十六聖天 @ ウィキ内検索 / 「ヴェノムタイガーの後悔・後編」で検索した結果

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  • ヴェノムタイガーの後悔・後編 / 四堂家の受難・妄想編
    ...ていた ~ヴェノムタイガーの後悔・後編 完~ 「・・・という夢を見たぁ、なぁ~んてねぇ・・・フフフ・・・」 「また春風姉の妄想?っていうか長っ!!散々引っ張っておいて」 「う~ん、勢いっていうのぉ?そんな感じぃ」 「まあ、若さゆえっていうやっちゃな」 四堂家の四畳二間の四人の寝室では春風と秋奈が話し、ケルベロスが二本足で立ってうなずいていた 「ケロちゃんその話し方ぁどうしたのぉ?」 「なんやこの姿だとこうせなあかん気がしてな。キャラ的に」 「キャラって何よ、別にいいけど。そういえば聞いてなかったけどケロちゃんってオス、メスどっちなの? 年頃の乙女としては気になるんですけど?」 「性別は無いなー。どっちにもなれるっちゅうわけや」 「!」 部屋の隅(といっても四畳しかないが)でそれを聞いた夏夜が反応した 「夏夜姉どうしたの?」 「な、なんでも...
  • ヴェノムタイガーの後悔・前編
    「ここが半蔵の言っていた場所か」 一つの人影が敷地内に溶け込みように侵入していく 十六聖天裏十一位、ポイズンマスター・ヴェノムタイガーはある任務のためにここを訪れていた 「よく来てくれたタイガー、愛媛での潜入任務とクロレラ(獣)の殲滅、お見事。 まさかアレがあそこまで拡大するとは、全てを吸収しつくして制御できなかたらアトランティスは どうするつもりだったのだろうな」 「過ぎた任務の話はどうでもいい、半蔵お前がこの俺を直に呼んだのなら次の任務のことだろう?」 「ああ、戻ったばかりで悪いがすぐに行ってもらいたい」 「内容は何だ、暗殺か?」 ヴェノムタイガーはもともと裏の人間であり、十六聖天が通常表立った活動することのできない 裏の任務を遂行していた 幼いころからその世界で生きてきた彼にとって自らの手を汚すことに躊躇や後悔は無かった そんな生き方しか彼は知らな...
  • ヴェノムタイガーの後悔・中編
    キメラの中に舞い降りたプリティは攻撃を避けながら中指の長い爪で敵を刺していった その姿はまるでダンスを踊っているかのようだ たった一刺し、あるのは小さな傷のみ、普通に考えれば何の影響も無いはずである しかしキメラたちは次々と無数の赤い結晶と化し消えていった 赤い雪が世界を覆っていく・・・END・・・ってことは無かったが 全ての敵が消えるころには中庭は真紅に染まっていた 『4時だよ、もう寝なさい』 プリティが囁くとヴェノムタイガーが戻ってきた 『こっちは終わったよ』 「俺の方も無力化は終わった」 毒をもって毒を制す、ヴェノムタイガーに対処できない毒など存在しない その時敷地に近づく気配を感じた 裏の世界の住人である彼の感覚は十六聖天のなかでもトップクラスである 生きる上で自然と身についた能力だ 「三つか…」 しかし敷地内に入るか否かのところでその気配が急に消えた...
  • ヴェノムタイガー
    毒殺の天才で、毒にかけては半蔵をも凌ぐ毒使い 裏の人間らしく、人との接触を避けている節があるが クリムゾンブロウとブラックパイソンだけには心を開いていた 最大の能力はプリエデイターヴェノム これは彼が長年の研究によって生み出した、生きた毒獣であり、不定形で不死、ヴェノムタイガーの命令を忠実にこなす、 侵食する毒の領土である 関連項目 クリムゾンブロウ ブラックパイソン 高田正 プリエデイターヴェノム 所属:十六聖天 裏
  • SS
    ...場人物 : ヴェノムタイガーの後悔・後編 / 四堂家の受難・妄想編  登場人物 :  四堂家の受難・『第5話「お願い!! アイ(Ⅰ))にお金を!」 』  登場人物 : 四堂夏夜、秋奈、冬音 四堂家の受難・徒労編 登場人物 : 四堂家の受難・離別編 登場人物 : 暁木姉妹の一日(朝)  登場人物 :  「スキヤキ戦線波高シ」  登場人物 :  ケルヴィム・ケルベロスの消失  登場人物 :  ケルヴィム・ケルベロスの歎き  登場人物 :  シルヴィア外伝 とあるパーティー会場にて  登場人物 : ハワワイザーの一日  天才軍師ハワワイザー。その激しくもせつない一日を、ここに記録するものとする 登場人物 ゴーメィ・ハワワイザー ゴーメイの作戦「奪 此」  登場人物 : ムー...
