ヤンキー先生出演の啓発ビデオ、1万本が使用自粛に

 犯罪・非行の防止を目指して国などが実施している「社会を明るくする運動」のPR用ビデオについて、法務省が、全国の保護司会などに配布した約1万本の使用を自粛するよう関係機関に要請したことがわかった。

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 ビデオに出演している「ヤンキー先生」こと義家弘介氏(36)が今月の参院比例選に自民党から出馬することになり、「特定の政党、候補者を応援しているとの誤解を招きかねない」と判断したため。同省の予算による制作費約840万円が無駄になる可能性も出てきた。

 同省は先月25日、義家氏が参院選に立候補する意向を確認したことから、配布先に対し、投票終了までの使用自粛を要請。さらに、義家氏が当選して自民党議員になる可能性も念頭に、ビデオを回収するかどうかを検討している。

 同運動のPRビデオは、6年前の参院選でも、出演していたプロレスラー大仁田厚氏の出馬で使用自粛に追い込まれた。同省の担当者は「昨年、義家氏に出演を依頼した際に、出馬の意思がないことを確かめていたのに……」と困惑する。

 一方、義家氏は「(ビデオは)出馬を決める前に制作されたもので、今後の取り扱いは法務省にお任せする」とコメントしている。

 同省保護局によると、このビデオは非行から立ち直った経験があり、政府の教育再生会議委員も務めた義家氏が元非行少年と語り合い、更生について考える内容で、昨年9月に制作が決まった。今年3月に全国の保護観察所や保護司会(約890か所)に配布され、同運動の強調月間の今月から約5000回の上映会で使用される予定だった。

(2007年7月4日22時15分   読売新聞)

 

フライデー12/21号
ヤンキー先生「裏切りの血税800万円ビデオ」独占公開

「私は何もない人間でした___」
 ヤンキー先生の重々しい一言で、そのビデオは始まる。
タイトルは『ドキュメント 立ち直ること、支えること、出会うこと』。
法務省が作成した第57回「社会を明るくする運動」PR用ビデオである。
 過去に罪を犯した人々はどうすれば更生できるか。周囲の人間たちは
どう受け入れればいいのか。義家弘介参議院議員(36)は、そんなテーマと
対峙する。
 「(罪の)重さをずっと持ち続けながら、(社会と)かかわっていくこと。
それが今度、新しい誰かを変えてあげられる出会いになる気がしますね。」
 「誰もが一人で弱い存在。いくつになっても一人では抱えきれないものを
持ちながら、私たちは生きています。だからこそ、私は誰かを変えることの
できる、小さな力になりたいと思っています」
 義家議員は自らの生い立ちを振り返りつつ、テレビ画面の向こうから、アツい
メッセージを連発するのであった。
 だが、同運動の強化月間である7月から5000回もの上映会で流される予定
だったメッセージが、迷える人々に届くことはなかった。
”裏切り出馬”により、お蔵入りとなってしまったのである。
 法務省開示の資料によれば、ビデオ収録時期は’06年9月下旬~12月下旬頃。
 永田町で囁かれていた政界転身の噂を気にしてか、同省は義家議員に対し、
「出演依頼の前に出馬意志の確認をしました。このとき義家氏側は出馬の意思を
否定していました」(法務省保護局)
 と、問い合わせ作業をしていた。だが、ヤンキー先生は’07年6月23日、
自民党公認での参院選出馬を宣言。そのため、「特定の政党あるいは特定の候補者を応援
していると誤解を受ける可能性は否定できない」(法務省保護局更生保護振興課長)
として、件のビデオは上映禁止→回収の憂き目をみたのである。
 ビデオの配布は今年3月。839万円もの制作費はわずか3ヶ月でパーとなった。
もちろん、すべてわれわれの血税である。
「(義家議員の)事務所に対して事実確認をしたところ、『急な出馬になった』と
陳謝の連絡があった」(法務省保護局)
え?謝っただけ!?
 法務省に義家議員サイドから、「ギャラの返還・放棄、はたまた損害賠償がなされて
いるのか」を問うと、その答えは、「承知していない」(同保護局)
と、一言。まさか、センセイ、出演ギャラを”ネコババ”している!?
 資料によればビデオの出演費は総額で120万円。内訳は非公開だが、主演・義家議員に
大部分が支払われているのは間違いあるまい。
 センセイのモットーである直接対話でギャラの行方を聞くべく、取材を申し込んだが、
多忙を理由にFAX回答。
 「(ビデオの収録は義家議員の代理人と法務省側の代理店らの契約によって進められて
いるので)出演料等の返納については当然のことながら義家個人の裁量ではできません。
現在は保留という形で関係者間の内部協議がなされています」
つまり返さないってこと!?
しかも、当該代理店に確認すると、
「ギャラ返還について義家サイドと話し合っている事実はありません」
法務省の回答も同じだった。
紀藤正樹弁護士が首をかしげる。
「彼の行為が原因でビデオが回収になったのだから、義家氏は出演料どころか、全制作費
839万円の賠償請求をされるべき立場にあります。責任があると感じるのなら、
請求がなくとも支払うことは可能。
法務省の対応にも問題があります。国家予算がムダになったにもかかわらず、損害賠償請求を
していない理由がわかりません。癒着でもあるんでしょうか」
 自民党の最大派閥である町村派入りするなど、着々と長いものに巻かれるヤンキー先生。
迷える人々を捨ててまで、政治力を求める人間に”変わる”ことを、かつての恩師や
教え子は望んでいようか。


