テルミット

別名発明者の名前から「ゴルトシュミット法」とも呼ばれる。
アルミニウムとのイオン化傾向の差が大きい酸化金属とアルミニウム粉末の比率を計算した後、その比率で混ぜて600℃前後の熱を与えることで激しい酸化還元反応と共に3000℃近くの熱が発生する反応。
とっても危険。
化学反応式は、
酸化第二鉄:2Al+Fe2O3→Al2O3+2Fe
酸化第二銅:2Al+3CuO→Al2O3+3Cu
第二次世界大戦中にその熱を利用した焼夷弾として使われた(ナパーム弾の代用品)。
なんだかんだで結構ポピュラーな実験。
でも危険。




主な用途

酸化金属(酸化銅、酸化鉄等)の還元
融点が高い金属の溶接
いろいろなものを融解又は蒸発させて気を紛らす

実験方法

1.アルミニウム粉末と反応させたい酸化金属粉末を計算して比を出し、よくかき混ぜる。
2.容器(空き缶等)に入れて、マグネシウムリボンで着火する(この際中で消えてしまうようならピンセットで摘んで落としても良い。(但しその際はすぐに避難すること))
3.ドカーン!!(いろいろと蒸発)

最近では「テルミットを人類の未来へと役立てる為に」という意味不明のスローガンのもと新たな方法を考えていく試み(笑)があり、様々な方法が発案された。以下の方法はその際に考えられたものである。

1-コンクリート板に薬包紙を敷いてテルミットを置き、その上に植木鉢をかぶせて着火する。
内部の圧力が高まるため上手くいけば火山の噴火の様になる(通称プロミネンス)。着火が上手くいっても上手くいかなくても煙が出続けるため、反応直前までワクワクドキドキの感覚が味わえる。
覗き込もうとしたら駄目。絶対。
2-空き缶に入れて着火。

最も最初に発案された方法。アルミ缶を使うと反応が非常に激しくなる。
あまりの熱に塗料が剥げる。
100gというふざけた量でやったところ、空き缶が蒸発した。

3-空きビン(オロナミンC等)に入れて着火。
酸化第二銅の場合は火炎瓶の様になった。酸化第二鉄の時は下部のガラスが融解して風船のように膨らんだ。
爆発して割れながら溶けて固まることもあったり。
最近では溶鉱炉を使用した物も。

禁断のテルミット

テルミットに塩化銅(II)粉末を配合したもの。
詳しくは禁断のテルミットの頁を参照。

リサイクルテルミット

テルミットの酸化還元反応を環境保全に活かせないかと考え、発案されたもの。
詳しくはリサイクルテルミットの頁を参照。

危険度

そりゃあ第二次世界大戦中の兵器として使われたんだから危険ですよ。ええ危険ですとも。
で、何か文句でも?(
危険なので解らなければ真似しない。

テルミット写真集(動画で撮ったので画質悪)


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