスを考え、
厳選を重ねた結果、さがほのか を使っておられるとのこと。

すぐに自動車に戻っていただいたところ、
これ以上のいちご大福は考えつかないレベル。旨いです。

いちご大福のほかにも、
赤肉メロン/栗/ピオーネ/アップルマンゴー など
「旬の大福」もお勧めだそうです。

旬の大福を全部食べてみることを決心し、
大満足して家路につきました。

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
2009年12月19日

プノンペン(ぷのんぺん)

分野 ラーメン
いただいた料理 プノンペンそば  1000円
場所 大阪府堺市堺区中之町西3-2-33
URL HPあり(無断リンク禁止のため検索して見つけて下さい)
MICHELIN2009
ZAGAT2008/09
食べログ  http://r.tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27008413/


土曜日の宵の口、すっかり夜の帳が下りています。

家族を堺市民会館の大阪市大コンサートバンドの定演に
おくり届け、15年来気になっていたプノンペンへ。

阪堺線 宿院駅の近く、大通りから外れたところにある
5~6台は駐車できる専用駐車場に車を止めました。

赤い無地のテント、街場の中華屋の佇まいを感じますが、
朱色の暖簾には「プノンペン」とだけ記されています。
まるで、前提知識がない人を拒絶しているかのようです。

暖簾をくぐると客はおらず、カウンタ中央に腰掛けました。
しばらく張り出されたメニューを眺めていると、
二代目であろうご主人がメニューの説明をしてくれました。

そば無しで注文し、平皿で供されるライスや焼豚と共に
いただくこともできるようでしたが、プノンペンそば 1000円
を注文しました。

プノンペンは、
初代が小さい頃に父親と行った、堺のカンボジア料理屋台
の味を思考錯誤して再現しているとのことで、その店は
「インドシナ半島からの復員兵」が営んでいたそうです。

店主は、1人分にしては大量の野菜をはじめ、
他の具材、調味料、スープなどを大ぶりの中華なべに入れ
鬼ころし(清酒)を少々振り、ハイカロリーバーナーで炒めています。


店内には具材や、飲料水、割り箸にいたるまで、
「こだわり」について記された説明書きが掲げられており、
並々ならぬ思い入れを感じます。

しばらくすると、かなり大ぶりのどんぶりに入れられた、
野菜いっぱいのプノンペンそばが供されました。

トッピングは、全国を渡り歩いて見つけたという、
薄切豚肉(鹿児島)
杓子菜(堺)
セロリ(信州【夏】、浜松【冬】)、
にんにく(青森)
トマト(熊本県八代)

スープの基本は、鶏がら、しょうゆベースですが、
フレッシュトマトの乱切りと、にんにく、セロリ、唐辛子などにより
独特の風味付けがなされています。

麺(太陽製麺所)は、
太さ中庸の、少々縮れのストレート玉子麺。
切り刃22番で120グラムとのこと。つるつる感があり、こしは中庸。

特筆すべきは、自家栽培しているという杓子菜です。
大阪で調理しているのはここだけであろうといわれる
関西では近年幻になりつつある野菜です。

茎が長いため、水分が出にくく、歯ざわりも大変良いため
使われているとの事、中国名は体菜(ターサイ)だそうです。

味については、エスニック好き、野菜好きにはお勧め。
ただ、近年のトマトベース等の洋風スープのブームで、
強烈なオリジナリティーを有したであろう往時にくらべれば、
鮮烈さ、斬新さなどは薄れた
感があります。

20分ほどで、体の芯から温まって店をでました。

特記事項
「当店は子供さんの食べるメニューはおいてません。タカのつめ(とうがらし)が料理に入っていますので、お店の方針としましては、静かに落ち着いて食べていただいたら(せめて小学校高学年以上)と考えております。」


--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
2009年12月13日

麺工房 堺力餅 (めんこうぼう さかいちからもち)

分野 うどん
いただいた料理 名物力餅カレーうどん  1050円
場所 大阪府堺市堺区昭和通3丁43
URL http://www.chikaraen.com/
MICHELIN2009
ZAGAT2008/09
食べログ http://r.tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27018497/