  • プリエデイターヴェノム
    毒の猛獣・毒の領域等と呼ばれるヴェノムタイガーの生み出した生物兵器 獣や女、男、数々の姿、人格を持ち一説には取り込んだ人間の数だけその姿を持つと言われている Var2.5からはヴェノムタイガー自身が同化する術を身に着け、基本的に彼はこの領域が存在する限り不死となった
  • 十六聖天外伝 ~九州戦域の章~ ヴェノムクリエイション
    「半蔵、君は下がっていたマエ」 偽神・ナイトオブアルガスを前にしたヴェノムタイガーは不敵にほほ笑むと 片膝をつき、地面に掌を密着させる 彼の掌から広がった毒の領域は、一定の大きさを保つと拡大を止め ズズズ…水気のある湿った音があたりに響く 「見せて差し上げるヨ。これこそこのヴェノムタイガーの真の力…  プリエデイターヴェノム・ヴェノムクリエション!」 毒の領域が横にではなく、縦に領地を広げるかのように それは姿を現わした ―ソニックシーカー 数時間前にヴェノムタイガーが腐食破壊させた躁魔機に、それは似ていた 『そうダネ。蝕毒機ヴェノムシーカーとでも名乗ろうカ』 いつの間にか、その毒の躁魔機と融合していたヴェノムタイガーが笑う 『ソニックシーカーを取り込んだか』 『ご明察。まぁ、同僚の機体、一眼見ればわかるカナ?』 ヴェ...
  • クロレラ(獣)
    アトランティスが生み出した クロレラ属の淡水性単細胞緑藻類をベースにしたメガビースト 野生化した香川、愛媛の元住人の鎮圧に導入される 基本戦闘力は決して高くないが、一般人の戦闘力では破壊しきれず、殺し切る前に再生する性質を持つ また、取り込んだ数だけ強くなり、力を得る性質があり、場合によっては非常に強力な殺傷生物となる 元愛媛の先住民族を吸収し元愛媛を不毛の地に変えるも、アトランティス内に潜入していた 十六聖天裏11位、ヴェノムタイガーの侵食する毒の領域にて全滅させらる ヴェノムタイガー クロレラ・ヴィルゲンシュタット ムー・アトランティス クロレラ(食)
  • 十六聖天外伝 九州戦域の章
    ―熊本 「こんな辛気臭い所にボクを寄こすなんて酷いと思わないかネ」 年齢は、外見から推測するに三十に差し掛かった辺りだろうか。薄汚れた白衣に身を包んだ痩せ気味の男が 自分の周りを囲む「暗黒躁魔17人衆」直属の兵士たちに向かって笑いながら呟く 「オヤオヤ。随分と無口なモンだネ。少し寂しいと感じるヨ」 「…全兵、抜刀!斬撃包囲陣!」 男を囲んだ兵隊たちが円陣を組みながら男に切りかかる だが、最初に男に切りかかった兵士の様子がおかしい 「キミは学生時代、人の話は最後まで聞けとか、無視するな、とか教わってなかったのかネ」 兵士は男に顔を掴まれ、宙吊りにされ足をバタつかせる 「では名乗ろう。ボクはヴェノムタイガー。裏十六聖天十一位のヴェノムタイガー」 男を囲んでいた兵士に動揺が走る。各部隊に連絡!十二徒への報告を急げ!そんな兵士たち怒声...
  • 十九話
    デスメタルの身体は血に染まっていた 死の刃をその身に受け、血に染まっていた だがワンダーワールドは気付かない 彼女の身を切り裂いた刃、そのうちの半数以上は デスメタルが故意にその身を晒したものだという事に モービットエンジェルを放ち、蓄積していた魂を全て使いきった以上 ジョーカーを切るしかない。だがそれには血が必要だった その身をあえて切らせ、回避しながら、その流れる血で陣を書いていた事に ワンダーワールドは気付かなかった ワンダーワールドがジャバウォックを呼び出したと同時に デスメタルも召喚の準備が整っていたのだ 槍のように鋭い深紅の柱が、何百本と大地を突き破りそそり立っていた 「久方ぶりの現世だ…。現世か?怪しい空間だが、まぁいい…」 紅い外套に身を包み、闇よりも黒い髪を腰まで伸ばした美丈夫は デスメタルの前に跪き、うやうやしく...
  • 高田正
    十二徒の中でもナンバー4の実力を誇り 超高速白兵戦型ロボ、ソニックシーカーを駆る戦士 巨大ロボにして亜音速を叩きだし敵に突っ込むその姿は 突槍と呼ばれるほど 九州にて裏十六聖天、ヴェノムタイガーと交戦し、音信不通となる 暗黒躁魔17人衆
  • 十六聖天 裏
    一位 名称不明 二位 ロッホ・ネス・モンスター 三位 ケルヴィム・ケルベロス 四位 カイザー・ウェルドバング 五位 ムー 六位 明楽いっけい(あきらいっけい) 七位 聖剣 エクスカリバー 八位 服部半蔵 九位 四堂春風 【四堂禍風】 十位 ワヌンガ・ジャメ 十一位 ヴェノムタイガー 十二位 蓮 鳳 十三位 御影あいか 十四位 シルヴィア・フォリナー 十五位 ウォーターウォーカーウォーリアー 十六位 鎖王・斎藤浩司
  • 十六聖天外伝 ~ティターンの章~ ナイトオブアルガス
    ―前回までのあらすじ 九州を強襲した暗黒躁魔17人衆に向けて ヴェノムタイガーが出撃する 彼は、圧倒的戦闘力と、類まれなる残虐性で 暗黒躁魔17人衆の一人高田とその愛機ソニックシーカーを腐食破壊させる事に成功するが そんな折、彼の身体を焼き払う一条のビーム。砲機神バルカンとその操者ダ・スィラである 相性の問題もあり、焼き払われるタイガーの身体。タイガー危うし そんな時、バルカンが動きを止めた。バルカンのコクピットの中で一人の聖天士が刀を剣に収めた 服部半蔵…。彼もまた、この地に派遣されていたのだ 「馬鹿な、バルカンが…落ちる…!?」 暗黒躁魔17人衆の兵士達の眼に信じられない光景が飛び込んでくる 砲機神バルカン…。躁魔機最大火力とうたわれるバルカンの巨体が火を噴き、崩れていくのだ 「あ、ぁ…ダ・スィラ様…!」 躁魔機の主の名を呼んだ忠実な兵...
