自分に関わる物事であれば、万物の全てを任意にかつ最大三度まで否定できると言われる、人ならざる者。
その存在定義はこの世界のあらゆるモノとは異なっていると言われているが、その姿は謎に包まれている。
現代に復活したバビロン宮殿における、古代より蓄えられてきた莫大なる英知と業と神秘を賭けた、
後に言う「偉大なる闘争」においては、十六聖天も苦しめられた難攻不落・絶対無敵・完全無欠の力を持つ
三大虚神騎士を一人で相手にし、そして勝利を収めたと言われているのだが、その闘いを見ていたものは居ない。
その姿は人の如くにして人に非ず、悪魔の如くして悪魔に非ず、神の如くして神に非ず。
無限に生み出される刃が織り成す「轟禍剣嵐」と、この世界の理とは別の理によるものとされる秘術を
得意としているが、光速を越え、構えたときには既に対象の命は無いとされるほどの神速の抜刀は、
血よりも紅く、闇よりも暗い閃光を放つと言われている。
最終更新:2009年02月16日 18:47