参考書レビュー

参考書レビュー


地学


地学を勉強する場合として考えられるのは
①文系で地学基礎・発展地学を取っている場合
②理系でセンター試験で地学を取る場合
③何かの大会(地学五輪や科学の甲子園)で地学を必要とする場合
④大学の二次試験で地学を取る場合

が挙げられる。①の場合その辺の本でどうにかなる。

②…奈良高校では理系向けの地学の授業を開講していない。(普通の学校は開講しない)したがって、地学を独学で学ぶ必要がある。つまり、参考書選びは死活問題である。
平成20年代前半まで、センター地学の難易度は低かった。そのためセンター計7割あたりが欲しい・かつ物化生に壊滅的にできない科目があれば、地学を独学で学び(といっても勉強量はそこまで要らない)8割近くを掻っ攫うこともでき、「裏技」科目となっていた。
しかし後半に入り、3年連続史上最低点を叩き出し全国平均30点台(100点満点である)をマークする難関科目となる。

しかし計算問題が少なく時間も余裕がある、本番の焦りの影響が出にくい科目なので、勉強すれば「高得点は無理ゲーだが大崩れしない」手堅い切り札となる。自分に合った参考書を吟味してほしい。

③…センター試験とはまた違う傾向の問題が多く、問われる知識量も異なるので、複数冊の本を持っておくといい。
④…③に同じ。以降③とまとめて考える。

■ COLOR LECTURE ひとりで学べる地学(清水書院)


評価 ②…★★★★★ ③…★★★★☆

その名の通り独学向けの本。本当に予備知識無しでも、この本1冊で高校地学の大まかなところは十分理解できるし、ひと昔前のセンター試験なら満点も狙える。
構成としては、見開きのうち左面に基本事項が整理され、右面に少し踏み込んだ詳しい内容がある。右下にはかなり細かい事項が「PowerUpセミナー」と題するコラムとして紹介されている。
左面だけでは知識量は足りないので、右の隅々まで活用すればセンター対策としてノルマは達成できる。(②)
ただし簡潔にまとめることを重視しているため大会向けには知識量が足りない。ただいきなり詳しすぎる本を選んでも訳が分からないので、土台固めの意味で結局有用である。(③)


■ もういちど読む数研の高校地学(数研出版)


評価 ②…★★★☆☆ ③…★★★★☆

奈高がお世話になっている教科書会社・数研出版が、社会人がもう一度高校地学の勉強を1からし直すための本。つまりこれも独学を想定して編纂されている。
数研発行の強みとして、普段使っている他の教科の教科書と書き方が似ており馴染みやすい。情報量も上の「ひとりで〜」より多いので③にも使える。
ただ教科書の弱点として、延々と続く文章でつらつらと説明していく形式を取る以上1ページあたりの情報量は乏しく、まとめられていないためちょっと何か調べたい時には不便。

■ 地学の資料集 (先生に言えば独学勢も学校を介して購入可)


評価 ②…★★☆☆☆ ③…★★★★★

情報量・個々の項目の見やすさは3冊の中で一番。地学五輪レベルとなると上の2冊に載ってない知識を要することもあるが、上の2冊がとりこぼしている内容もたいていは最後の砦としてしっかり記してある。
ただ、どれがセンターにも出るような最重要事項でどれが大会ガチ勢にしか縁の無い内容なのかが地学初心者には全く区別が付かないため、センターで使うだけという人は、近年の無理ゲー問題で満点でも狙わない限り不要。
逆に③に当てはまる人は、基礎事項が身について知識や考え方を深める段階に入ったらぜひ使いたい。


まとめ


「ひとりで〜」で基本事項をなんとなく理解し「もういちど〜」の丁寧な文章で定着させたあと資料集に入るのが、この3冊で最高レベルにまで地学の力をつけるリレーである。

問題演習だが、市販のものを使うよりセンターや大学の過去問、進路室にある模試の過去問を使う方がいい。ただし年によって難易度がばらつくので、取り組む前に平均点をチェックすること。
あと、地学五輪のホームページに行けば過去の国内大会の過去問がある。予選の問題は十分演習に使える。解答のみで解説が無いが、なぜその解答になるかを必死で調べるとどんどん力が付くはず。


英語


■文法

基礎からの新総合英語(数研出版)

