金剛鉄兵機械師団外伝 ~狂う様な月の下で 中編~

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金剛鉄兵機械師団外伝 ~狂う様な月の下で 中編~」(2008/12/22 (月) 16:07:28) の最新版変更点

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ゼロの脳裏に子供の笑顔が浮かぶ それはどれくらい前のことだったろうか… ―新幹線がきます。白線の内側までお下がりください 純白に輝く、ロールアウトしたてのゼロ系新幹線が子供達の前に姿を現した          !  ? 「どーよ…!? “オメー”ら…!?」     !    ? 「うわぁ、新幹線だ!かっこE~!」 「オゥ…“新幹線”ダゾ…。」 「やっべェ!新幹線だァー!」 ゼロの有志は戦後経済成長を続ける日本人の、誇りであり、そして象徴でもあった ゼロの姿を見ようと、連日連夜大勢の日本人がゼロの前に押しかけ 握手を求める毎日だった。そんな毎日にゼロは決して悪い気がしていなかった 乗客を乗せ、乗客に愛される、そして車庫で明日を待つ そんな毎日だった だが 「オゥ…“ワカゾー”。いつまで“そうしてるつもり”だ…?」         !   ? 「気付いてた…の…?」 「“新幹線”舐メんじゃねーぞォ…?“ボク”ゥ…?」 その子供は、毎日入庫したゼロを遠くから眺めていた 毎日、ただひたすら毎日。駅では決して姿を見ることがなく、運航を終えたゼロを静かに見ていた 「“小憎ォ”テメーなんで“毎晩”こんな時間に来るんだ…?こんな“狂いそうな月”の下でよ…?」 「僕…お…なんだ…」 「“聞こえねー”な?」 「え…?」 「“聞こえねー”って言ったんだ。そんな“言葉”が“心”に“届く”と思ってんのかァ!?」 「ひっ…」 「“テメー”が“誰”なのか“デッケェ声”で言ってみろ…!?」 「ぼ…僕は飯森…飯森 椿!」 「オゥ…“言える”じゃねーか。“俺はゼロ”だ。よろしくな…?」 不器用なゼロだが、出来る限りの笑顔を作り少年に笑いかける それにつられ、少年もゼロに笑顔を向けた これが飯森 椿とゼロの出会いだった 金剛鉄兵機械師団外伝~~狂う様な月の下で~ 中編

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