  • 十六聖天外伝 ~九州戦域の章~ ナイトオブアルガス
    ―前回までのあらすじ 九州を強襲した暗黒躁魔17人衆に向けて ヴェノムタイガーが出撃する 彼は、圧倒的戦闘力と、類まれなる残虐性で 暗黒躁魔17人衆の一人高田とその愛機ソニックシーカーを腐食破壊させる事に成功するが そんな折、彼の身体を焼き払う一条のビーム。砲機神バルカンとその操者ダ・スィラである 相性の問題もあり、焼き払われるタイガーの身体。タイガー危うし そんな時、バルカンが動きを止めた。バルカンのコクピットの中で一人の聖天士が刀を剣に収めた 服部半蔵…。彼もまた、この地に派遣されていたのだ 「馬鹿な、バルカンが…落ちる…!?」 暗黒躁魔17人衆の兵士達の眼に信じられない光景が飛び込んでくる 砲機神バルカン…。躁魔機最大火力とうたわれるバルカンの巨体が火を噴き、崩れていくのだ 「あ、ぁ…ダ・スィラ様…!」 躁魔機の主の名を呼んだ忠実な兵...
  • 十六聖天 対応表
    表 裏 元 第一位 トム・ライス 名称不明 ジ・アース 第二位 佐藤次郎 ロッホ・ネス・モンスター アレクサー・リーンヴォード北条護国吸血皇アルハザード・インペールメント 第三位 天の徒 ケセト=ラルエル ケルヴィム・ケルベロス 西園寺鏡志朗 第四位 ギデオン・トリプルプレイ・グランドスラム カイザー・ウェルドバング ― 第五位 アリス・ザ・ミラーアリス・ザ・ワンダーワールド ムー 耗儀七夜(へるぎななや) 第六位 暁木忍 明楽いっけい 明楽幸節(あきらこうせつ) 第七位 ナナエル・リキテンシュタイン 聖剣 エクスカリバー ― 第八位 リーン・オウプン 服部半蔵 ― 第九位 アルスラー・ナッシュ 四堂春風 (四堂禍風) 設楽 竜泉 第十位 クリムゾンブロウ ワヌンガ・ジャメ ― 第十一位 飯森 椿 ヴェノムタイガー ― 第十二位 デスメタル 蓮 鳳 イスカリオテのユダ 第十三位 ブラックパ...
  • 金剛鉄兵機械師団外伝 ~その名はゼロ~
    「何。その報告は正確か?」 「どうしたOBAMA」 「J・F。魔化印が大破したらしい」 「馬鹿な…」 メタルプレジデントの計算は狂いだした。彼ら四体のマスタープレデントならば 恐らく現在モニターに映っている聖天を倒すことは可能だろう だが他の量産型はどうであろうか。特別機ですら破壊されているのだ この現状には危機を抱かずには居られない 重苦しい沈黙が、マスタープレジデント達を包む そんな中、一本の通信が彼らに入った その通信を受けたOBAMAに表情があれば、恐らく不敵に微笑んだであろう 「ククク…まさか彼らが手を貸してくれるとは、な…」 秋葉原の戦局は殆ど決していた 忍の拳はブッシズムを完全に破壊せしめ タイガーの毒の領域は、ブッシズムをはじめ全てのプレジデントを飲み込み 更なる力を得る 忍は多少なりとも存在感を発揮し タイガーは思い出...
  • 妖機将軍ダ・スィラ
    S.S.S.の幹部 ダ・スィラの死体をDr.ストレンジが砲機神バルカンとソニックシーカーの残骸、および予備パーツを使いサイボーグとして蘇生した姿 Dr.ストレンジは彼女を従順な部下(兼セクサロイド)とするために蘇生したのだが、あえて須藤のことを快く思っていなかった生前の人格を残した その上でDr.ストレンジを心から愛する人格を植え付け、スイッチ一つで人格を切り替えられるようにし、ツンデレプレイを楽しめるようにしたのだが、 その人格切り替えスイッチを貞操の危機を感じたダ・スィラに奪われてしまう 結果、ダ・スィラは従順な僕にならず、同じ目的のためにやむなくDr.ストレンジに協力しているという今にいたる 十六聖天への復讐を固く誓っており、特に自分を殺した服部半蔵、高田正を殺したヴェノムタイガーを憎んでいる またかつて十六聖天でありながら、Dr.ストレンジの僕と化している炎ジュンコの...
  • 十六聖天強さ(?)速見表
    十六聖天強さ(?)速見表 キャラクター名を打ち込む時は正式名称で[[]]ないしアドレスリンクをしてくれると助かります。 ランク 名前 $ ??? SSS 名称不明 SS+ 佐藤次郎 西園寺鏡志朗 ネッシー 冥帝ハデス SS トム・ライス  ジークフリード・シアルフィス  アレクサー・リーンヴォードグレート花子  「無神論」のアンテサンサン ワンダーワールド  アリス・ザ・ミラー(最終時)吸血皇アルハザード・インペールメント  ソロ・アナスタシア  キング花子 ジョン・ランスロット(最終) ドラウジネス テリブル S+ 覚醒花子 真・デス子 北条護国  貞本秋水  “魔女”ドロシー S ギデオン・トリプルプレイ・グランドスラムカイザー・ウェルドバング  エース・ザ・フォーカード ケルヴィム・ケルベロス スカイ月子  「残酷」ザイデルベック 月子 四霊 S- 裏一位直属最低ライン 四聖...
