十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド~ 番外編 北の勇者


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徳間の正確な射撃は、周囲を囲んでいた敵兵士を正確に射抜き
敵の包囲網に穴をあけていた

「アキタロー!」
「お嬢、お怪我は?」
「んーん。アリスは平気」
「そいつは良かった。話は後にして今はここから抜け出しましょう」
「うん!」

アリスの元気な返事を受け、徳間達は敵包囲網を突破する
逃走中に簡単なトラップをいくつか仕掛けておくのを忘れない

「けどアキタロー。どうやってアリス達の場所がわかったの?」
「…と、言われますと?」
「アリス達、たぶん空間ごと何かの干渉を受けてたはずなんだけど…ってアレ?」

そういえば、さっきまで感じていた違和感が今は一切ない。他の生物の気配もする。何だったんだろう

「私は普通に、お嬢の持ってらっしゃる発信器を便りに来ただけですよ」
「なんと、それでは機械的なものが今は使えるということですな」

ペンギンが喋った。なんということだ。さすがの徳間もサングラスが半分ずれ落ちている
てっきりそこの巨乳の女性のペットだと思ったのに…

「…お嬢、そういえばこちらの方は?」
「あ、私はアリスちゃんや次郎さんに良くご利用頂いている本屋のまことです」
「私は宮城で市長を務めさせていただいている、アデリーペンギンです」
「ペンギン…アデリーの…! なるほど。お噂はかねがね。貴方がそうでしたか」
「いえいえ。機械的なもので連絡を取れるなら早い。ここから逃げ出す算段も付きそうです」

そういうとアデリーペンギンはどこからともなく発信機のような物を取り出し、何かしらの連絡を取ったようだ
だがそんな矢先、徳間達に再び銃撃が加えられる

「ここまでだ。この包囲網を潜り抜けようとするのが不可能だったのだよ…」
「そうはさせん!」
「何…!?何者だ」

「その方は我々宮城県民の救世主だ。その方に弓を引こうとするものは例え上官であっても排除する!」

危機一髪の状況だったが、どうやら敵の中で謀反が起きたらしい。そしてその謀反を起こした張本人が
アデリーペンギンの前に現れ、膝をついた

「ジーク・宮城。数々の非礼をお許しください。市長」
「うむ。ジーク宮城。君は仙台市青葉区にお住まいの杉本ちよさんのご子息の健君だね」
「…なぜ御存じなのですか…!?」
「市長たるもの、宮城に住まうすべても人間を覚えるのは当然の事だ。家族ではないか。君達のおかげで助かったよ。ありがとう

「ジーク宮城!」「ハイル仙台!」「ジーク宮城!」「ハイル仙台!」謀反を起こした兵士たちは
一人残らず涙を流し、感動に震えながら叫び、そしてアデリーペンギンと握手し、宣言する

「我々宮城生まれの兵は一人として!あなた方に敵対することはありません!どうか一緒に連れて行ってください!」
「うれしいものだ。ありがとう。愛すべき我が子、宮城の息子たちよ。だが安心したまえ。君達の勇気ある行動のおかげでなんと
かなりそうだ
 …遅いじゃないか、北極熊。これでは疾風北極熊の名が泣くぞ」

突如、アリス達の姿が大きな影に隠れる

「城塞都市宮城…まだ完全ではないがね。紹介しよう。これが我が宮城の県庁、仙台の真の姿」
「まさか…完成していたの…!?」

宮城兵の一人が空を見上げて呟く。それに応えるように市長は笑う

「無敵戦艦・殲台」

クリムゾンブロウ曰く「駅弁で買った牛タン弁当の産地がオーストラリアだった」
ブラックパイソン曰く「ご飯の上に牛タンが4.5枚乗ってるだけでしたね」

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