日曜のお昼すぎ、イオンモール堺北花田プラウの
紀伊國屋書店で本を眺めていると、
いつの間にか正午を1時間ほども過ぎていました。

以前からチラ見していた、モール4Fにある
四川省剣門麻婆豆腐と楊州炒飯の店に向かいましたが、
混んでいて退散。待つのと混雑は好きではありません。

それならと、ここから自動車で20分あまり、
堺市の中心部から、やや南に位置する東湊にある
麺類と甘党の老舗、「麺工房 堺力餅」へ。
ここなら、昼から夜まで通しで営業されています。

創業は 大正4年(1915年) 京都の中京区三条堀川。
昭和27年(1952年)に堺に移転されたとのこと。
いわゆる「力餅」の連合会には属さない独立系です。

揉みたて、切りたて、湯がきたてをモットーに
天然素材や、その扱いにはこだわりを持たれています。
麺工房 堺力餅 
http://www.chikaraen.com/

通りから眺めると、3本ののぼりをたてて、
季節の料理を貼り出すなど、勢いや活気がうかがえます。

食品サンプルとは別に、玄関左手にショーケースがあり、
おはぎ等の御餅類も販売されています。

引き戸を開けて店に入ると、雑然とした雰囲気に関わらず、
寛いだ地元の方の、ひそやかな息遣いが伝わってきます。
また、そこかしこに、お店の「こだわり」について記した
書が掲げられており、意気込みが伝わってきます。

ここでは、名物力餅カレーうどん(1030円)を頂きました。

大ぶりのどんぶり鉢に、狐色のサクサクの揚げ餅が2つ、
あと、牛肉、刻み揚げ、刻み葱の具が配されています。

主役はサクサクでとろとろの揚げ餅で、とても美味しく、
揚げた皮が、つゆに溶けだすことを防いでくれています。

カレーつゆはたっぷりとして、とろみや辛味は中庸です。

麺は、エッジが立っていますが、太めのため目立ちません。
食感は、目が詰まっていて重く感じます。腹に溜まる感じ。
噛み始めは、ガツンとした硬さを感じるのですが、
噛み切る時のねばりや、こしは強くは感じませんでした。
鍋焼きや、うどんすきなんかにするとおいしい麺かも。。

次は、伊吹もぐさで有名な、伊吹山のよもぎを練りこんだ、
薬膳「伊吹うどん」を頂こうと決めて店を出ました。

帰り道、堺区櫛屋町にある、
「こだわりの創作パン屋 創作工房プランタン」に寄って、
極上夕張メロンパン(170円)をいただき、ほおばりながら
家路につきました。


--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
2009年12月12日

れすとらん浪花亭 (れすとらんなにわてい)

分野 洋食
いただいた料理 ランチ600円 - ライス100円 + オムライス小550円 = 1050円
場所 大阪府堺市堺区大町東2-1-7
URL なし
MICHELIN2009
ZAGAT2008/09
食べログ http://r.tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27014899/


土曜のお昼時、日は差していますが、
雲も多くみられ、少し風もあります。

昼ご飯に、自宅から自動車で15分あまり、
かつて「堺の心斎橋」といわれた山之口商店街へ。

戦前の堺では、阪堺線 宿院駅 周辺に人や物が集まり、
「電気館」など映画館も数多くあって、大いに賑わい、
なかでも、山之口商店街は目抜き通りだったとのこと。

戦後、賑わいは戻らずに、衰退の一途をたどり
今ではイベントでもない限り、人通りは閑散とし、
なかにはシャッターを閉ざしたままの商店や、
住宅専用に建替えたと思しき家屋まで見受けられます。

「れすとらん浪花亭」は、そんな山之口商店街で、
第二次世界大戦が終結した年、昭和20年(1945年)より
営業を続ける堺では最も古い老舗洋食店です。

店の間口は広くはなく、商店街の古くからの喫茶店の趣。

入口をはいると、右側に細長いオープンキッチンがあり、
シルバーエイジのご主人と、20代半ばぐらいの青年が、
真っ白なコック帽とコック服といういでたちで、
忙しく立ち働いておられます。
厨房助手と思われる女性も1名見受けられます。

