暴れとは
メリット
- 投げや地上中段技など、崩しを狙ってくる相手に決まりやすい。
- 成功すれば、相手の攻めを中断させることができる。上手くいけば、逆にこちらが攻めのターンを掴める事も。
- この行動のプレッシャーで相手に迂闊な崩しに制限をかけられる。
という風に、攻め側が有利に展開を支配する状況(いわゆる流れを支配する、主導権を握るという状況)を相手が作ることを逆手に取った戦法と言える。
デメリット
暴れに向いている技
各種昇龍拳
- 無敵があるため、相手の攻撃技を無敵時間でスカして攻撃を当てることが出来る。
- また昇龍拳はセビキャン出来るため、
「攻撃がヒットしていたらそのままコンボ、読まれてガードされてたらセビキャンバクステで仕切り直し」と言うことも出来る。
- また昇龍拳はセビキャン出来るため、
屈弱P・屈弱K
- キャラにもよるが、発生が早い通常技は「相手の攻撃が出る前に攻撃が当たる」というケースもある。
セービング効果が付いている必殺技
- EX唐草、EXCODなど。
これらは「相手の攻撃を受け止めながら攻撃出来る」ので、かなり強力な選択肢になる。
通常投げ
- 通常投げは発生3Fなので、相手が固めが甘い場合は投げることが出来たりもする。
コマンド投げ
- ザンギ、ホークのコマ投げ、UC1など。発生が早く、投げ抜け出来ないために非常に強力。
ただし、読まれて垂直Jなどをされると大きな反撃が入る。
暴れ潰しセットプレイ
- ダウン後起き攻めに暴れを一方的に潰すセットプレイ。詐欺飛びではないが、当てる位置から相手のリバーサルの暴れを一方的に潰すセットプレイ。
代表的なのはハカンのゴ式、元の前投げ→小蛇穿→忌J中Kなど。
暴れのタイミング
- 相手の攻撃or連係が「連続ガード、連続ヒットになっていない場合」を狙ってor祈って、ガード中にコマンドをとにかく素早く入力する。
(いわゆる「○○コスり」と呼ばれるもの)- 昇龍拳で暴れる場合は「昇龍こすり」と呼ばれ、コマ投げで暴れる場合は「コマ投げ暴れorこすり」と、
バックステップを入力するのは「バクステこすり」と呼ばれる。
- 昇龍拳で暴れる場合は「昇龍こすり」と呼ばれ、コマ投げで暴れる場合は「コマ投げ暴れorこすり」と、
- 相手に押さえ込まれてる状態を嫌がって攻撃を出すことが暴れなので、タイミング良くではなく、ひたすら激しく入力するのが基本。
暴れの弱点
- 攻撃側は「防御側の暴れを見越して、わざと暴れ技を潰す」という選択も出来る。
- 例:攻撃側は屈弱Pや遠弱Pなどの「ガードさせて有利Fが取れる技」で相手を固める。
攻撃側は「防御側は固めを嫌がって昇龍拳で暴れて切り返そうとする」と読み、無理に固めず、すぐガードに切り替える。
防御側は「固めを読んで」昇龍拳で暴れていたので、昇龍拳が出る。
が、攻撃側はガードを選んでいたのでガードが間に合う。
あとは、防御側の昇龍拳空振りの硬直に、攻撃側が最大コンボを叩き込む。
この一連の駆け引きを、攻撃側の視点では「釣り」(この場合は「昇龍釣り」)と呼ばれる行動である。
- 例:攻撃側は屈弱Pや遠弱Pなどの「ガードさせて有利Fが取れる技」で相手を固める。
- 対戦においては、暴れまくりも問題(行動を読まれやすい)だが、かといって、全く暴れないのも攻撃側がどんどん有利になる。
(特に初心者は「100%暴れるか、全く暴れない」という極端な判断が多い)
暴れ一辺倒ではなく、バックステップで逃げたり、遅らせグラップで凌ぐなどの、基本的な防御技術も身に着けていこう。