総合評価 ★★★☆☆
特別評判がいいわけでもないが普通に問題のない文法書であり、入学時に買わされ、
授業で使い続けるので文法の辞書としてはこれを一冊もっておけばよい。
(平成22年度入学生は「Best Avenue」を買わされました。)
英語に関する話での「チャート」とはこれのこと。

山口英文法講義の実況中継

総合評価★★★★☆
基本理解には良い。
高2位にはやっておくべき。
このあとにしっかりと演習をつめば
点数も上がる。

英文法レベル別問題集1~6 (東進ブックス)

総合評価★★★★☆
東進の英文法シリーズ。
奈高生はやるとしたら4.5.6くらいでしょう。
だが普通に即ゼミやネクステくらいで十分だと思ったので1つ減点にした。

即戦ゼミ3 大学入試英語頻出問題総演習(桐原書店)

総合評価 ★★★☆☆
さまざまな文法問題がランダムに並んでいる。
この本を仕上げれば文法や語法に関してはかなり強くなる。
ただ英語がダメダメな人は注意。
文法の大まかな体系が掴めていない人が問題をただ丸暗記していってもその事柄が文法の中の
どういった位置にあるものなのかが理解できないので、断片的な知識にしかならない。
つまり、「比較の基本的な構文だな」とか「これは細かい語法だな」というような感覚が持てないといけない。
そういう人は「時制」「分詞」というように問題が項目ごとに分かれている参考書からやろう。
また、かなりのボリュームなので、こればかりに時間を費やしすぎることにならないよう注意。

英文法・語法正誤問題―スーパー講義 (河合塾SERIES)

やっている奴がいた。
駿台にいっている奴だったが英語がかなりできて
これを結構高2くらいにやっていた。
センタープレだったかで190位とっていたはず。
駿台センター模試でも冊子掲載されるほどだった。
そいつの勧められたのがこれ。
なかなか対策しにくいと感じている人も多いと思うので
やってみるのも吉。

大学入試英文法ハイパートレーニング

総合評価★★★☆☆
買っている奴がいたが見たがイマイチだとおもった。
ネクステをすすめる。

NextStage (桐原書店)

総合評価★★★★★
Part1~3くらいをしっかりやればよい。
これで十分に力がつく。
しっかりと覚え込むこと。
文法書をしっかり見て理解に努めよう。
(↑夏季休業中の心得的ww)


■英文解釈・読解

スプリーム英語構文109(数研出版)

総合評価 ★★★☆☆
学校で買わされる。一つの事項に対しての練習問題の量が多い。
一周目は1の問題、二周目は2の問題、三周目は3の問題というように使えば定着がよくなると思うのだが
学校の課題ではまとめて出されるため、その範囲の課題を終えても次の課題ばかりにあくせくして、
やったことの復習が不十分になりやすい。
せっかくの努力を無駄にしないためにもちょくちょく復習しなければいけない。
(まあこれに限った話ではないが。)
200近くある例文は多く感じるかもしれないがすべて重要構文なので覚えるべき。
ただ、無理に覚えようとするのではなく、何回も読み返すことで自然に覚えるようにする。

大岩のいちばんはじめの英語長文(東進ブックス)

総合評価★★★★☆
その名の通り一番初めの英語長文です。
最初にやると英語の読み方が分ります。
でも文法をしっかりマスターしてからにしましょう。
ディスコースマーカーに着目とかはしっかり徹底しましょう。

英語長文読解の王道 パラグラフリーディングのストラテジー (河合塾SERIES)

総合評価★★★☆☆
高39月くらいから12月くらいにやっているやつを数人見た。
内容や評判はそれほどでもない。
店でちらっと見てみるだけでもいいと思う。

基礎入試英語長文―分析と攻略 (ダイアグラム)

総合評価★★★★☆
参考書の評判としては良かったらしいが普通。
内容を見るだけでもしてみればいいのでは?