サービスは、エプロン姿の若い女性3名が担当です。
奥のテーブル席に案内して頂き、ランチ(600円)を注文し、
ライスをオムライス小(550円)に代えて頂くようお願いしました。

ランチは、スモール.ハンバーグ、とんかつ、ロースハム、
キャべツ千切、レタス、トマト の定番のラインナップ。

スモール.ハンバーグは100gほどで細長い楕円形。
特徴は感じませんが、ハンバーグかくあるべしといった
ステロタイプを現出しているかのようで、旨いと感じました。

もう一方の主役の、オムライス(小)ですが、
とてもしっとりとして優しいケチャップライスに、
大きめのチキンのこま切れがアクセントになっています。
卵は薄く焼かれ、しっかりとライスを包み込んでいます。

私としては、卵をふわふわ、とろとろにして、卵の食感を
主役にするより、この方が好みで、美味しいと思いました。

ちなみに、2004年夏に惜しまれつつ閉店した、大阪 桃谷の
洋食 グリル.トミーのオムライスをちょっと思い出しました。
ちなみに、私は「れすとらん浪花亭」のオムライスのほうが、
どちらかといえば好みかも知れない。。

給仕担当のお嬢さん方は、頻繁に水を注いでくれ、
お客をよく見ています。
接客に十分人数を配しているからできることなのでしょう。

満足して店を後にしました。


帰り道、山之口商店街から境内へと続く開口(あぐち)神社へ。
堺は海に接し、交易の拠点として繁栄したこともあり、
大阪湾の出入口を守る海の神として、建立されたとのこと。
およそ1700年前!のことだそうです。


地元では、神社なのに「大寺(おおてら)さん」で通っています。
これは、行基が念仏寺、空海が宝塔を、境内に建立したことで
つけられた通称であるとのことです。

また、千利休居子が師事した武野紹鴎(たけのじょうおう)
に縁ある茶室「無礙庵(むげあん)」も擁しています。
ちなみに、千利休居子が、史料に初めて現れるのは、
開口神社の『念仏差帳日記』(天文4年(1535))とのこと。

境内には、結構参拝客がおり、多くの鳩が群れています。
ちょうど、牛から虎への大絵馬の架けかえ
も行われています。

お賽銭をあげて、安全を祈願した後、
自動車で5分ほどの、御麩司 深井屋甚兵衛 へ。

生麩饅頭(風庵)の青のりと柚子をお土産に。

御麩司 深井屋甚兵衛の創業は元禄年間(1688~1703年)。
現在は、十六代目が井戸水を使い手作りしているとのこと。
生麩饅頭と、予約すれば料理用生麩も作ってくれます。

緑の笹に包まれた、生麩饅頭 風庵(210円)は、
青のりと柚子の2種類で、生地に風味が付けられており、
しっとりとしたこし餡を包み込んでいます。

持ち帰って、蒸してからあつあつを頂きました。

そのままだと、もちもち感や、食感が強すぎるため
一手間かけてから頂くのが、私のお勧めです。
揚げたり、焼いたりしても美味しいそうです。

ちなみに、生麩饅頭を冷たいまま頂く場合は、
京都の麩嘉(ふうか)の麩饅頭(210円)がお勧めです。


--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
2009年11月28日

深清 (ふかせずし)

分野 持ち帰り鮨
いただいた料理 穴子握り 並一人前(六貫)945円
場所 大阪府堺市堺区出島町1-1-22
URL なし
MICHELIN2009
ZAGAT2008/09
食べログ http://r.tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27007227/


ちく満 (ちくま)

分野 そば
いただいた料理 蒸篭(せいろ)そば1斤 800円
場所 大阪府堺市堺区宿院町西1-1-16
URL なし
MICHELIN2009  -
ZAGAT2008/09  -
食べログ  http://r.tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27003013/

