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売れないラノベ作家
胸焼けしすぎてゲップが出るような黒歴史と中二盛りだくさんな作風で一部のコアな層に「だけ」支持されている
元々は本もマトモに読んだこともなく文章を書くことも苦手だったが
ある時期を境に頭の中に様々な光景や文章が留まることを知らず溢れ出てくるようになる
そのイマジネーションに突き動かされるように文章を書きなぐったものが色々な紆余曲折を辿り編集者の目に留まる
世界のどこかで起きている奇想天外人外魔境な事件の光景を無意識のうちに記憶し書き記す語り部として選ばれた男
しかし彼は自分の運命を未だ知らず今日も衝動に駆られるまま作品を書き続ける