情報構造で読む英語長文 (代々木ゼミナール)

総合評価★★★☆☆
あの西きょうじの参考書の一角。
上にあげたものと同様の参考書類。
ポレポレが出来れば必要ないと思います。

出題形式別英文読解論理と解法 (代々木ゼミナール)

総合評価★★★☆☆
富田という人の参考書。
やっているやつは少数。
それほど悪くはないらしい。

基礎英文問題精講(旺文社)

総合評価 ★★★★☆
5~10行ほどの問題文に重要な文法事項の解説が1~3項目程度ついている。
レベル的には早ければ1年後半、遅くとも3年の1学期までには終わらせておくべき。
第1章の構文編、第2章の文脈編の60の問題文をやるだけでも十分やる意味はある。
それ以外の練習問題や第3章の応用問題編は余裕がなければやらなくてもかまわない。
スプリームよりいいと思うのは
■重要単語がすぐ下に掲載されていてチェックしやすい
■「研究」という、間違いやすいポイントや訳し方のポイントの解説がある
という点。定期テストや課題をきちんとこなすつもりならばスプリームで頑張れば良いと思う。

ポレポレ英文読解プロセス50 (代々木ライブラリー)

総合評価★★★★★
分かりやすい。
奈高でもやっている人をよく見かけました。
これくらいをやれば大体自信がつくはず。
上を目指したい人は英文読解の透視図(下記参照)をするといいと思う。

英文解釈の技術100 新装改訂版 (桐原書店)

総合評価★★★★☆
やっているやつがいた。
すぐに放置していたが悪くはないと思う。
ただ基礎英文問題精講のほうが上手だとは思う。
どっちもするというよりはしっかり1冊を仕上げるべきだと思う。

英語長文問題精講(旺文社)

総合評価 ★★★★☆
前期・中期・後期それぞれ20文ずつという構成で、文章の数が多い。
とりあえず量をこなしたい人向け。
夏休みなどを利用して2周ほどガッツリ解くのもよいだろう。自信がつく筈。
難易度の幅は広め。
現在の一般的な大学入試の長文問題に比べると、1つ1つの文章の長さは長文というほどではない。
また問題に関しては、和訳・内容説明より単語穴埋めや発音問題のような記号問題が多い。
「英文標準問題精講」とは全く別の物。表紙が似ているが買い間違えないように。

抽象的な文章が多いので練習には向いている。
文法的なことはほぼしっかり分かっていることが前提。

英文読解の透視図(研究社)

総合評価 ★★★★★
問題集ではなく、いわゆる解釈本。
比較・倒置・挿入など受験生にありがちな誤読・誤訳ポイントが紹介され、丁寧に解説されている。
大学受験板での評価も高い。
「基礎英文問題精講(旺文社)」「ポレポレ英文読解プロセス50(代々木ライブラリー)」あたりを終えた人がやるべき。
これをやってしまえば過去問レベルの問題演習をやっていったらいいと思う。


■英作文

大矢英作文 講義の実況中継(語学春秋社)

総合評価 ★★★★★
英作文の最高の入門書。
理解しやすさに関してはさすがの実況中継シリーズで、かつダラダラしていないのがいい。
どんな書き方をすればミスしにくいのか、どの表現がどの場面に適しているのかということが分かりやすく整理されている。

英作文のトレーニング 実践編(Z会)

総合評価 ★★★★★
毎年合格者からの評価が高い一冊。
ただし、これの基礎編は微妙。

大学入試 最難関大への英作文(桐原書店)

総合評価 ★★★★★
第一章は2,3行の問題を例にあげて、書き方の方針のような大きなことから、
単語レベルの適不適といった細かいことまで解説している。
第二章は京大阪大向け特講。
第三章は自由英作文。要約英作文と自由英作文。
大矢氏自身が実況中継の次の段階のものとして意識して書いているようなので
実況中継からのつながりが非常によい。

ドラゴン・イングリッシュ~基本英文100~(講談社)

総合評価★★★☆☆
「ドラゴン桜」をモチーフに、駿台講師の竹岡広信氏が書いている。
問題はクイズ的な出題なので、参考書というより読み物に近い。
難しい単語の暗記よりも簡単な単語と文法を生かした英作文のコツを述べている。それが難しい。
最後にまとめてあるのは例文のみなので、100項目全て頭に入れるのは時間がかかりそうだ。
でも書き方が分かりやすいので☆三つ。

『京大』英作文のすべて(研究社)

総合評価★★☆☆☆
京大の問題を見れるということでは星3つくらいだがそれだけなら25ヵ年でできる。
解説は本人の趣味みたいなもんだと思う。
少し見ただけなのだが大局という日本語に"en masse"
という英訳?を当てていた。こんな単語は普通の高校生、いや大学生でも思いつかないだろうし
これを自信を持って使えるなんて人は一握りもいないであろう。
素直に上にあげられている参考書をやるべきだと思う。
表紙と著者の名前がカッコイイという点で星2つ。