 
土曜の正午頃、買い物やら、図書館やらで大忙し。
今風ジャンク.フードですませてしまうパターンです。

そうなってなるものかと、土居川横の車道に沿った
セピアな町並みに、ひっそりと佇む「深清鮓」へ。

戦前までは穴子屋筋と呼ばれる通りがあったほど、
泉州 堺 の沖では穴子がたくさん捕れたとか。
往時より半世紀以上、旧来のたたずまいを残しつつ
持ち帰り鮨のみで営業を続けておられます。

私の亡き祖父もここの鮨を好んだとか。

古びた玄関に立って、引き戸を開け、
3,4人で一杯になってしまいそうな三和土で
注文を伝えました。

職人さんの忙しく立ち働く姿などをみながら、
待つこと約3分、プラスチック.パックに入って
包装紙にくるまれた穴子鮨を受け取りました。
この間も客は途切れることなく訪れています。

紅葉のザビエル公園で頂こうかと思いましたが、
少し肌寒く、自動車の中で包みを開きました。

シャリは、柔らかめの多めで、酢は控えめです。
くずれにくい様にでしょうか、四角めにしっかり握ってあります。

各地の良質の穴子を使うという煮穴子は、
ふわふわで、ほろりと崩れるようですが、質感に乏しい感じ。
2100円 の上握りの質感は、違っているのかもしれません。

先代が苦心してつくったといわれる「つめ」は素晴らしく、
照りがあり、甘めで濃密、かつしつこくなく切れが良い。

気になったのは冷えたタネ。仕方が無いことですが、
持ち帰ってタネを少し温め直せば、よくなるのかも。。

江戸前の穴子握りには、度々
陶然とさせられますが、
こちらの鮨も、持ち帰りとしては良いパフォーマンスだと思いました。


しかし、六貫では腹の虫が治まらず、近くの 蕎麦 ちく満へ。

創業 元禄8年(1684)という老舗。
八代将軍吉宗が生まれられた年だそうです。

宿院の交差点南西、阪堺電車「宿院駅」からすぐ、
コンクリートの要塞の如き、町工場のような建物に
まるで寄生するように入口があります。

玄関を入ると、大型の製粉機が目に止まります。
客席は座敷になっており、1階と2階があります。
1階の坪庭の池では、錦鯉がゆったりと泳いでいます。

注文して待つこと15分ほど。

銚子入りのつゆ 、空の椀(猪口ではない)、鶏卵、薬味。
続いて、白木の蒸篭が人数分重ねて運ばれてきました。
うかがうと、蕎麦は蒸してはおらず、湯通しとのこと。

中庸で少し甘めの熱いつゆに、鶏卵を割りいれて
いただきます。

敦盛(温盛)ですが手繰っても絡まず、色白で、中太。
香り、こし、歯ごたえは殆どありません。

この蕎麦は、つゆと鶏卵の味、
そしてほっこりとした温かみを食するものなのでしょう。
「だしで食わす」といわれる大阪のうどんと、どこか
似ているような気がします。

やさしい口当たりと喉ごしは、
山芋が入れられているからでしょうか?
江戸の蕎麦はこのような蕎麦だったとも伝え聞きます。

薬味は、ねぎの刻みが雑で粘りと苦味を感じます。
わさびは練ではなく生のようですが、なんだか妙な香り。
このあたりはいただけません。

熱い蕎麦湯と、和の雰囲気を味わい、
芯から温まって外に出ました。


大道筋(紀州街道)を挟んだ向かい側、
千利休居士の屋敷跡から徒歩2~3分 創業三百余年の小島屋へ。


こし餡を餅皮で包み、けしの実を均一に美しくまぶした
けし餅を購入し、これも自動車の中で摘みました。

かつて堺は南蛮貿易で栄え、様々な品が集まりました。
けしの実はこの時代にインドからもたらされたと云われ、
江戸初期には大阪、堺、和歌山で盛んに栽培されていたそうです。


けしの香りと食感。しっとりとしてこくもあるこし餡。
贅沢をいえば、けしの実の選別をもう少し厳しくできれば、
美しさ、香り共にもっと良くなるのではないかと思います。

