スコットランド壊滅編 二章 生まれ堕ちる影

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「さて、君は考えた事があるかね」 「何をですか?」 「この国についてだ」 暗がりの中、二人の男たちが向かい合っていた その背後には、透明な容器が二つ。その中には、幼い子供が入っている 「この国、ですか」 「そう、何故スコットランドというかわかるかね」 「スコットが多いから、ですか?」 「そう、その通り。ならば何故スコットが多いのだろう」 なるほど、考えた事もなかったが、何故スコットがこれほど多いのだろう そう考える男の前に座る、もう一人の男の口元がニヤリと歪んだ 「この国は、一人の男の所有物なのだよ」 「それは…初耳ですね」 「そう、スコットと呼ばれる男の、ね」 「なるほど、そういう事ですか」 男たちは、その顔に笑みを浮かべながらグラスを傾ける 「なるほど、通りでスコットランド粒子等という物が存在する訳だ」 「その通り」 「あの粒子は考えてみればおかしなものですからな。混血になると、スコットランドの血が  完全に相手方の血の特性や能力を殺す。あらゆる例外なく、ね」 「ただし、純血だとその力は本人次第でどこまでも高くなる。面白いだろう?」 そう言って笑う男の背後にある、容器を見ながら、もう一人の男が訪ねた 「それも、面白いものなのですか?」 「これは最高傑作の一つと言っても過言ではない」 「一つ?二つあるように見えますが」 「片方は予備だな。パーツ取りに使う程度の存在よ」 「なるほど…」 「三種の神器、剣は失われたとはいえ、その残り二つ」 「まさかそれがこの子供たちに?」 男はその問いに答えることはなかった。だが、その口から漏れた笑い声が 答えを告げているに等しい 「この国は、私の国。全ては私の所有物。全ては私が作り出したもの  さて、娘に組み込む前に試運転だ」 そう言いながら、男は一つの鏡を手に掲げる 「触媒なしでお使いになられるので?危険では?」 「問題ない。娘に組み込むより本来なら私が使う方が効果は上なのだから  さぁ、八咫鏡よ、この国をもう一つ生み出すがいい。この国の影を、な…」 クリムゾンブロウ曰く「牛座マジ乙。次出たとき死んでてもおかしくねぇ」 ブラックパイソン曰く「むしろ死んでてほしい。面白いから」 スコットランド壊滅編 二章 生まれ堕ちる影

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