十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド三章前編~


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「ふふ…」
ナナエルは嬉しかった。あの冷たかった兄が、今では照れながら十六聖天の仲間の為に行動
していることが
それが何より、彼女には嬉しかったのだ
兄に言われたとおり、彼女は徳間の元に向い、彼に財布を渡す

「徳間さん。ご無沙汰しております」
「こいつはナナエルさん。私なんぞに何か御用ですか?」
「えぇ。兄が徳間さんにコレを、と」
「コレは…財布ですか?」
「ええ。次郎さんに渡してあげてほしいと」

なるほど、と徳間は思う。あの様子ではそろそろお金も尽きるだろう
この二人は任務があるから、直接手渡せない。だから自分にして欲しいという事なのだろう

「しかしナナエルさん。私は…」
「見た目が怖いし、何よりあの場の空気を壊しそうで怖い、ですか?」
「…ええ。正直私なんぞが近づいていいものか」

やはり、この人は見かけによらず優しい人なんだ。そう思いナナエルはニッコリと微笑む

ナナエルの眼は彼の本当の姿を知っているのだ。まるで父親のようにアリスを影から守って
いることも
そして、そのサングラスの向こうにある瞳が、誰よりも優しく彼女を見守っている事を

「大丈夫ですよ、徳間さん。あなたは誰よりも優しい目であの人達を。そしてアリスちゃん
を見ているじゃないですか」
「そんなあなたを、あの人達は怖がったり拒絶したりしません。さぁ、いってあげてくださ
い」
「…ありがとうございます」
「いってらっしゃい、徳間さん。がんばって~!」

徳間の姿が見えなくなるまでナナエルは手を振り応援していた。がんばれ、と
そんなナナエルの背後から、彼女の知っている人間によく似た声が聞こえる

「アハハ。クリステルに聞いたよ。ゴールデンアイはおねーちゃんなんだね」

クリムゾンブロウ曰く「バルログって初期設定だと本田の足に欲情してたんだぜ」
ブラックパイソン曰く「本名はバルログ・ファビオ・ラ・セルダって言うんだぜ」

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