ガーリィトーク&チョコレート 第四夜


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『前回までのあらすじ』
バレンタイン前日に手作りチョコを作るアリス、デス子、沙羅の三人
一方、書きあきはハラペコだった

十六聖天本部、地下食堂の奥
普段なら暗く人気の無い深夜の大厨房には現在、沸々という音と甘ったるい香りが充ち満ちていた
音の原因はズラリと並んだコンロの上、湯気を上げる三つの鍋だ
全ての鍋には湯が張られ、ステンレスのボウルが浮かんでいる
香りの原因は、ボウルの中に小山と積まれた物にある
白黒茶と揃った板チョコ、チョコスティックにチョコバー、ボタンチョコにウィスキーボンボン、果てはチョコア
イスまで、色も種類もバラバラな甘味たち
唯一の共通点は、それら全てがチョコ菓子だという事だ
「さて、後はチョコが溶けるのを待って型に流し込めば万事OKね!」
鍋の前、平らな胸を張って無意味にテンション高いのはアリスだ
「…それにしても、まさか近所のコンビニからチョコ全滅だなんて…
バレンタインって恐ろしい日です…」
「…………(ため息)」
対して、ジャンケンに負けて買い出しに行かされた後ろの二人――沙羅とデスメタルは疲労でグッタリしている
特に体力の無いデスメタルなど、調理台に伸びたローブ姿はまるで洗濯された毛布そのものだ
「うーん、そうだね
二人とも疲れてるみたいだし、チョコもまだ溶けそうに無いし…
仕方ないから、5分だけ休憩にするの」
各自、厨房から離れて思い思いの場所に散っていく三人
お互いが見えなくなると、その顔にニヤリという笑みを浮かべ厨房の次郎用チョコ鍋に視線を送る
その様子は、まるで獲物を狙う獣か思い詰めた殺人犯のようですらあった…

(第五夜に続く)
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