教祖草案

「セニョ、トム！今日もいい日和だねぇ」
「オー、ミスターケセト＝ラルエル！お元気デースか？」
「ふふふ…そーりぃ、ボクは今、ナーバスなのサ、今ね
『ケセト中央記念公園』という公の施設を作ろうと思っているんだけど、お布施で賄う資金が不足しているんだ
あそこのど真ん中にボクのきらきらのヌード像を建てたいと思っているんだよねぇ…」
「それはそれは…トムにはあまり理解しがたい話デースね…お力になれそうもありまセーン」
「トムは優しいね…壊すのは得意だけど、作るのは難しい、だからこそ心のこもったものは素晴らしい…」
「オゥ…」
「だからきっと人が支え合っての勝利が来るよ、個人の勝利は絶対に来ない、断言するね」
「…ケセトは大きな事を言いマースね！なんだかトムも心にホットなものが沸いてきまシタ！」
「トム、君がそうなるのも分かるよ、だってボク達は正しいことをして生きているのだから。
トム、今君は少なからずきっとボクを思っている筈だ…だからね…ボクに公園を作るためのスポンサーになってほしい」
「スポンサー？ホワッツ？トムがナニをするつもりなのデースか？」
「居るだけでいいんだ…君という仲間のお陰でどこかの誰かの涙を笑顔にできるなら…さあ、勝利宣言、さ
天聖正教のパンフレットを渡すね、明日の１０時に天聖正教本部に会合があるから、是非おいでよ！」
「グッバイ！」
「グッバーイ！」
「…オォゥ…これは…見開きがペーパークラフトのミスターケセトになってますネ…ふむふむ…」

クリムゾンブロウ曰く「せっかくだからここに小便小僧を立てるぜ！」
ブラックパイソン曰く「そうかそうか」