阪堺電車軌道にそって、忙しく図書館への路を急ぎました。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

2009年11月14日

銀シャリ屋 ゲコ亭 (ぎんしゃりやげこてい)

分野 和食
いただいた料理 1人1200円弱(4人で4800円弱)
場所 大阪府堺市堺区新在家西1-1-30
URL なし
MICHELIN2010
ZAGAT2008/09
食べログ http://r.tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27003060/


土曜のお昼時、天気は良く寒さは感じません。
最近、休日は秋晴れがつづいています。

美しい青い空をスクリーンにして、
たくさんの、もくもくとした雲が
かなりのスピードで流れていきます。

昼ご飯に、自宅から自動車で15分あまり、
大阪唯一の路面電車である阪堺電車 寺地町駅近くの
「銀シャリ屋 ゲコ亭」へ。

一膳飯屋の為、予約は必要ありません。

大道筋(紀州街道)にそったトタン張りの簡素な店舗と、
もう一箇所、路地を入って斜向いの民家居ぬき店舗との、
二箇所からなっています。

白の水引き暖簾をくぐり、
トタン張りの方の店舗へお邪魔しました。

ご主人は、「飯炊き名人」といわれる村嶋さん。
その昔、酒で苦労されたそうで、下戸の為の店をという思いを抱き、昭和38年から飯炊一筋で店を守ってこられたそうです。

80才ちかくになられるというのに、早朝4時から釜戸竃
(かまどへっつい  ガス使用)につきっきりになり、
井戸水を使って、数十キロのお米を炊きあげるそうです。
その銀シャリは一杯百円。若輩としては頭が下がります。

配膳はカフェテリア方式で、トレイをもって、

・鰤刺身
・鮪刺身
・鰤かま照焼
・卵焼き
・鯛の子と小芋煮つけ、
・菜っ葉とあげと小海老の炊いたん
・漬物盛合せ  など

を頂きました。

列の最後で、おばちゃんにご飯と豚汁
(豚汁とわかめが選べる)をもらって着席しました。

食事の途中で、ご飯のお代わりを頂きました。
お代わりは、卓からお願いすれば運んでくれます。

店内も卓上も、雑然とし混雑もしているのですが、
客がいらいらしている様子はあまりうかがえません。
大阪、もとい、世界でもトップクラスに「いらち」であろう
泉州人の彼らが、何故そんなに大人しくしているのか?

答えは、高齢のご婦人の従業員の方も含めた
てきぱきとした仕事ぶりと、真摯な接客態度にあると思います。

会計も昔ながら、
卓まで来てくれてその場で済ますことができます。

店のかたの仕事ぶりと共に、食堂を見渡して特質すべきことは、
客であるご老人方の満足そうな笑顔が見られることです。
他の飲食店ではあまりお目にかかれない光景です。

この店については、
ご飯や、おかず一品ずつの味を云々しても意味はなく、
記す気持ちにもなれません。

この店の品々は「普通においしい」ものだと思います。
#それが一番難しいのかもしれませんが…

ただ、訪れた多くの方が感じていらっしゃることだと思いますが、
この空間が総体として成し得ている「何か」を感じるのです。
ご主人の「飯炊き名人」たる所以は、そこにあるのだと
わたしは解釈しています。

いつかいまのご主人は引退されるでしょうが、
「銀シャリ屋 ゲコ亭」は末永く続いてくれるように願っています。

満腹になって、店を後にしました。

帰りの道すがら、ゲコ亭の向かいに駐車場がある「かん袋」へ。
創業元徳元年(1329年)!、当代は二十七代目!!ということ。

いつもの「氷くるみ餅」(1杯¥336)を頂き、
堺に生まれた幸せをかみしめました。

その後、大道筋沿いの曽呂利 本店で「大鏡」(1つ¥221)
をお土産に。 自宅で温め直して頂きました。

四百年余りを経ても、千利休居子の恩恵は計り知れません。

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------


|新しいページ|検索|ページ一覧|RSS|@ウィキご利用ガイド | 管理者にお問合せ
|ログイン|