■単語帳、熟語帳


単語帳に関しては合う、合わないが出やすいと思うので評価は目安程度に…。

速読英単語(Z会)

総合評価 ★★★★☆
長文中に出てきた単語、それに関連する単語を覚えるという形式。
単語のページの構成には特別変わったところはないが、
必然的に同じ長文を繰り返し読むということで、長文に対する抵抗感がなくなることが大きい。
入門編、必修編、上級編、とあるが、まさに必修が必修レベルで、どの大学を受けるにしろ
ここまではやっておくべき、というライン。

システム英単語(駿台文庫)

総合評価 ★★★★★
コロケーション重視の簡潔な例文(というかフレーズ)が特徴。
BasicとVer.2があるが、Ver.2でも標準レベルで全部知っておくべき単語ばかり。
Basicのジャンル分けされているところや、Ver.2の多義語の部分などはスッキリ整理されていて良い。
ただ、宣伝文句が直接印刷されたカバーはとてもつけておく気にはなれない。

英単語ターゲット1900(旺文社)

総合評価 ★★☆☆☆
良くも悪くも古典的単語帳。
見出し語は動詞、形容詞、名詞に限られている。
はっきりと示されているわけではないが、似た意味、同じジャンルの単語が並んでいる。
基本単語、重要単語、難単語と分けられているが最終的には全て覚えるべき。

DUO 3.0 (ICP)

総合評価★★★★★
社会人にも愛される単語&熟語帳。
僕のクラスの英語が苦手な人で夏休みこれやって
秋の模試でセンター英語200点とってる人が使っていました。
一般的な単語帳では1単語毎に例文が用意されているのに対して、
この本では、1572単語と997熟語を重複無しで560の例文に纏めるという、
割と凄いテクニックが用いられている。
語義欄が充実しているのが特徴。
カバーデザインもおすすめ。
SECTION44のジェニファーに戦慄を覚える。

もえたん(三才ブックス)

総合評価 ★★☆☆☆
単語帳にもかかわらずアニメ化までされた、ある意味有名な単語帳。
萌え要素ばかりが強調されがちだが、むしろこの単語帳の魅力は例文のおもしろさにある。
文の意味を正しく理解するためには英語以外の知識も必要とされるが、
この単語帳を手にとろうとする人はおそらく問題ない。
見出し語433語、派生語含めて1255語と数は少なく、受験対策的な意味ではたいしたことが
ないが、全ページフルカラーでイラストが豊富であり、おもしろい例文で楽しみながら
勉強できるという親しみやすさやネタ度に関しては他に類をみないクオリティの高さである。

英熟語フォーミュラ1000 (東進ブックス)

総合評価★★★☆☆
安河内 哲也のシリーズでおなじみ。
それほどよくない。
他の物を勧める。

英熟語Always1001 (河合塾SERIES)

総合評価★★★★★
あまりみかけないAlways1001。
だが慶應経済受かったやつが使っていた。
見た感じはシンプルでつかいやすげ。
熟語がカバーできないやつが多くいるのでやるべき。

速読英熟語 (Z会出版)

総合評価★★★★☆
う~ん。読むのにはいいんだろうが。
僕なら普通にAlways1001をおすすめします。

数学

チャート式 改訂版 基礎からの数学ⅠA~ⅢC(数研出版)

総合評価 ★★★★★
青チャート。はじめから終わりまでお世話になるもの。
いわゆる、辞書式問題集の代表である。
問題の網羅性は高いが、解説は結構シンプルなので、基礎知識は必須。
欠点をあげるとすれば、重い。

大学への数学 1対1対応の演習 シリーズ(東京出版)

総合評価 ★★★★★
とにかく問題に対する考え方や、定石についての説明が詳しい。
こういうタイプの問題だからこう考えて解くとか、こうするとかいうふうに書かれていて、
非常にわかり易い。チャートなどよりも丁寧に問題に対する考え方が書かれている印象を受ける。
例題と上記の解説を一通りしっかり理解するだけでも相当な実力がつくと思う。
とにかくおすすめの一冊。(特に数学Ⅱは個人的によかった。)

数学ⅠA標準問題精講(旺文社)

総合評価 ★★★★★
あまり有名ではないが、良書。
チャート式や1対1演習など、他の網羅系問題集が肌に合わない人は、迷わずこちらをするべき。
例題の解説である「精講」が、非常に丁寧で分かり易い。
整数問題は少なめだが、場合の数・確率が充実している。
同シリーズ中では最も簡単で、基礎レベルの問題も含むので、文系の人にもお勧め。

