十六聖天外伝 田中茂の章


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「馬鹿な!俺の陽炎を突破した…ッ!?」
田中茂は忍らしくもない動揺を顔を浮かべていた
「ふがいないな…。田中ッ しょせん表の聖天ではその程度よ!くらえ!鎖聖域」
だがラピュタの涙は斎藤の鎖聖域すら音速で突き破るのだった
「いかん…ッ!このままでは、おひさま荘が…ッッ」
絶望の影が二人の顔を覆い、打つ手はないと思われた
刹那、ラピュタの涙「おひさま荘」の間に立ちはだかる影が三つ
「十六聖天、十四位。華京院華子参上!先輩方、おまたせっス!」
「十六聖天ブラックパイソン」
「およびクリムゾンブロウ見参…」
赤い着物に身を包んだ、まだ幼さの残る少女達は不敵にラピュタの涙と対峙するのであった

「花子、よせ!お前じゃ無理だッ」
田中の叫びをよそに、花子は何処に隠し持っていたのか三味線を手に持っていた
「心配症デスね~…。大丈夫ですよ。私こう見えても強いっスから。それに…」
「仲間が足元にいるから」
「だろ?」
台詞を奪われてバツが悪そうな花子は、そのまま三味線をラピュタの涙に向けて弾き始める
ウルトラショックソニックウェイブ…。音を操る十四位、音界の撫子と呼ばれた彼女の必殺技…。遮蔽物のない空で彼女の奏
でる音が、自由に舞い狂う
「パイソン」
「うむ。きゃつめ。遮蔽物のない空だと全力を出せるというわけか」
「ブロウ、巻き込まれるなよ。分子が分解されかねぬ」
「ふふ…俺たちはとんでもない後輩をもったものよ」

小気味いい、じょんがら節が大空に響き渡る…
「じゃんじゃかじゃんじゃか…じゃらぁ~んっと…ッ」
演奏が終わると同時に、ラピュタの涙は砂になって空に消えていた
「パイソンよ、俺達が出るまでもなかったようだな」
「この日本には指一本たりとも触れさせぬ」
「先輩、終わッス。アリスちゃんもデスメタルも守れましたよ~」
「…別にデスメタルのためにやったわけではないからな。忘れるな」
「素直じゃないなぁ…。あ、それより岐阜湖に泳ぎにいきませんか?」
「あ。マジで。いくいく」
「水着なくね?」
「やべぇ」
花子、ブラックパイソン、クリムゾンブロウの笑い声が大空に木霊するのだった
「…なに?ねむい…」byデスメタル

十六聖天外伝 田中茂の章 ~終~
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