十六聖天外伝 ~太陽再臨の章~

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ここは東京都八王子市にある「おひさま荘」 一見普通のアパートと思いきや、2Fより上は宮殿が如く立派な建物、通称天鏡宮がそびえる異形のアパートである 1Fに住まうデスメタルは、2Fを増築し、日照時間を激減させたアリスに対して、いい加減我慢の限界がきていた (…おふとん干せない… 服が生乾き…) 天鏡宮のせいで、湿度は上昇、不快指数上昇、何一ついいことがない。決めた。文句言いにいこう 『デスメタル様、ついに起たれるのですか?』 六畳一間の深淵から、低く威厳に満ちた声が聞こえてくる 「うん、いってくるよヘヴィメタル。このままじゃダメだよね」 勇気を出して踏み出す一歩 頑張ろう私、デスメタルは力強く限界のドアを開けた (まぶしい…死ぬ) 二週間ぶりに見る太陽は彼女に厳しかった。だが負けない。取り返すのだ。おひさまを 天鏡宮の前にたち、インターホンを鳴らし五分待つ。出た、アリスだ。変声機オン。がんばれ私 ≪お前に話がある…≫ うわ、こわ。仲間とはいえ、黒ずくめで変な声でしゃべる死体使いである 最年少といわれるアリスにとって、それは恐怖との遭遇以外何物でもなかった 明らかにその眼に恐怖 「…なぁに?」 ≪ヒッヒッヒッヒッヒ…≫ 何コレ。笑ってる?怖い無理。限界。アリスの涙腺はリミットブレイクした。大声で泣きわめくアリス だがデスメタルは決して笑っている訳ではないのだ。 対人恐怖症の彼女は、アリスを前にしてマスクの裏で泣いていたのだ 二人の鳴き声は、いつまでも夕焼けに響いていたと 聖ジロウヌスの残した伝記には記録されている 十六聖天外伝 ~太陽再臨の章~ 終 クリムゾンブロウ曰く「サンダーバードって六号まであるらしいよ」 ブラックパイソン曰く「マジで」

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