数学ⅡB標準問題精講(旺文社)

総合評価 ★★★★☆
上と同シリーズだが、著者が異なる。
分量は多いが、ⅡBの範囲の広さゆえ仕方がない。
複素数、数列の範囲はかなりの難問も含むが、全体的な難易度は標準レベルで適正。
解説がやや分かり辛い部分があるが、それでもこなす価値はある。
理解出来ない演習問題があれば、先生に質問に行くべき。


現代文

基本テクニックさえ覚えればおのずと答えが見えるのがセンター国語。
問題集を買うとしても、あまり手を出しすぎるとかえって混乱してしまうだろう。
二次国語に関しては、過去問を先生と一対一で突き詰めるのが得策である。

現代文キーワード読解(Z会出版)

総合評価★★★☆☆
近代以後と近代以前の対比の文章でよく用いられる単語を中心に、
単語の意味を背景知識とともに解説してくれる。
広辞苑などでは小難しく書かれていることも、これを見ればよくわかる。
しかし、僕の個人的な見解では、この本に載っているようなことを扱う入試問題は
下火になりつつあるように思える。

入試現代文へのアクセス(河合出版)

総合評価★★★★☆
問題および語彙のの解説が非常にわかりやすい。
問題文を読んでいる際の考え方を示してくれている。
国語が必要なすべての人向け。
この続きの「発展編」も存在する。
「発展編」も終えた人は下記の「現代文と格闘する」をすればよいだろう。

現代文と格闘する(河合出版)

総合評価 ★★★★☆
値段の割に解説が非常に濃い。1冊やり遂げればかなり地力が上がる。
筆者は設問を解くこと以上に意味段落ごとの要点整理を強く推奨している。
取りかかる前に必ず前書きで取り組み方を確認するように。
問題量をこなしたい人・センターのみの人にはオススメできない。

出口の現代文レベル別問題集(東進ブックス)

総合評価★★☆☆☆
レベルは1~6まで存在する。
解説が非常に簡潔。
そのため、自分では正解だと思った選択肢も、解説では「ありえない」の一言で
一刀両断されろこともしばしばある。
僕は、レベル4で筆者と完全に意見が合わなくなった。

古文

基本的には文法書で基礎を頭に詰め込み、学校配布の単語帳をこなせばセンターも二次も対応できるはずだ。
参考書を通して一文精読と幅広い情報収集のバランスを習得しよう。

実践トレーニング 古文単語600(中央図書)

総合評価 ★★★☆☆
学校で買わされる単語帳。
筆者ヤマちゃんのうさんくささには定評があるが、網羅性は高い。
これで二次古文用単語はかなりカバーできる。
文法・問題演習・古典常識と並行して進めていくとよい。
品詞別&50音順で並んでいるため関連する単語とのつながりが見えず、
意味が無駄に細かいニュアンスでいくつも書かれているので覚えやすいとはいい難い。
※ヤマちゃん本人が「やらなくてよい」と発言した、との情報あり。

古文単語FORMULA 600(東進ブックス)

総合評価 ★★★★★
同じ600なら上の物よりもこちらの方が断然良い。
ゴロゴでも良いが、似たゴロなどで混乱する人は、これを使おう。
例文は「枕草子」「源氏物語」などの、有名な文が多く頭に入り易い。
他にも漢字表記など、記憶を助ける要素は多い。
センターのみの人でも、ほぼ全ての単語は暗記するべき。

得点奪取 古文 記述対策(河合出版)

総合評価★★★★★
前半に解き方・考え方が解説されている。
その前半部の解説では、実際の誰かの答案の添削例も載せられているので、非常にわかりやすい。
ただ、京大理系志望には必要ないかも。僕はやったが。

古文上達 読解と演習56(Z会出版)

総合評価★★★★☆
古文に少しでも興味がある人にはとても面白い一冊。
特に、コラム的役割を果たす、「ズームアップ」や「一行ノート」は、興味深くおもしろい。
もちろん解説も的を射ていて、わかりやすい。
文法からしっかりとやりたい人は、同書名の基礎編をお勧めする。

漢文

センターは漢文必携で事足りるだろうが、二次は違う。
京阪神を狙うなら、漢文必携だけでは単語力不足で泣くことになるぞ!

