F式とは
- F式とは、「相手のガードモーションを利用した見えない中段」のことである。
- 中段と下段で「見えない二択」をかけられるため、崩しとしては非常に強力。
解説
理論解説
- 大きめのジャンプ攻撃(中段)をガードさせると、大きな立ちガード硬直が発生する。
この立ちガード硬直中は、
「当たり判定は立ちのままに固定されているが、内部的にガード方向は上下に分かれている」
という特殊な状態になる。
なので、J攻撃を低めに当てる→着地→即ロケッティア(昇りJ攻撃)をすると、立ちガードで硬直している相手にジャンプ攻撃を重ねられる。- つまり、「中段→中段or下段」の崩しが成立する。
- この2択は「大きなダメージには繋がりにくいが、ファジーガードで防ぎづらい」という特性を持つ。
下段に関してはコンボに繋がるが、中段は繋がらない。
(登りジャンプ攻撃の中段なので、ヒット後に追撃が出来ない)
F式レシピ
- いずれも、始動のJ攻撃は可能な限り低めの位置でガードさせること。
- ヒットしていた場合も大抵はそのまま連続技として成立するが、万が一しゃがまれていると昇りJ攻撃が空振る。
できればヒット時は反応して通常の連続技に切り替えたい。
アドン
- J強K>垂直J中K>弱orEXジャガーキック(>中ライジングジャガー~)
- (対の下段連続技:J強K>屈弱K>屈弱P>中ライジングジャガー~)
- ジャガーキックの後に追撃が入ると大ダメージを奪え(UC2まで入る)、ガードされてもほぼ反撃を受けない強力な連係。
- どちらのジャガーキックを使うか、またジャガキ後の追撃が可能かどうかはキャラごとに異なる。
- 実用レベルでは基本的に背の高いキャラが狙いやすい。
対応キャラ | |
弱ジャガキ(追撃可) | ダッドリー、ハカン、ジュリ(微妙に離れてないと連続ヒットしない)、ザンギエフ、バルログ |
EXジャガキ (1ヒット=追撃可) |
ダッドリー、ハカン、ジュリ、フォルテ、元、ローズ(微妙に離れてないと連続ヒットしない) |
EXジャガキ (2ヒット=追撃不可) |
ガイル、バイソン、サガット、ベガ、アベル、ルーファス、ヴァイパー、セス、剛拳、DJ、 コーディー、ガイ、アドン 、ザンギエフ、バルログ |
どちらも入らない | リュウ、ケン、春麗、E・本田、ブランカ、ダルシム、豪鬼、フェイロン、キャミィ、さくら、ダン、 剛拳、T・ホーク、いぶき、まこと |
ジュリ
- J強K>前J中P>EX疾空閃>前J強P or EX穿風車 or UC2
- J強K>前J強P
- (対の下段連続技:J強K>屈弱K>屈弱P>遠弱P>屈中K>強穿風車)
- こちらもヒット時は大ダメージ&ダウンを奪える強力な連係。ただしヒット確認ができずガードされると手痛い反撃を受ける。
- なのであらかじめ何度か下段連係を見せておき、下に意識を向けさせておくのが肝心。
- J中P>EX疾空閃は多くのキャラに入るが、実用レベルでは背の高いキャラの方がJ攻撃を当てやすく決めやすい。
- F式対応表
- 確認したキャラ
ダッドリー、セス、剛拳、元、ダン、ジュリ、アベル、ヴァイパ、サガット、ディージェイ
コーディ、ガイ、ザンギ、バルログ、ホーク、アドン、ローズ - 前Jのぼり強Pでしかできなかったキャラ
本田、さくら、ベガ、ハカン、ガイル、ルーファス、フォルテ、バイソン、フェイロン - 未確認キャラ(出来ないか、実用レベルではない猶予)
リュウ、ケン、いぶき、まこと、剛鬼、春麗、ダルシム、キャミィ、ブランカ
- 確認したキャラ
サンダー・ホーク
- J強P>前J弱P>コンドルダイブ
- (対の下段連続技:J強P>屈弱K>近弱P×2>屈中K)
- ヒット時はダウンを奪えるがガードされると多くのキャラに確反がある。
- 特にホークは上の2人に比べ下段の崩しが弱いので、普段の立ち回りから意識して下段技を振って印象付ける必要がある。
- 対応キャラ
ガイル、バイソン、バルログ、サガット、T・ホーク、アドン、ダッドリー、セス、さくら、ジュリ、
アベル、ディージェイ、コーディ-、ルーファス
バルログ
- J強K>後J強P
- (対の下段連続技:J強K>屈中K>屈中P>EXフライングバルセロナアタック>イズナドロップ)