  • 十六聖天外伝 ~四匹の魔獣~
    リトルバスターズエクスタシーを6本手に入れた三人は、友の墓に向かう 4本は自分たちと、どうしても来れなかったもう一人の友の分 そして残りの2本は、戦いで散った友の分 彼らは皆、一つの隠れ里の生まれだった そしてこれから向う墓所に眠る友も、また同じ里の生まれだった 里での呼び名は断滅の紫鋏。人呼んでヴァイオレットキャンサー 里での呼び名は緋き大海嘯。人呼んでヴァーミリオンシャーク 里での呼び名は茶色オックス。人呼んで茶色オックス 「オゥ…ブロウ、パイソン。オメーらが欲しがってたモン、持ってきたぜ?」 「おや…既に同じものが置かれていますね。誰でしょう」 「誰だって良いじゃねェか。こいつ等がそれだけ思われてたってこった」 「黒き無限の叡智…創生の紅蓮…安らかに眠ってください」 「モー」 三者三様、空の墓所に祈りを思いを馳せ、祈りを捧げる 「リ...
  • 金剛鉄兵機械師団外伝 ~狂う様な月の下で~
    「くっくっく…“今夜は狂いそうな月”だぜェ…なァ…?オイ!?」          「タイガー!」              !  ? 下半身のをゼロの一撃で吹き飛ばされつつも、タイガーはもはや人とは言い難い 封印してい生物である その程度で死ぬはずもなく、毒の領域から新たなる肉体を形成し、再生しようとする だが、そんなタイガーに向けてゼロは再びその鋼鉄の身体を走らせる 「オラ…“終わっちまえ”よ…?“ウザってー”からよォ…!?」 毒の領域にその身を沈めながらも、侵食されるより早く その身は毒の領域とタイガーを引き裂いていく。それは常識では考えられないことだった 狂える鋼鉄の龍は毒の沼で踊り狂う 「くっくっく…“十六聖天”…?“ハードラック”と“ダンス”っちまったなァ…?」               !  ? 「こいつ…!タイガーから離れなさいよ...
  • 十四話
    驚愕の声を喉元に押し込めながら、体に巻き付いた鎖に一瞥をくれると 「あら、やるじゃない」 と、余裕の仮面を被り直し笑った 所詮この女が操っているなら、この女を殺せばそれでいい。と思いなおし召喚していたバンダースナッチに命じる 眼の前の死神と、アリス。この二人を食らいつくせ、眼を除いてと 小さく素早いそれらは、群れをなし、アリスとデスメタルを覆い尽くし 身体に巻き付く鎖はジャラリ―と音を立てて地面に落ちた 「短いターンだったわね。死神さん」 「ターンエンドはしてない」 「!?」 背後から衝撃。 咄嗟に防御するも、その一撃は酷く重くワンダーワールドの身体は宙を舞った 「まだ、終わりじゃない」 宙を舞うワンダーワールドの身体に再び鎖が巻き付き 地面に激しく打ちすえ、更に 凄まじい力でワンダーワールドの身体を、デスメタルの前ま...
  • 十六聖天外伝 ~九州戦域の章~ 敗北
    太陽の光にも似た閃光が、九州を包みこんだ 『口ほどにも無い』 黒く焦げ、乾燥した“ソレ”は風に吹かれるとバリバリと音を立てながら崩れ去った “ソレ”とはヴェノムシーカーである ナイトオブアルガスを捕食したはずのヴェノムシーカーは ナイトオブアルガスの放った一瞬の閃光の後、無残な姿に変わり果てていた 『動くな、服部半蔵』 「…!」 ナイトオブアルガスに背後から奇襲をかけようとしていた半蔵の動きが止まる 『アサシンは姿を見られた時点で負けだ。無益な事はするな』 「見事…」 『とはいえ、流石というべきだろうな。私の背後を取ったのだから』 奢るでもなく、勝ち誇るでもなく、その男は淡々と事実だけを述べる 彼こそはアレックス・F・ハープ。暗黒躁魔17人衆12徒最強と言われる男である 「拙者を殺すが良い」 『殺さぬ。君には生きてもら...
  • 十六話
    「キラー、あなたは何を考えているの」 『…かつて私にも仲間がいた』 かつて、同じ問い掛けをした時、 死神は狂気の色を浮かべ、死神を目指す少女にこう答えた 長引けば、その分死者が出る。魂が手に入る、と 「仲間…?」 『そうだ。友、兄弟…家族。そう呼んでも差し支えのない存在だった  だがある日、彼らは殺された。貴様より遥かに先代の十六聖天の手によって』 「…!」 『私は誓ったのだ。彼らの仇を討つ、と。それ故に死神と呼ばれようと』 『味方を傷つけることになろうと、力を得て仇を討つ、と』 少女の足もとに横たわる死神が語った言葉、とった行動 それらは全て、死神を目指す少女と同じ理由、同じ行動だった 「…タル!…デス…ル…!」 何だろう。自分を呼ぶ声が聞こえる もう少し寝させてほしい。私は疲れている… 「デスメタル!デスメタル!」 ...
