四話


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―約十年前

瓦礫とかした某国。そしてその国崩壊の原因となった場所に
二人の科学者と、暴れ疲れた一人の少女が眠っていた

「…完全に移植出来ていたはずだが」
「恐らく、ご息女の意志によるものでしょう」
「あれを殺した事を気付いたとでも?」
「どうでしょう。何はともあれ、成功体の精神をいじるのは抵抗があります。暴走、反乱に備え
 攻撃能力を取り除き」
「アレに移す、か。良いだろう。来るべき日がくれば、アレを処分しアリスに移しなおせばよかろう」

「バンダー…スナッチ?」
「そう、これは元々貴女の能力!さぁバンダースナッチ!狂いなさい」
「私の…能力?」
「あら?知らなかったのかしら。まぁいいわ。鏡の世界、粉々にしてしまいなさい」

“それ”は余りの速さで目で追えなかった。“それ”は余りに凶悪で見る者を震え上がらせた
“それ”は小さく、目に見えなかった “それ”の形は一定ではなかった
“それ”の名はバンダースナッチ。本来ならばアリスが持つべき能力。アリスが使うべき、数少ない攻撃能力
鏡の国の魔獣が、鏡の城に牙を剥いた

一方その頃
ジョン・ランスロットとジークフリード・シアルフィスは地獄のような世界で
地獄のような戦いを繰り広げていた
ジョンの剣を清流に例えるなら、ジークフリードの剣は間違いなく激流
相反する両者の剣は既に100を超える衝突を繰り返していた

「さらに強くなったな、小憎」
「いい加減名前を覚えてもらえませんかね…」
「フン…ならばこれを避けて見せよ!」

高等魔術を、瞬きをする間も無く、恐ろしい量で叩きつけてくる
ジークフリードがただの粗野な剣士とは一線を隔す部分であった
世界を構成する6属性。その一つ「火」に選ばれた事による
無尽蔵な魔力による、精緻極まりない煉獄の牙
凄まじい量の火球を紙一重で避け続けるも、流石にこれでは拉致が開かない
ジョンは一つの決断を下した

「仕方無い。アロンダイト!」
『了解したマスター。気は進まぬがアレを使うというのだろう』
「あぁ、そうだ。いくよ」
『見せよう、アロンダイトの影の姿!』

火球を打ち消したジョンの手に
流麗な剣はなく、その手にあるのは
鍔金は金(きん)、柄(つか)は水晶にて飾れるもの
その名はオートクレール

「やるじゃあないか“ランスロット”」

クリムゾンブロウ曰く「服屋になりてぇ。んで試着室にカメラつけんの」
ブラックパイソン曰く「夢見過ぎだろ。それなら女性物の下着に転生した方が確実」

十六聖天外伝 ~失楽園の章~  4話
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