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スレ過去ログ

本編におけるJA

JA開発部

JAで使徒を殲滅せよ!

※ファンフィクションです。

Episode:01
第三使徒戦
(まとめたので長いです)

Episode:02


EPISODE:03


EPISODE:04


EPISODE:05


EPISODE:06


EPISODE:07


EPISODE:08

我らのJA(設定など)
注意:このあたりから職人たちのリレーが始まる。

93 :522-524:2006/02/19(日) 17:18:08 ID:???
怒号が飛交うその場所は戦場だった。
全ての手間を惜しんで作業を続ける個人の群れ。
それは軍隊のように統制された行動ではない。
特別にチームワークが整っているわけでもない。
組織として防ぎようのないこととして日本重化学工業共同体にも様々な軋轢が存在する。
部署同士がぶつかりあうことなどざらだ。
しかし、今はそれぞれがそれぞれのやるべきことを理解している。
命をかけて。
ただ自分のやるべきことを当たり前のようにやる。
機械類、道具、書類、人間、あらゆる物が散乱する壮絶な状況。
ここが戦場以外のどこだというのだろうか。

「状況はどうなっている!?」

焦りに駆られた誰かが叫んだ。
刻一刻と使徒が接近しているというプレッシャーが膨らんでいく。

「はい、それが、」

「どうした」

「その、戦略自衛隊が足止めをしているようで……」

その言葉に僅かなざわめきが起こる。

「戦自だって?」

「それは国連軍の間違いじゃないのか?」

「どういうことなんだ……畑違いだろう……」

「馬鹿!考えてないで手を動かせ!」


94 :522-524:2006/02/19(日) 17:24:42 ID:???
違和感を残しながらもその情報が伝えられていく。
情報を知ることは戦いを有利に導くことに繋がっている。
だからこそ、伝えられる。
作業をしながらも何かの希望にすがるように言葉を繋げていく。
それは戦場の中を通っていく異質な伝令だった。

――戦略自衛隊が動いた。

その意味を本当の意味で理解できたのはただ一人だった。
時田の頭に一人の顔が浮かんでいた。

「やってくれたな……」

確信する。
根拠なんてなにもない。
いったい、どういうマジックを使ったのかしらないが。
絶対に、あいつの仕業だ。
頭に浮かんだ顔が時田に向かってギャハハと笑っていた。
それは幼馴染の悪友。

「はは、はははは……本当にやってくれる!」

思わぬ援軍に心が揺さぶられる。
心の中にあった全ての迷いが消えていく。
人類は一つになれると、今だけは確信を持って言える。
あらゆる垣根を越えられるはずだと。
このことを教えてくれたあいつ。
そう、あいつに応えるためにも時田がやるべきことは見えていた。
無理だ無謀だは聞き飽きた。
できないじゃない、やるしかないんだ。


95 :522-524:2006/02/19(日) 17:27:29 ID:???





――――ジェットアローンを起動させる。







105 :***-***:2006/02/22(水) 12:08:39 ID:???
「…発動した覚えはありませんが」

「今は非常時です」

「これは…民主主義に対する重大な挑戦ですよ」

自分の息子よりも若い将官はニッコリと微笑み、言い放った

「命よりも大切な主義なんてありません、総理」

国連軍太平洋艦隊は既に浦賀水道を抜け、外房へと退避行動を開始。
陸に残る部隊も沈黙を守っている。
この國は一体、誰が護るのか、護らねばならないのか。
総理は深い溜息を付いた。

「世論は我々に同情的です」

勤勉な官房長官が事態の事後処理を促す。

「野党は私が何とかします」

老練な国会対策委員長も賛同している。
シビリアン・コントロール…この国是、禁忌を今私が破ろうとしている。
長い議員生活の中で、この様な日が来る事など想像すらしていなかった。

「時間稼ぎの為だけに、何人死ぬのかね…」

将官は一呼吸置き、真っ直ぐに総理を見つめた。

「私達は信じています、ジェット・アローンを」


106 :***-***:2006/02/22(水) 12:33:42 ID:???
「戦自が動いたらしい」

「当然です、副司令」

足元には季節外れの西瓜、無精ヒゲを撫でながら加持リョウジは続ける。

「彼らは馬鹿が付くほどの真面目ですから」

「…」

「ネルフは、どう動くおつもりですか」

「待機する他はあるまい、だが…」


107 :***-***:2006/02/22(水) 12:45:37 ID:???
戦自が足止めをしている。JAが連日徹夜で動いている。
我々は、我々ネルフは今、何をすべきなのか。

いやはや全く、つまらない話だ。
我々人類の存亡の危機と言う時に、かくも狭い世界で争う様では。
下らん、実に下らんよ加持君。

元々自分は軍人でもない、一介の学者に過ぎない身分だった。その筈だった。
それが今では副司令などと祭り上げられ、妙な責任を押し付けられる。
面倒と思いつつ、更にまた面倒を背負う、業の深い人生だな…。
冬月は自嘲気味に呟いた。

「加持君、私の判断は間違っていると思うかね」

「いえ」

「自分自身で驚いているのだよ、私の中にも、まだ正義感が残っていたのだとね」

「副司令、私は尊敬します、その御決断を」

二人の元へ、向こうから…赤木リツコが金髪を振り乱し駆けて来る。
冬月は心中密かに苦笑いした。まさに青天の霹靂だろう、彼女には。

「副司令!この辞令を取り消して下さい!!」

「君も行きたいのかね」

「まさか!」

ネルフ、日本重化学工業共同体へ協力を申し出。
第一陣として伊吹マヤ以下十数名の技術者を派遣。
今、組織を越えて連携が始まる。


108 :***-***:2006/02/22(水) 12:56:22 ID:???
「ボケちゃったのかしら、副司令」

「…」

「いやーまいっちったわね、なーんて」

「アンタはお気楽でいいわよね」

「そうでもないわ、年頃の男の子は難しいのよー意外と
 あ…拗ねてるんでしょ、マヤちゃん取られて」

「貴女のその馬鹿さ加減、嫌いじゃないわよ」

「アリガト」


109 :***-***:2006/02/22(水) 12:57:08 ID:???
「日向君」

「ハイ!」

「取り敢えず第二種戦闘配置を継続。使徒から目を離さないで」

「任せて下さい、エヴァはいつでも出せます!」

「あの子たちは?」

「仮眠中です」

「そう…襲っちゃおうかしら」

「ミサト!」

「冗談よ、冗談」

博士の頭痛の種は尽きない。





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