  • 闇伝 外道対外道7
    都内某所のマーケットチェーン店本部の会計課。ひとりの女性がほくそ笑む。 「へぇ・・・ウチの子を狙うだなんて、大それた馬鹿も居たものね。ま、あの子に手出ししようだなんて  暗殺程度じゃ無理な話よね。その辺はしっかり鍛えておいたし」 愛しい娘は既に、子飼いにしているバイトの馬鹿若干一名に手篭めにされていることはまだ知らない。 「とはいえ、明らかに私への敵対行動よねぇ・・・報復のひとつでもしてやろうかしらね。ふふふ・・・」 「うわ、初峰崎課長、なんか笑ってるよ・・・」 「課長がああいう笑い方するときって、大抵どっかで会計ちょろまかしたヤツが居るときなのよね・・・  ああ、また血の雨が降るわ・・・」 鬼の会計課長、初峰崎朱美が笑うとき、不正会計を行った部署には血の粛清が行われる。 もはやこれは避けられない宿命である。会計課の面々は、不正を行った部署の冥福を祈るば...
  • 十六聖天外伝 失楽園の章 二十二話
    「フン、まだ戻ってこないだなんて、アナタの僕、やるじゃない」 吸血皇アルハザード・インペールメント事、串刺しメタルと 彼女の能力全てを合成させた、合成神獣が消えた血の空間を目をやり その美しい銀色の髪をかきあげる アンサンブル・カーテンコールにすべての能力を合成させ 現状、合成神獣が勝利し帰還するか、破壊されでもしない限り一切の能力が使えないはずの ワンダーワールドであったが、その顔には余裕が浮かんでいた それもそのはずである 満身創痍のアリスと、魔力を使い果たし、魂による強化無しでは身体能力は常人以下のデスメタル 片や、人体改造に加え、ジークフリードと特訓を繰り返し 並の剣豪や拳士では歯が立たないレベルの技量を誇っているワンダーワールドである 「力を無くし、従者を無くした貴女達に何が出来るというのかしら」 激しいボディーブローがデスメ...
  • 金剛鉄兵機械師団外伝 ~鬼姫と機械と毒獣と~
    「イレギュラー発生。戦闘システム起動」 「敵性勢力十六聖天、個体名暁木忍と確認。戦闘データダウンロード」 「イレギュラー発生。個体名暁木忍に関する戦闘データ、一切なし」 「ごちゃごちゃうるさい!」 彼女は出番がなかった。ただそれだけである。 だがそれだけにデータがない。ブッシズムは混乱した。どれだけスペックが高くても機械なのである イレギュラーな自体には弱い。対処法を思いつかないブッシズムは、ただの鉄の塊であった 「強いのも困りものだけど、弱すぎるとそれはそれで詰まらないわねぇ」 「破損率40%突破。リミッター解除機構破損。解除失敗。サクリファイスモード起動」 サクリファイスモード。その言葉を皮切りに、忍が破壊した量産型メタルプレジデントや まだ起動状態にあったメタルプレジデントが、バラバラに分解される そして分解されたメタルプレジデントのパーツが、...
  • 十六聖天外伝 クリスマスの章 第二話
    一方その頃― ヘヴィメタルが名前を呼んだ“その男”たちはパーティーの準備が終わり 雑談に熱が入っているのであった 「タイガー、お前は何もわかっておらぬな」 「何…だと…」 「あぁ、こいつは何もわかっちゃいねぇ。まだまだケツの青いガキだな」 最近、友である二人が気にかけている男、佐藤次郎 タイガーにとっては、何故そこまで気にかけられているのか、それが納得できなかったのである それ故に、彼は熱がこもった口調でパイソンとブロウに喰らいついていた 「ならば聞こう!佐藤次郎と、この俺…何が違うというのだ!?」 「クス…」 「何がおかしい!答えろパイソン!」 「次郎はな…初めての秋葉原で顔色一つ変えずゲーマーズに侵入した男だ」 その時タイガーに電流走る 「馬鹿な…あのゲーマーズだぞ…」 「そう。あのゲーマーズだ。我らですら初来店の際は顔...
  • 十六聖天外伝 ~九州戦域の章~
    十六聖天外伝 ~九州戦域の章~ 序章 説明文 十六聖天外伝 ~九州戦域の章~ ナイトオブアルガス 説明文 十六聖天外伝 ~九州戦域の章~ ヴェノムクリエイション 説明文 十六聖天外伝 ~九州戦域の章~ 敗北 説明文
  • 武器
    十三代孫六兼元伝 国宝 刀身銘 阿州海部住  氏吉(とうしんめい あしゅう かいふじゅう うじよし ) 秘剣 名前知れず  渡し人 鎖鎌 『不動黒龍鎌』 スラッシュメタル メタルシリーズ プリエデイターヴェノム 聖剣 エクスカリバー カラドボルグ ブリューナク ゲイボルグ アロンダイト オートクレール キャリバーン キルリアンズ・ロッド タスラムの魔弾 天羽々弓 天羽々矢 スワンチカ ミストルティン レグルス 蒸着刀「烈」  赤射刀「伊賀電」  焼結刀「大沢村」 神槍ノーデンス 偽史倭人伝 魔導書「科学百科」 魔導機「無神くん」 神剣 フツノミタマ SAIGA_1590 モデル:八咫烏 ベガルタ インテリジェントロッド『ベルゼルカ』 『悲愴(トラゴイディア)』 『歓喜(コメディア)』 火之迦具土 ブリューナグ≠オルト ...
