『征雄』エージェントらとアポカリプス・ネクスターとの直接対決の最中のベルリン上空に、
金色の光翼を羽ばたかせて現れた、後に「機械天使」「リアルLA」などと呼ばれる存在。
全長6m前後、総重量7t前後、最大戦闘速度はコ・パイを無視すれば極超音速すら超えるという
常軌を越えた運動性を誇る。
白を基調に赤・青・黒のアクセントを随所に施した、騎士に魔道士の意匠を盛り込んだ造形をしている。
元々別個に駆動させていたソル・オーガライド・エンジンとグラビトン・デスチャージ・ドライブを、
極効率化と特殊兵装使用を念頭に置き合一化・同調させたソル・グラマトン・システマ・ドライブと、
専属メインパイロットが何処からか持ち帰ったとされる独自改良型風精霊式魔力駆動機関である
ヘンネル・シュレイン・ルイールを組み込んだ、世界にただ一機だけの光子波動出力・重力子出力・
魔力出力のトライミックス稼動を実現している。
無駄に増強された出力を効率運用するために、光子魔力バリアフィールドを常時展開し鉄壁の防御を誇り、
フォノン・メーザー・ウィングと反重力リアクターにて大気圏内での恒常的飛行能力を得るに至る。
攻撃面は、余剰出力を機動力に全振りしたくせにアホみたいにパワーもある、高機動肉弾戦がメイン。
近距離戦では、マニピュレーターや脚部を用いた直接打突の他、右腕部にESP SEEDを応用した
専用アタッチメントを展開し接触対象を赤熱爆砕させるインパクト・レッドを用い、対象を確実に粉砕。
中距離戦では、掌からESP波動弾を打ち出したり、光子翼を巨大化させぶつけて焼くという豪快な
戦術を用いることもある。
さらには必殺武器として、ドライブ内加圧空間に形成した高重力場にありったけの光子を詰め込み砲弾を形成、
発射時のみ開放される胸部砲門及び開放時に形成されるプラズマ重力バレルで加速、発射し、対象に
命中した瞬間、対象に超新星爆発を叩き込みつつマイクロブラックホールの彼方に消し去るという
光子超重力爆砕太陽砲(ソル・グラヴィトン・ノヴァ)という現代科学を超越した武装を持つ。
また、サイドスカート代わりのウィングブレイダー二枚とアンカーユニットを連結し、光子魔力フィールドで
被った後、大回転と共に投擲、対象を分断爆砕するソル・ブレイダー・ディバイドという中距離必殺武器、
材質は明瞭でありながらも不明という矛盾の上に成り立つとされる機神剣ハルモニアを持つ。
ベルリンでの初観測以降、突如現れ、突如姿を消すことから、その所在や所属は不明。
その上、出現地域にはベルリンに初出現以降は極東地域が多いことから極東の武力組織との関係が
噂されているが、そもそもどの組織であれ現代の技術で作れるかどうかも怪しいハイレベルの技術の
塊であると容易に推測されるため、「むしろ何かの見間違いではないか」説も取りざたされている。
最終更新:2009年03月26日 23:21