- F式としてなら全キャラに、さらに背の高いキャラに対してはしゃがみに対し直に昇りJ強Pが入る。
- 手軽な崩しとして重宝し、また中段を意識させることでより大きなリターンを得られる下段が入れやすくなる。
- ただし多くのキャラにヒット時でも反撃を受ける。使う場合はゲージの状況などを把握しておく事。
ダルシム(番外)
- 後J5強P
- これはF式ではないが、しゃがみ状態の相手にも届くため中段として機能する。
リーチも長く、事前にJ強攻撃を挟まないぶんどこからでも狙ってくるので相手にしたら注意が必要。 - ただしヒット時でも一部の技で反撃確定。
- これはF式ではないが、しゃがみ状態の相手にも届くため中段として機能する。
セス(番外)
- 前J鷹爪脚(1段目のみ)
- これもF式ではないが、しゃがみ状態の相手にも届くため中段として機能する。
2段目はめくりになるがガード可能。下方向に強いため対空技で落とすのは難しい。
3段目は空振るがうかつに手を出そうとすると反撃技を潰されたりもする。 - 端だと三角飛びで逃げることができるため、1段目で逃げ、2段目で逃げ等されると切り返すタイミングをつかみにくい。
- ダメージ的には安く、攻めが継続できないのが難点。
- これもF式ではないが、しゃがみ状態の相手にも届くため中段として機能する。
主要な確定反撃技 ※ヒット時
バルログ | ダルシム | |
リュウ | 真空波動拳 | 強真空波動拳 |
ケン | 6中K | |
春麗 | 遠立強P | |
エドモンド・本田 | 強百裂張り手(1HIT) | EXスーパー頭突き、強鬼無双、UC1 |
ブランカ | 3強P | 強・EXバーチカルローリング |
ザンギエフ | EXバニシングフラット | |
ガイル | 6強P | |
ダルシム | 5強P | |
バイソン | 弱ダッシュストレート、クレイジーバッファロー(KKKK)、UC1(PPKK) | クレイジーバッファロー(KKKK)、UC1(PPKK) |
バルログ | 遠強P(爪あり)、遠強K | EXバルセロナアタック、UC1 |
サガット | 中タイガージェノサイド(カス当たり)、UC2 | UC2 |
ベガ | 遠強K、弱・EXダブルニープレス | UC2 |
クリムゾン・ヴァイパー | - | 強セイスモハンマー |
ルーファス | EX銀河トルネード、UC1、UC2 | |
エル・フォルテ | UC2 | |
アベル | UC2 | |
豪鬼 | 瞬獄殺、UC1 | |
さくら | 強桜咲拳 | |
ダン | - | |
ローズ | 遠立強K | |
元 | 強惨影、強蛇咬叭 | 強惨影、強蛇咬叭 |
キャミィ | UC1 | UC1 |
フェイロン | 強烈火拳(1HIT)、UC1(3HIT) | |
剛拳 | - | |
セス | 遠強K、UC1 | UC1 |
ディージェイ | 強ソバットカーニバル、UC1(カス当たり) | EXダブルローリングソバット(1HIT) |
サンダー・ホーク | 遠強K | |
ダッドリー | - | EXマシンガンブロー |
いぶき | - | EX首折り |
まこと | - | EX疾風、UC2(空中ヒット) |
アドン | 弱ライジングジャガー(1HIT)、ジャガーバリードアサルト(追加K)、UC1 | |
コーディー | EXラフィアンキック、UC2(カス当たり) | |
ガイ | EX崩山斗 | 疾駆け>影すくい |
ハカン | - | EXオイルスライディング |
ジュリ | 弱穿風車(1HIT)、中風破連刃 |
深めJ攻撃を重ねるための詐欺飛びレシピ
アドン
- 前投げ後、前ステ>J強K
ジュリ
- 風破蹴り上げ後、一瞬前歩きJ強K(受身取る場合、重なる)>近弱P空振り>垂直J強K(受身を取らない場合)
- 画面端へ前投げ後、後ステ>遠中P>J強K
- 後ろ投げ後、遠弱P空振り>J強K
- 参考(外部リンク)
サンダー・ホーク
- 中タイフーン後、前ステ>J強P
バルログ
- 詐欺飛びセットプレイからは間合いの関係で逃げJ強Pが入らない。通常の飛び込みから狙おう。