漢文 早覚え速答法(学研)

総合評価 ★★★★☆
とにかく「試験に出ることだけ」にこだわった本。
覚えるべきことをとことんしぼりこんでいて、この本に凝縮された
ごくわずかなことを覚えるだけで飛躍的に点が稼げるようになる。
もちろんこれをやれば完璧!というわけではないが、
漢文の参考書では最小の努力で最大の効果が出る本だと思う。
↑個人的にはちょっと内容が足りなさ過ぎると思う。

センター漢文解法マニュアル(ブックマン)

総合評価 ★★★★★
第一部では知識のインプット、第二部ではセンターならではの解法について解説している。
第一部は句形、重要語句・漢字、漢詩の決まりなど幅広い内容の頻出ポイントを整理。
実際センターで出た問題を例題として扱うが、知識だけで解ける問題がいかに多くあるかが分かる。
第二部は問題を解くときの着眼点を「8つのモノサシ」として軸に置き、実践的にどう解いていくかを解説している。
この本にはセンター漢文に関して必要なことは載っており、無駄なことは載っていない。
あとは過去問、予想問で練習するだけ。

物理

橋元の物理をはじめからていねいに―大学受験物理 (力学)(熱・波動・電磁気) (東進ブックス)

総合評価 ★★★★★
これはかなりお勧め。
初心者向けだが、ハッシー君が教科書よりずっと分かり易く教えてくれる。
但し、“力のモーメント”“万有引力”などは、何故か取り扱っていないので注意。
問題をイメージで解き易くなるので、問題演習を始める前に読み通しておくと良い。
ただ、物理が得意な人は、教科書のようなじっくり考えて自分で理解しなければならない本の方が向いている。
「物理はイメージだ!」

物理化学についてのレビューがないので以下は僕が書きます。
自分は物理化学以外は数学くらいしかできなかったのですが
無事合格できたのですがやはり勝因は物理化学にあったと思います。
奈高の皆さんは物理化学を極めてしまってください。
自分は下のものを中心に勉強して高3全党記述で偏差値82.6くらいだったと思います。
国語は50切ってましたが…。
こういうことにならないようして下さいね。
ただ英語とのバランスも考えて下さい。

物理のエッセンス 新課程対応 (河合塾SERIES)

総合評価 ★★★★☆
高2くらいでやるべき。
基礎的なのでしっかりおさえること。

名問の森物理 (電磁気・熱・原子)(力学・波動) (河合塾SERIES)

総合評価 ★★★★★
名問の森シリーズです。
これくらいやっておけば最難関以外大丈夫。
まあたぶん皆さんやっていると思います。

物理理論物理の道標 (河合塾SERIES)

総合評価★★★★☆
かなりいいですがちょっと大学入試レベルを超えている知識もあります。
極めるなら必要ですが。
一応僕は高3夏にやりました。

難問題の系統とその解き方物理I・II―新課程 (ニュートンプレス)

総合評価 ★★★★★
京大、東大で稼ぎたいと思う人だけ。
頭が沸くくらい難しい。
でもそれを越えれば自信を持って得意教科と呼べる。
京大ではいらないとかいわれたりするけどやっておくべき。
苦手な人は手を出すべきでない。

化学


誰も化学のレビューをしていないので僕が書きたいと思います。
他の教科には格が違う位の量がありますがそれは僕が化学だけに
かけていたからです。
おかげで国語は悲惨でしたが(笑)
一応合格できましたが全党記述偏差値90.4まで極めた?化学のおかげです。
物理化学は得意だと相当有利になりますので頑張ってください。
ですが僕みたいな事にもならないようにバランスを考えて下さいね。

岡野の化学をはじめからていねいに―大学受験化学 (東進ブックス)

総合評価★★★★☆
初心者におすすめ。
高2くらいまでに読みとおすべきです。

新出題傾向対応版 大宮理の 化学が面白いほどわかる本(中経出版)

総合評価★★★★☆
全般的にこのシリーズは良いものが多い。
全て買って構わない。
ただこれだけでできるようにはならないので注意。
高2くらいまでにやっておきたい。
本質が理解できる。

重要問題集

総合評価★★★★☆
一応学校傍用レベルなので気をつけるべきです。
僕は2周しました。
とりあえず慣れですね。
高2くらいまでにやりましょう。

有機化学演習

総合評価★★★★☆
1周しかしなかったのですがかなりいい問題集でした。
高3夏くらいまででしょうか。
結構難しいですよ。

化学I・II標準問題精講 (旺文社)