フライデー 2008年1月4日号より
「大臣陳謝 ヤンキー先生に”血税ビデオ問題”直撃」
 ヤンキー、大臣を謝らせる!
「国民に対しては大変に申し訳ない。本当にバカバカしい税金の
ムダ遣いであることを、素直に認めます」
「義家さんは出演料の返納の用意があるとの連絡が、今日、来ております」
 ヤンキー先生こと義家弘介氏の”裏切り”参議院選挙出馬で、彼が主演
した法務省PR用ビデオ『ドキュメント 立ち直ること、支えること、出会うこと』が
回収の憂き目にあい、制作費839万円(血税)がオジャンになったことは
12月21日号で報じたとおり。
 12月7日、法務委員会で民主党・河村たかし代議士がこの問題をツッコむと、
鳩山邦夫法務大臣は素直にアタマを下げるのだった。
 ここでさらに疑問。返すのは出演料だけ?
 国会答弁の直後、本誌は義家参議院議員の国会事務所にセンセイがモットーとする
「直接対話」を申し込んだ。だが、返ってきたのは前回同様、FAX一枚。
 「出演料等の返還については(中略)契約が法務省、広告代理店、ビデオ代理店
ビデオ製作会社、スケジュール管理会社を経由しているため、私の個人の裁量だけでは
出来ない」
 これでは質問の答えになっていない。
 そこで、センセイが毎週、アツく人生相談に乗っているラジオ局の前で直撃した。
 「いろいろ障害はあるけど、ムダになった制作費は、何年かかっても必ず返す!」
 とでも言うかと思いきや、Tシャツにスーツという”GTOルック”のセンセイは、
「先日、FAXしたとおり、私が勝手なことを言うと、関係者に迷惑がかかるので…」
 と動揺しながら語るのみ。返納額すなわち弁償は「出演料のみ」なのか「制作費全体」
なのか、センセイの意向を聞きたいと問うても、固く口を閉ざすばかり。
大学では法学部に通い、司法試験を目指していたというヤンキー先生のこと、本当は
「出演料の返納だけ」では済まないことをご存知なのでは?
 紀藤正樹弁護士が解説する。
「国の債権放棄は原則認められていません。したがって損害額である839万円の一部、
出演料のみの返納では問題が解決しません。仮に法務省に責任ナシという前提なら、
出馬により損害を与えた義家氏と(法務省と契約した)製作会社が、制作費839万円の
責任を負うことになります」
 もちろん、両者の”談合”による問題のウヤムヤ化が許されるハズもない。


河村たかし代議士の質問はこちらで視聴できます。

衆議院テレビhttp://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm

 12月7日 法務委員会、発言者河村たかしを選択。

http://www.shugiintv.go.jp/jp/wmpdyna.asx?deli_id=37592&media_type=wb&lang=j&spkid=256&time=01:46:40.8

河村代議士が指摘しているとおり、義家が自民党からの出馬を考えていたのはビデオ製作の前から。教育再生会議室長任命が出馬への布石であることは、簡単に辞任できたことからも伺えます。いつものヤンキーの嘘のために血税839万円がドブに捨てられたと思うと、惜しくてなりません。河村代議士には引き続きこの問題を追及していただきたいものです。


一時は、840万円を返金するのでは見られた。
しかし、調査したところ
「国に対する寄付になってしまい、公職選挙法
の違反になる。返したくても、返せない状態」
(義家氏の所属する自民党町村派幹部)
今もって、宙に浮いている状態。

(デジタル紙の爆弾 2008.3.11より引用

http://kamibaku.com/modules/weblog/details.php?blog_id=310

やっぱりまだ返してなかったのかよ!

最終更新:2008年04月07日 11:22