  • 軍師王 ハワワイガー
    人前の姿を現わせないハワワイザーが その天才すぎる頭脳を生かして作り上げた 十六聖天の誇る巨大人型兵器 それがこのハワワイガーである フルパワーになるには、CPUとしてメカシバイを組み込む必要があり 軍師不在により、指揮系統が一時混乱するという欠点もある セキトバッシャー テキロナックル ゼツエイスティンガー セキヘキウォール トウナントルネード 等の超兵器を搭載しており 必殺技の天下三分剣クライミングバショクは恐ろしい破壊力と言われている 関連項目 ゴーメィ・ハワワイザー メカシバイ
  • 十六聖天外伝 死神を目指すモノの章 第五話「一周忌・後編」
    聖天墓地― 十六聖天として死んだものが眠る場所 そこに、アリスは居た 花子の活けた花や西園寺が備えた和菓子 そして勘違いしたトムが飾り付けたイルミネーション まさにそれは、生前の二人をイメージさせる賑やかな墓だった 「ねぇ…ブロウ、パイソン。デスメタルはアリスを庇ってくれたのに  アリスはデスメタル叩いちゃった…。嫌な子だよね、アリス…」 死者は何も語らない。それでもアリスは、喋るのを辞めなかった 「…どうすればいいんだろう。あの子達とは出来るだけ戦いたくないのに  それでもあの子達は、ブロウとパイソンの仇だし…アリスはどうすればいいんだろぅ…」 「ねぇ、なんとか言ってよ…」 「…また泣いちゃった。ごめんね、お墓汚しちゃって。冷たかったよね」 「あ、けど二人の事だから喜んで食べてるのかな…。一応アリスもまだ“ようじょ”だよね」 「…それじゃ二人が...
  • 十六聖天外伝 残光~四章・後編~
    「…恐らく、タルタロスはあの時倒したはずのヴェルカーガが噛んでるんやと思います」 世界に六人(ヴェルカーガが二属性持つため実質5人だが)しか居ないSSS級 その一人であり、友でもあったアレクサーの姿が浮かぶ。あいつですら1属性なのに2属性持ち、か… 「そのタルタロスのトップ…ハデスが、ソイツだってのか?」 「恐らくは…。多分前より強力な力を身につけてるんやと思います。アレクサー程の男を洗脳する程に」 後からトムに聞いた話なのだが、アレクサーは独自に旧北海道の調査をしていたらしい 恐らくそれが原因となり目をつけられたのだろう 「笑えねぇな…」 十六聖天最強戦力の一人、アレクサーを容易く洗脳する程の力、それは今まで戦ったどの勢力よりも凶悪に思えた 「次郎さん、ウチはもう聖天辞めた身です。せやさかい、あんまり戦う気はなかったんやけど」 「命...
  • 二十一話
    全力で戦えば主達に危害が及ぶ。そう考え己の血で空間を作り上げ ワンダーワールドの生み出した合成神獣と激しい戦いを繰り広げていた 吸血皇は、その身に流れる血の高揚を隠しきれず その高ぶる感情を声に出す 「君、これは最高に楽しいな!そう思わないかね!?」 吸血皇に相対する獣は、答える代わりに雄たけびをあげた 「そうか!君もそう思うか!気が合うな化物!ならば化物同士楽しもうではないか!」 合成神獣の巨大な翼から、アギトから、腕から、眼から放たれる一撃は 全てがワンダーワールドの致死の技 吸血皇の身体は爆ぜ、再生し、そして再び爆ぜる 使い魔である魔犬や蝙蝠も、一瞬にして破壊される あまりに苛烈な攻撃に、吸血皇は押され気味にも見えた。いや、事実押されていた ―だが、残念ながら君には負けてやれないな。  この呪われた怪物の命を差し出す相手は...
  • 緑の糞外伝 ~あだ名はみどりうんこ~
    子供の頃から馬鹿にされてきた 自分の名前を そんなある日、自分と同じように人に馬鹿にされる男と出会った 彼の場合は夢だったが… 思えば、人に馬鹿にされる者同士、傷をなめ合っていたのかも知れない 私達はひどく気が合い どんな時も一緒に行動するようになった そんな親友に影響され、私も彼と同じ夢を見るようになった 彼は、夢を笑われても 「それは必ずあるんだ!嘘じゃない、ユメなんかでもない!」 と、必ずそれを笑う者に立ち向かっていった そんな彼に感化されててか、私も名を笑う者に立ち向かうようになり 次第に、名を笑うものもいなくなり、そして私も名前にコンプレックスを持つことはなくなった そんな親友だった彼も、ジュニアハイスクールに上がるとき、故郷の日本…島根とかいう所に帰っていった だが、私と彼は、別れる時に誓いあったのだ いつしか、彼と共通の夢を見るように...
  • 建設騎士ビル・ド・レィ
    ナイトオブラウンドのタイガーナイトと呼ばれる 円卓の国の守護騎士 京都生まれのドワーフで高名な宮大工の下で修業を積んでいたが酒の飲み過ぎで事件を起こし破門された 自暴自棄になり中央線に身を投げようとしたところを弦葉観徳(げんばかんとく)に助けられる その後観徳の指揮するビルドリオンチームに所属していたがある事故によりビルドリオンチームが解散の憂き目に合う 観徳の息子である弦葉巧司(げんばこうじ)と共に世界の現場を回っていたが、巧司がライカ姫に一目惚れしたため円卓の国にとどまることになった 内乱にも反乱軍の一員として参加し特に攻城戦では多大な戦果をあげた ビルドリオンチーム時代の友人の形見である建機と合体することで「タイガビルダー」にパワーアップする 巨大工具アームドツールを専用装備としている 深い金色の眼は彼がノーブルドワーフの家系であり墨で染めたような髪の色は地祖神の血...