総合評価 ★★★★★
これはおすすめ。
これをやって偏差値が20はアップしました。
中級から上級へのかけはしだと思う。
高3春から夏にかけてがおすすめ。

特別講義精選化学IB・II問題演習(応用編)

総合評価★★★★★
かなり難しい。
ただそれだけ。
僕は高3春くらいにやりました。
てこずる問題が多かったです。

化学I・IIの新研究

総合評価 ★★★★★
これは参考書として持っておくべき。
これの演習番の新演習のほうも持っておくべきだと思います。
時期的には高3の夏くらいにやるのが吉。

新理系の化学問題100選 (駿台受験シリーズ)

総合評価 ★★★★★
ここまではさすがにやれとは言わない。
余裕のある人向け。
高3 2月くらいからでも間に合うかも。
得意科目にするにはやるべきです。


世界史

参考書に手を出す前に!
学校の授業プリントは十分に理解しているか?授業プリントに欠けているものはなにか?
それを熟考して選んでほしい。

改訂版 詳説世界史(山川出版)

総合評価 ★★★☆☆
教科書。どの教科も教科書というのはたいてい役に立たないものだが日本史と世界史は別。
センターはほぼ100%、京大の7割はここに書いてあることから出る。
ただダラダラと書かれていて整理して覚えられないので、実際暗記する際はサブノートなりプリントなりを利用する。

青木 世界史B講義の実況中継(語学春秋社)

総合評価 ★★★☆☆
全五巻(五巻目は文化史)。 二次、私大向き。
出来事の背景、因果関係、制度の詳細など教科書では分かりにくい部分まで詳しく解説されている。
国立ではいらないような細かい事項まで書いてあるが、その辺は教科書と比較して
要らなさそうだったら無理に覚えなくていい。
講義形式なので「これはひどい事件」「この人はかっこいい」というような著者の感情、意見が
含まれた内容になっているが、これは結構イメージができていい。
著者は中国近代史の「長征」についての講義をするためだけに教鞭を執っている。
流れ、つながりを押さえるのには向いているが、重要なことも細かいことも入り混じっていて
情報がバラバラなので、結局他のまとめ的参考書や資料集などで確認していく。

日本史

前田の日本文化史一問一答

総合評価★★★★☆
ほとんど知られていないが文化史が甘いとこまるのでやっておこう。
文化史は覚えるしかない。
頑張ろう。

金谷俊一郎のセンターはこれだけ!日本史B

総合評価★★★★☆
ここを見ている人はセンターだけの対策をしている人ではないと思うので
(よく分からないけど)センターならこれでだいたい大枠はいけるけど
2次くらいになるときついのでもう少し突っ込んだ勉強をしよう。

解決!センター・日本史

総合評価★★★★★
コストパフォーマンスというか時間対効果は高いと思う。
でも9割はきついかなという程度。
85くらいで停滞する可能性あり。
やってみるにはいいと思う。

超速シリーズ

総合評価★★★★☆
流れを掴むのに最適。
ただ細かいことは教科書を参考にしよう。

地理

学校の授業計画では明らかに演習不足になるので、早め早めの準備を始めよう。

山岡の地理B教室(東進ブックス)


総合評価★★★★☆
講義形式の参考書。PARTⅠ/Ⅱの2冊がある。
各講「授業」と、そのまとめである「テキスト」から成る。
読み始めた頃は、センターの実問題との関連性が分かりにくいが、
きちんとテキスト部分まで読み込むと、センターレベルの事は大概載っている。
しかし飽くまで入門書なので、問題集・過去問で演習を重ねよう。

政治・経済

蔭山克秀の政治・経済が面白いほどわかる本(中経出版)

総合評価★★★★☆
講義形式の参考書。
細かなことまで書いており、政経に関することは大体わかる。
奈高でもちょこちょこ使ってる人を見かけた。
しかし、この手の参考書にあてはまるように、分厚いので読むのはしんどい。
また、2012年度よりセンター試験において新たに「倫理・政経」という科目ができた上、
大概の国公立大学は、センターを公民で受験する場合、
この「倫理・経済」を受けなければならず、この一冊だけではどうしようもないのが残念。

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最終更新:2016年03月26日 19:29
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