十六聖天外伝 クリスマスの章 第二話


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一方その頃―

ヘヴィメタルが名前を呼んだ“その男”たちはパーティーの準備が終わり
雑談に熱が入っているのであった

「タイガー、お前は何もわかっておらぬな」
「何…だと…」
「あぁ、こいつは何もわかっちゃいねぇ。まだまだケツの青いガキだな」

最近、友である二人が気にかけている男、佐藤次郎
タイガーにとっては、何故そこまで気にかけられているのか、それが納得できなかったのである
それ故に、彼は熱がこもった口調でパイソンとブロウに喰らいついていた

「ならば聞こう!佐藤次郎と、この俺…何が違うというのだ!?」
「クス…」
「何がおかしい!答えろパイソン!」
「次郎はな…初めての秋葉原で顔色一つ変えずゲーマーズに侵入した男だ」

その時タイガーに電流走る

「馬鹿な…あのゲーマーズだぞ…」
「そう。あのゲーマーズだ。我らですら初来店の際は顔が赤くなり、挙動不審を隠しきれなかった」
「だ、だがしかし、無知な男ゆえの蛮勇という可能性も!」
「ソフマップ中古エロゲ―売り場…虎の穴成人向け同人誌売り場…メッセサンオー…」
「!?」

そのどれもが、今現在のタイガーを持ってしても、若干の動揺を払う危険地帯である

「頼まれた買い物を全て、顔色一つ変えずにきゃつはこなしたのだ」
「か…神か…?」
「わかったであろう。佐藤次郎…。きゃつは物が違う」
「そう。生まれ持ったものが違うのだ」

タイガーの中のわだかまりが消えていく。次元が違いすぎたのだ

「ちなみに…何を買いに行かせたんだ?」
「ガッツ」

完敗だ。これほどすがすがしい完敗もあるまい。タイガーは心の底から笑った
そして次郎と、一度話してみたい…そう思った
良いクリスマスになるといいな…。その場にいる三人は心の底から笑い、願った
そして、客人を連れて、夜がやってきた


十六聖天外伝~クリスマスの章 第二話~
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