  • 十三話
    「てめぇ!何しやがる!ぶち殺すぞテメェ!」 「口が悪くなったな、シアルフィス」 「…誰だテメェ!」 『これは…この気は…まさか姉上!?』 『任務御苦労!我が妹!』 ワーッハッハッハと豪快な笑い声を放つその剣こそキャリバーン そしてその剣を所持している騎士は金色の鎧を纏っていた そして黄金の騎士は神鳴る力を振るいジークフリードと共に海面に消えた アロンダイトには、騎士は一瞬、ジョンに向けて微笑んだような気がした そんなアロンダイトの側に、何かが落下してきた 軽やかな着地音と共に、現れた小さな影は、アロンダイトとジョンに向い優しく微笑み 「ヤレヤレ。出番を取られた楠。せっかく久しぶりにコレを使えると思うたんじゃが」 『主人よ。正直起こされ損な気がしてならぬ』 「汝は寝過ぎじゃ」 『その剣は…天之尾羽張様…!という事は』 「よくやったの。そなたらは...
  • 十六聖天外伝
    十六聖天外伝 田中茂の章 説明文 十六聖天外伝 秋の章 説明文 十六聖天外伝 ~とがびと~ 説明文 十六聖天外伝 ~ファラオの章~ 説明文 十六聖天外伝 残光~序章~ 説明文 十六聖天外伝 残光~第一章~ 説明文 十六聖天外伝 残光~二章・前篇~ 説明文 十六聖天外伝 残光~二章・後篇~ 説明文 十六聖天外伝 残光~三章・前編~ 説明文 十六聖天外伝 残光~三章・後篇~ 説明文 十六聖天外伝 残光~四章・序章~ 説明文 十六聖天外伝 残光~四章・前編~ 説明文 十六聖天外伝 残光~四章・後編~ 説明文 十六聖天外伝 雪月華の章 第一幕 説明文 十六聖天外伝 雪月華の章 第二幕 説明文 十六聖天外伝 雪月華の章 第三幕 説明文 十六聖天外伝 雪月華の章 第四幕 説明文 十六聖天外伝 雪月華の章 第五幕 説明文 十六聖天外...
  • 十六聖天外伝 残光
    十六聖天外伝 残光~序章~ 説明文 十六聖天外伝 残光~第一章~ 説明文 十六聖天外伝 残光~二章・前篇~ 説明文 十六聖天外伝 残光~二章・後篇~ 説明文 十六聖天外伝 残光~三章・前編~ 説明文 十六聖天外伝 残光~三章・後篇~ 説明文 十六聖天外伝 残光~四章・序章~ 説明文 十六聖天外伝 残光~四章・前編~ 説明文 十六聖天外伝 残光~四章・後編~ 説明文 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド序章~ 説明文 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド一章~ 説明文 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド二章前編~ 説明文 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド二章後編~ 説明文 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド三章前編~ 説明文...
  • 十六聖天外伝 死神を目指すモノの章
    十六聖天外伝 死神を目指すモノの章 第一話「とある国境付近の村で」 説明文 十六聖天外伝 死神を目指すモノの章 第二話「魂を弄ぶもの」 説明文 十六聖天外伝 死神を目指すモノの章 第三話「金色」 説明文 十六聖天外伝 死神を目指すモノの章 第四話「太陽」 説明文 十六聖天外伝 死神を目指すモノの章 第五話「一周忌・前編」 説明文 十六聖天外伝 死神を目指すモノの章 第五話「一周忌・後編」 説明文 十六聖天外伝 死神を目指すモノの章 第六話「名もなき村」 説明文 十六聖天外伝 死神を目指すモノの章 第七話「隔離」 説明文
  • 十六聖天のクリスマス3
    天鏡宮に暖かくも穏やかな時間が流れていた。 アリス 「それでね、次郎さんったらそのまま逃げてしまって」 バーバラ 「あらあら、そうなの? 困ったわね……」 時間はとうに夕刻を過ぎ辺りは暗くなっていた。 だというのに、アリスの部屋を訪れるものがあった。 楽 「邪魔をする」 アリス 「あら?えっと、楽さん…?」 楽 「うむ、夜間に失礼だな。ところでなんだその……?は?影が薄すぎて私を忘れたか?」 アリス 「い、いえ、そんなことは!」 楽 「はっはっは、何、気にしておらんよ。ところでちょうどいいカッフェが手に入ったんだが、どうだね?」 アリス 「カッフェ…?」 楽 「ム…かのエクスカリバーが今時の女子はみなそう言うと聞いていたが…違ったか?」 アリス 「え、えと、うーん……ま、まあとりあ...
