Side ~Another World~


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「…ちゃん!お姉ちゃん!起きてよ、もう朝だよ」
「ん…うん。おはよ、――。良い天気だね」
『おはよう』
「あ、デスメタルおはよう」
「デスメタル、おはよー」
『ご飯を頂きにきた。和食がいい』
「…相変わらずだね、デスメタルは」
「――。アリスはパンが良い~」
「はいはい、わかったわよ。デスメタル、味噌汁温めてきて」
『断る。私はお客様』
「開け、世界の扉…。畏怖せよ。我が能力。ワンダー」
『面白い。青二才めが』
「あー!あー!ストップストップ!」
「冗談だよ、お姉ちゃん。本気で喧嘩なんてするはずないじゃない」
『底が浅いね。人生経験が薄い』
「お姉ちゃんのバーカ。バーカ」
「…」
「ちょっと、お姉ちゃん、やめて!冗談だって。ごめ、ごめん!包丁危ない、危ないよ!」
『さて、帰るか』

あの激しい戦いから4か月
世界は平和で、あんな激しくて、悲しい戦いがあったなんて、まるで嘘のよう
――。も、すっかり私たちに溶け込んで、三人で過ごす事も多くなった
――。とアリスを見た人は、少し前まで
この二人が殺しあっていたなんて、誰が想像できようか
――。は、最初はぎこちなかったけど、今では私の事をアリスと同じく
姉のように、そして友達として慕ってくれる。私の数少ない大事な友達だ
お日様は今日もまぶしくて、二人の笑顔も眩しくて、私はとても幸せ

十六聖天の仲間も、最初はやっぱりぎこちなかったし、彼女を危険視する声が多かった
けど、そんな中、次郎や花子、シルヴィアやムー、田中のおっさんがみんなを説得してくれた
本当に感謝してる。二人の代わりに何度でもありがとうって言いたい
その甲斐があってか、今では――。も十六聖天の中にすっかり溶け込んで
あいかなんかと良くケンカをしている。見ていて実に微笑ましい

そういえば、十大聖天は、あの後一切の活動を停止したらしい
――。はジークフリードという名の剣士の事が気になるらしく
ジョンや婆さんに頻繁にその人の事を聞いている
早く、見つかるといいな

「デスメタルー!早く。もうみんな待ってるよー!」
「私にとっては初めてのお花見なんだからね。遅れたら許さなんだから!」

外から私を呼ぶ声が聞こえる
あぁ、そうか。そういえば今日はみんなでお花見に行く日だった
――。に恨まれたら怖いから、急がないと
それに実を言うと、私もお花見なんて、まともにするのは実は初めてだ
勝手がいまいちわからないけど、みんながいるからきっと楽しいと思う
ブロウ、パイソン、私は元気にやってるよ。そっちはどうかな
多分、こんな事聞くまでもなく元気にやってるんだろうね
あんまり二人を待たせるのも悪いし、そろそろ行くね
そう言って、白いローブを着た少女は
豚のぬいぐるみの頭を撫ぜるとパタパタと玄関に急いで行った
季節は春。桜の花びらが、ひらひらと風に舞っていた

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