十六聖天外伝 多分七話くらい


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ヒュン―。風を切る音
そして爆発。“ラビリンス”の大地を灼熱が包む
炎が少女を包み込む

―しかしそれらは

「歪み崩れる」

それらは歪められ一切ディストーションミラーには届かない
そんなやり取りが、既に5回に渡り行われていた
着弾と同時に凄まじい炎を吹き上げるそれは、確かに大地を焦がしていたが
その炎は、少女を避けるかのように歪み、、少女には届かない

そして6回目の爆発。流石にディストーションミラーは徳間の攻撃は実体弾が主体という事に気づいたらしい
徳間の姿は依然として捕捉出来てはいないが、それでも
攻撃通じない分アドバンテージはディストーションミラーにあると言ってよかった

「少し熱いだけ。やりたいことが分からない」

相手の攻撃が実弾主体であるならば、自分の勝利は揺らがない
効果のない攻撃を繰り返す徳間に、イラ立ちを覚えたディストーションミラー
そんな時であった
視界がぐにゃり、と歪んだ

「な…に…?」
(おかしい。歪ませるのは私であって、相手じゃない
 敵の本当の狙いはこの攻撃?空間操作…?もしくは魔法…?もしくは)

そこで彼女の思考は途絶えた
少女が地に伏すと同時に、少女を守っていた鏡は粉々に砕け
キラキラとした欠片が辺り一面に舞い散っていた
そんな鏡の欠片の反射に紛れ、空気のゆらぎのような物が、少女に近づく

「聞こえちゃいないだろうが、そいつは酸欠って奴だ」

空気のゆらぎが言葉を発した。そのゆらぎは青いスパークを発しながら、徐々に輪郭を成していく

「流石はリーンさん。良い出来栄えだ」

十六聖天八位、リーン・オウプンが作りだした特殊戦装備の一つ
光学迷彩プレデター。自分の姿を完全に周りと同化させる、究極のステルス
写らないものは、曲がらない

「最初に俺がお嬢を助けるために投げ込んだ、煙幕。あれが決め手だった」

徳間はアリスを助けた後、ディストーションミラーの大まかな能力の説明を受けた徳間は
アリスを助けた時の事を思い出していた
煙に視界を防がれ、自分たちを追尾出来なかった事を
煙は曲げれなかった。正確には曲げていたのかもしれないが、自分に都合のいいように曲げることは出来なかった

「案の定、お前は熱までは曲げれなかった。お前を燃やすための炎じゃねぇ
 酸素を燃やすための炎だったのさ。戦場じゃ常に空気にも気を使うもんだ。経験不足が仇になったな」

完全にステルスを解除した徳間の顔、その顔は戦う前と大きく変わり、火傷の後が見受けられた
ディストーションミラーと徳間、その中間で歪み崩れた火炎弾による火傷である
近距離で炸裂させれば、あるいは無傷で勝利出来たかも知れない
だがこの男、徳間は戦場の鬼になるには甘すぎた
故に、途中で迎撃される事を計算にいれた戦法。自分にも被害が出る変わり、相手を殺さずに済む戦法
それが故の負傷

「チッ…。これじゃますます子供に逃げられるな…」

地面に散乱した鏡に映る自分の容姿を確認すると
徳間は自重気味に呟いた

○徳間秋太郎 ×歪みの鏡のディストーションミラー


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