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外道1~10まとめ
裏社会で伝説級と謳われた暗殺者、中村問答が謎の死を遂げて早幾月。
問答率いる殺人公社「ダンタリオン」は問答の息子回答が引き継いでいたが、回答らの一派の
偽善的な態度に、旧体制派は不信感を募らせる。問答の懐刀と評される「三本槍」を頭に据えた
先代派と、回答ら当代派の対立という構図に至るのに時間はかからなかった。
埒の明かない抗争を終結させるべく回答が打った手は「毒を以って毒を制す」、もう一つの
外道集団である地下組織「征雄」を頼ることであった。
征雄側が用意したのは、若手ながらも戦力としては最強と黙される、翠と苓の二名。
それと、下校途中に兄達にただ付き合わされたという理由で、翠の義妹である杷羽が加わる。
当代派&征雄エージェントと先代派の抗争の中で、その抗争を技術試験として利用しようとしている
アポカリプス・ネクスターの存在を看破した征雄は、アポカリプス・ネクスター打倒のため
エージェント3名をドイツへ派遣することにした。
一方当代派らは唯でさえ少ない戦力を割くわけにはいかず、かつこれは回答自身で決着をつけねば
ならぬことと定め、遠き海の向こうでの戦いを征雄エージェントに託し、先代派との激突に備える。
だがしかし、征雄エージェントらが載る飛行機は、ラピュタの将ペガススにより堕とされる。
燃え堕ち爆裂四散する飛行機を背に、苓と杷羽は大地を目指し、翠はペガススと相見える。
ペガススに酷いトラウマを植え付け勝利した翠は、本来人であれば立ち入れないはずの、失意の刃の都
刀幻郷へ辿り着く。そこで彼は、彼が生涯で手にする二本の剣の内の一本、神剣フツノミタマと出会う。
神剣は鬼神を主と定め、一人と一本は郷を壊滅させ、失意の郷を憤怒の魔窟へと変貌させる。
一方、当代派と先代派の抗争は、ここに来て初めてトップ同士の激突を迎えることになる。
社長回答と三本槍錦織の激突。圧倒的なまでの実力の差に回答は追い詰められるが、死中に活、
受け継がれし殺の血統が僅かながらに開花し、秘儀「裏殺し」の一端を垣間見るに至る。
その様子を見た錦織は満足げに、「極めたら殺しに来い」とだけ言い残し、その場を郎党と共に去る。
父の旧知であるという海龍の背に乗りスペインへと辿り着くことになった翠とタマは、そこで
アポカリプス・ネクスターのコマンダーであるコルベッキと交戦することになる。
相手の情報を自らに蓄積する能力を持つコルベッキは翠の情報を取り込むが、その後若干発狂し翠へと
襲い掛かる。情報を取り込み「不死身」になったと豪語するコルベッキは、だがしかし翠の圧倒的なまでの
暴力に為す術なく崩れ落ちる。さらに、翠の心の琴線に触れる発言をしたことで逆鱗に触れ、細胞の
一つ一つ、魂のひとかけらまでもが死を望むに至るほどの絶望と死を与えられる。
飛行機撃墜後、苓と杷羽は密入国した中国から車でタクラマカン砂漠へと移動していたが、途中で足を失う。
人っ子一人いやしないはずの荒野で、あまりの方向音痴っぷりを発揮して偶然居合わせていた
天子教騎士団のフレアリンと出会い、天子教の助力にてイタリアはローマに向うことになる。
深夜のヴァチカン大聖堂、誰にも知られることの無い地下渓谷に忍び込んだ苓は、七頭十角の紅一点
“暴食”グラと激突する。激闘の最中、苓は禁忌の力「真化」を発動、圧倒的な力の差を見せつけ
グラを撃破する。だがその行き過ぎた力と情動は、グラの魂を汚し尽くすまで、収まることはなかった。
そして、フレアリンに見送られドイツへと向けて出発する苓と杷羽、フランスで酒を盗もうとする翠とタマ、
初めての「裏殺し」の反動で昏倒する回答を介抱する当代派、次なる血闘に備える三本槍、
着実に次代を創世するために戦力を増強するアポカリプス・ネクスター、各々の思惑が交差する。
そして、時を越え世界を越え、機械天使が光臨の時を迎えようとしていた・・・。