モスクワ大氷結

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二十年前、ヴェルガーカ・ソトルガツカヤ・ストレルカーニャ によってモスクワ市から半径100キロが消失、氷の砂漠と 化した事件。モスクワ市とその周辺住民は全滅、モスクワ議会 の招集を受けたキルリアン家前当主、アントニー・キルリアン とその妻ウルスラが死亡した。 母ウルスラの機転で、十二神具のひとつ『ゾリャーのヴェール』 に包まれたミハイル・マグダリーナ・ニコライの三兄妹は この事件で唯一の生存者となる。その際、ニコライは ヴェールの収まりきらなかった右腕を失っている。 また、この時キルリアン家所蔵の十二神器の多くが 行方不明になっている。

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