黄金の瞳の少女 ①


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「バカな…俺が気付かなかっただと?」
十大聖天の1人ワンダーワールドに
クリムゾンブロウとブラックパイソンを葬られたあの日から2ヶ月が過ぎようとしていたある日
十六聖天は本拠地ノイシュヴァンシュタイン桜子城で未曾有うの危機に陥っていた
「え?こ、これは…いったい…」
突如として城が深い森の中に飲まれていたのだ
「どうやら敵襲らしいな」
その時表との会合に来ていたカイザーは慌てる様子も無く状況を見ていた
「これほど大規模な空間干渉、君以外に出来る者が居たとはね」
「さぁてな。いったいどこの誰やら」
「心当たりは無いのかよ?オッサン」
「オッサンって言うなガキ!」
子供にしてこの落ち着き様
流石と言うべきか天才児リーンは早速この現象の根源を探しにかかり始めた
「う~ん…なーんか空間移動とは違うような感覚があったんだよなー」
「ギデオンさんでも判らないんですか?この現象…」
その場に居て唯一の女性であるナナエルが少し不安そうに尋ねる
「なにナナちゃん?不安?だーい丈夫!オジサンが守ってやっからさ」
「べ、別に不安になどなっていません!」
「そんな事より、どうやら客が来たようだぞ」
一瞬ギデオンのいつもの軽口に明るくなりかけた一同に緊張が戻る
全員の視線が集まった先―円卓の部屋の入り口に立っていたのは1人の可憐な少女だった
「お、お前は…!」
「うわーアリス姉ちゃんにそっくり」
その少女とはワンダーワールドその人であった
2ヶ月前、ブラックパイソンとクリムゾンブロウをたった10分足らずで倒した凄艶なる悪魔
十大聖天第三位が直接十六聖天の本拠地に乗り込んできたのだった
「始めましての人も居るのかしら?皆さんご機嫌いかがかしら」
「お前だったのか。道理でな」
「・・・」
ギデオンの額に汗が浮かぶ
一同に緊張が走る中、カイザーは冷静に西園寺の予想したその少女の能力を
あまり当てにしない方が良い考え策略を巡らせ始めるのだった

《・・・来たか》
「何が来たんだいネス子?アマゾンで頼んだおいた星のカービィUSDX(ウルトラスーパーデラックス)かい?」
《妾はそんなもの頼んだ覚えは無い》
「カービィを買わないなんてお腹でも痛いのかい!?そんなの人類である以上ありえない事だよ
 即刻クールにカートにクリックすべきってハハーンそうか、アマゾンが発売日に届くわけ無いものね
 答えはライドウだ!と言いたいのであろう?我が主よ」
「僕はそんな台詞言おうと思った覚えは無いよ!
 君は最近気が回りすぎて斜め上を行き過ぎる帰来があるから注意するヨウニ」
ネス湖の湖畔でそんないつもの会話をしていたネッシーことネス子とジョン・ランスロット
それにアロンダイトであったがその時のネス子はいつもと様子が違っていた
《ジョンよ、今汝の仲間達が窮地に立たされておる》
「えぇ!?それはクールじゃない状況だね!
 騎士として、いやスコットランド紳士としては早速助けに行かなければならない筈だよ!」
《それでこそ新の騎士。行って汝と、そして妾の仲間を助けてやってくれ》
「頼まれなくてもそのつもりだよ!スコットランド騎士的に!
 ・・・とは言ったもののどこに行けば良いんだい?ネス子」
気持ちに考えが付いてゆかない所のあるジョンだったがネス子はそんな事百も勝利で用意してくれていた
《ある者に汝の移動を頼んでおいた。妾の念に答えたあ奴がすぐ汝を渦中に移動させてくれるぞ》
「さすがネス子!クールに頼りになるね!
 じゃあ僕はちょっと出かけてくるけど留守の間守ってあげられない事を深くお詫び申し上げ(ヒュン!)」
《行ったか》
ジョンとアロンダイトが無事ノイシュヴァンシュタイン桜子城に向った事を確認し
ネス子は再び眠りの体勢に入った
《すまぬな西園寺。そんな遠い所から》
(私に距離などと言う物は関係ありませんよ。ただ今の私ではこれ位の事しか出来なかったのでね)
《フッ、元三位が随分と丸くなったものじゃな》
(私もやっと素直になれたと言う事ですかね。あの男のお陰で)
《あの男…か》
あの男―彼は今ノイシュヴァンシュタイン桜子城に居ない
しかしこの危機を彼無しで乗り越えられなければ、この先生き残ってゆく事など出来ないのだ
ネス子は今はただ仲間達の無事を祈りながら見守るしかなかった

                              ―続く―
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