死人の誇り生者の驕り

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ツギハギは悩んでいた 彼女を悩ませているのは視線の先の……膨れたお腹 すでに妊娠6ヶ月は経過しているであろう 実際いくらポジティブな彼女でも誰とも知れない子供をお腹に宿しては悩みの一つでもする 「やっぱうかつだったかも……」 彼女はお腹に子供を宿した日を思い出して漏らした 別にその日も彼女にとってはごく普通の―普通にぶっ殺したりぶっ殺したりぶっ殺したりする―1日になるはずだった だが普段なら目にもとめないようなものが目に入ってしまったのだ 自分と殺し屋の殺し合いの巻き添えになった女性が持っていた子どもの名付け辞典、と必死にお腹の子どもを生かそうとする頭の無い死体 感傷的になったわけでなくむしろ興味本位 実際殺人にそうと指摘されるまで死体からツギハギした子宮のことなどさっぱり忘れていた 「うん、とりあえずうんでからきめよー」 それでも彼女はパープリn、もといポジティブであった ~死人の誇り生者の驕り~完

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