Side ~Another World~

「Side ~Another World~」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

Side ~Another World~」(2009/02/24 (火) 22:14:58) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

「…ちゃん!お姉ちゃん!起きてよ、もう朝だよ」 「ん…うん。おはよ、――。良い天気だね」 『おはよう』 「あ、デスメタルおはよう」 「デスメタル、おはよー」 『ご飯を頂きにきた。和食がいい』 「…相変わらずだね、デスメタルは」 「――。アリスはパンが良い~」 「はいはい、わかったわよ。デスメタル、味噌汁温めてきて」 『断る。私はお客様』 「開け、世界の扉…。畏怖せよ。我が能力。ワンダー」 『面白い。青二才めが』 「あー!あー!ストップストップ!」 「冗談だよ、お姉ちゃん。本気で喧嘩なんてするはずないじゃない」 『底が浅いね。人生経験が薄い』 「お姉ちゃんのバーカ。バーカ」 「…」 「ちょっと、お姉ちゃん、やめて!冗談だって。ごめ、ごめん!包丁危ない、危ないよ!」 『さて、帰るか』 あの激しい戦いから4か月 世界は平和で、あんな激しくて、悲しい戦いがあったなんて、まるで嘘のよう ――。も、すっかり私たちに溶け込んで、三人で過ごす事も多くなった ――。とアリスを見た人は、少し前まで この二人が殺しあっていたなんて、誰が想像できようか ――。は、最初はぎこちなかったけど、今では私の事をアリスと同じく 姉のように、そして友達として慕ってくれる。私の数少ない大事な友達だ お日様は今日もまぶしくて、二人の笑顔も眩しくて、私はとても幸せ 十六聖天の仲間も、最初はやっぱりぎこちなかったし、彼女を危険視する声が多かった けど、そんな中、次郎や花子、シルヴィアやムー、田中のおっさんがみんなを説得してくれた 本当に感謝してる。二人の代わりに何度でもありがとうって言いたい その甲斐があってか、今では――。も十六聖天の中にすっかり溶け込んで あいかなんかと良くケンカをしている。見ていて実に微笑ましい そういえば、十大聖天は、あの後一切の活動を停止したらしい ――。はジークフリードという名の剣士の事が気になるらしく ジョンや婆さんに頻繁にその人の事を聞いている 早く、見つかるといいな 「デスメタルー!早く。もうみんな待ってるよー!」 「私にとっては初めてのお花見なんだからね。遅れたら許さなんだから!」 外から私を呼ぶ声が聞こえる あぁ、そうか。そういえば今日はみんなでお花見に行く日だった ――。に恨まれたら怖いから、急がないと それに実を言うと、私もお花見なんて、まともにするのは実は初めてだ 勝手がいまいちわからないけど、みんながいるからきっと楽しいと思う ブロウ、パイソン、私は元気にやってるよ。そっちはどうかな 多分、こんな事聞くまでもなく元気にやってるんだろうね あんまり二人を待たせるのも悪いし、そろそろ行くね そう言って、白いローブを着た少女は 豚のぬいぐるみの頭を撫ぜるとパタパタと玄関に急いで行った 季節は春。桜の花びらが、ひらひらと風に舞っていた Side~Another World~

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。