一話

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どれくらい走っただろう 徳間、楽、アルスラー…数多くの仲間が自分“達”の為に道を作ってくれた 次郎やジョン、最高戦力の一角までもが、自分“達”の為に戦ってくれている だから、絶対に負けられない。負ける訳にはいかない それくらい走っただろう 距離の問題ではない。クリムゾンブロウが、ブラックパイソンが斃れて2年 ただひたすら、自分の妹が立つ場所に走り続けていた気がする そんな追いかけっこも今日でおしまい 決意と覚悟を胸に、アリスはその場所に立った 「ジークを突破したのは誰かと思えば、貴女なの?つまらないわ」 「ワンダーワールド、アリスがあなたを止めてあげる。行くよ、シーク」 もうこれ以上、この可哀想な妹に業を背負わせるわけにはいかない これ以上、妹に不幸になってほしくない。手遅れになる前に それに必ず妹に伝えなければいけない事もある アリスはシーク・ハイドと同化し、ワンダーワールドをまっすぐに見据えた 「止める?殺すじゃなくて?本当に優しくて甘いお馬鹿さん。そんな事だから」 アリスの身体が爆ぜ、そこには数百の槍が突き刺さっていた 「こうやって無様に死んじゃうのよ」 「甘い馬鹿でもいいよ。それでも貴女を止めてみせる」 槍が貫いたのはアリスではなく、鏡。砕け散ったのはアリスではなく、鏡 鏡の破片を見たワンダーワールドは背後に立つアリスに、笑みを浮かべる 「少しは強くなったんだ?良いわ。少し遊んであげる。せめて5分は持ってね  …震えなさい。私の名はワンダーワールド」
予想していたとはいえ、ここまで抜けてきたか… 先頭を走るのは、自分を慕う少女にに酷似した少女 自分に向ってくる少女に道を譲ると、驚きの顔を浮かべる少女に 一言 「行け」 と、呟いた。その一言で我に帰った少女は、男に小さく会釈をして男の横を通り抜ける ―すれ違い様に少女を見た男は本当によく似ている。と微笑を浮かべ そして 「通すのは娘だけだ。貴様らはここで倒れてもらう」 「貴方の相手は僕がします」 必ず隙を作ります。その瞬間貴方は彼女の元へ そう仲間に伝えると、若い剣士は男に対峙した 「2年ぶりだな、小僧。腕は上がったか?今度は全力で行くぞ」 「2年前の僕と思うと酷い目にあいますよ」 「ほう、粒子を纏うほどに成長したか。あの男との戦いを思い出す  …夜が近い。一気にケリをつけさせてもらうぞ」 若い剣士の周りに舞う青く光輝く粒子を見て、男はかつてのライバルの事を思い出し 魔剣をゆっくりと構え、咆哮した 紅蓮を纏う魔剣士ジークフリード 幻獣神の守護騎士ジョン・ランスロット 二人の剣聖が剣を交える時、世界は煉獄に包まれた クリムゾンブロウ曰く「最近の電車のパイロットは意外と女多いよね」 ブラックパイソン曰く「可愛い操手見たことないけどね」

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