  • 十六聖天外伝 失楽園の章 二十三話
    毒の領域は現在進行形であらゆるものを飲み下している だが、満足したのかハワワイガーは空に帰って行った シルヴィアやアルスラー、残された聖天士は困りかねていた そんな時である 「ちょっと待てよ!」 「誰です?」 「自己紹介しとこう!!俺は概念すらも切り刻むヴァイオレットキャンサー!」 「オレは全ての鉱物を無から生み出し、支配するゴールデンワイルドボア!」 「緋色に海を染める海戦の王…ヴァーミリオンシャーク!!」 「一日三回凄い衝撃波を放てる茶色オックス!」 「本当に誰なんです…?」 『我らブロウ・パイソン・タイガーと同じ里の者!友の事は我々に任せて頂こう!』 ―十大聖天 玉座 「よく来たな、佐藤次郎…我が子よ」 「爺さん、アンタが親玉か…?」 「左様。我こそは十大聖天の1位。ゲームマスターと呼ばれておる存在よ」 「…気が乗らねェな...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド 最終章 第八話~
    「トム、お前ガキと次郎連れて“飛ぶ”くらいの力は残ってるんだろ」 (正直立ってるのも限界なんだよ。ガキの前くらい格好つけさせろ) (出来るだけ時間は稼ぐ。頼んだぜトム) (ソーリー…ブロウ、パイソン。マイフレンド…) 「そういう事だ。行け」 念話を終えたトムが、傷ついた仲間に向き直る 「デスメタル、アリス。次郎をしっかり固定してくだサイ。跳躍シマス」 「え…」 「ブロウとパイソンは…?」 「こんなヤベーのほっとけねーだろ?」 「そういうこった。お前らがいると足手まといなんだよ」 「無理よ!あの子に勝つなんて…!トムですら無理だったのに!」 「おいおい、アリス。聞いてたろ。トムは油断してたんだよ。油断してるトムなら俺たちでも倒せるさ」 「嘘!ねぇトム!二人を止めて」 「ソーリー…」 「デスメタルもなんとか言ってよ!  …デスメタル…?」 デ...
  • 十六聖天 他
    軍師 ゴーメィ・ハワワイザー 副軍師 メカシバイ 軍師王 ハワワイガー 元一位 ジ・アース 元二位 アレクサー・リーンヴォード 元裏二位 北条護国 元二位 吸血皇アルハザード・インペールメント 元三位 西園寺鏡志朗 元五位 耗儀七夜(へるぎななや) 元裏六位 明楽幸節(あきらこうせつ) 元九位 設楽 竜泉(しだら りゅうせん) 元十二位 イスカリオテのユダ 元十三位 遊歌 クーネル(ゆうか くーねる) 元十四位 炎ジュンコ(ほのお ジュンコ) 元十五位 永久なる鬼神 酒天童子 元十六位 一文字 綾香 元裏十六位 フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング 聖天候補 クリムゾン・テール 聖天候補 バーバラ・ババァーラ 聖天候補 朱鷺籐 緋沙奈(ときとう ひさな) 直属部隊 フェルナンド・フォルケンシュタイン 直属部隊 アルフレート・ヴィクセリッヒ 直属部隊 ゴライアス・ダンティシオン 直...
  • 二話
    どれくらい走っただろう 徳間、楽、アルスラー…数多くの仲間が自分“達”の為に道を作ってくれた 次郎やジョン、最高戦力の一角までもが、自分“達”の為に戦ってくれている だから、絶対に負けられない。負ける訳にはいかない それくらい走っただろう 距離の問題ではない。クリムゾンブロウが、ブラックパイソンが斃れて2年 ただひたすら、自分の妹が立つ場所に走り続けていた気がする そんな追いかけっこも今日でおしまい 決意と覚悟を胸に、アリスはその場所に立った 「ジークを突破したのは誰かと思えば、貴女なの?つまらないわ」 「ワンダーワールド、アリスがあなたを止めてあげる。行くよ、シーク」 もうこれ以上、この可哀想な妹に業を背負わせるわけにはいかない これ以上、妹に不幸になってほしくない。手遅れになる前に それに必ず妹に伝えなければいけない事もある アリスはシーク・ハイ...
  • 十六聖天外伝 残光~三章・後篇~
    黒い何かは、ゆっくりと自分たちに近づいてくる どうやら、それは黒いローブを着た酷く小さな人影であるらしい 「我らとて好きで来たわけではない」 「左様。上からの命令。勘違いするな」 ≪余計な…世話…だ≫ 合成音なのだろうか。酷く人間離れした、聞いた者の背筋を寒くするような声 死者が喋るとしたらこんな声なのだろう、そう思わせるような声を発しながら、“それ”は次郎を見て言った ≪彼は誰だ…≫ 「彼は佐藤次郎」 「あの田中茂の代わりにこの度十六聖天に入った兵よ」 ≪あの…茂を…≫ “それ”の声に俄かに驚きの色が含まれていた。無理もない 田中茂…。かつて十六位だったその男は、天才的な鎖鎌の使い手として恐れられた男 代わりに入った、という事はそれを上回る才の持ち主という事だ 「…あぁ、俺は次郎ってんだ。佐藤次郎、よろしくな」 ≪…デスメタル…...
  • 教えて天才先生 第十三話
    先生1号「教えて!」 先生2号「…」 先生1号「アレ?2号?2ごーう。どうしたんッスか?」 先生2号『気分じゃない』 先生1号「わわ…2号がグレたッス…」 先生2号『じゃあ』 先生1号「…わかったッス…」 謎の発光体「ヘェーイッ!小娘。この俺を雇うんだぜ」 先生1号「だ…誰ッスか?」 ママ「ママだぜ!」 先生1号「…背に腹は変えれないッス!よろしくッス、ママ先生」 ママ先生「ママに任せれば何の問題もありやしねーぜッ」 先生1号「えーっと、質問が来てるッス」 ママ先生「構わないんだぜ」 先生1号「『じゃあ最近のチャンピオンについてで一つ』との事らしいッス」 ママ先生「ピーチクパーチクうるせェー」 先生1号「え…」 ママ先生「そんな些細な事より、テメーらはこの国の将来を案じるべきだぜッ」 先生1号「あの…でも、ここは疑問に回答して謎を解き明かすコーナーで…」...
  • 山口(王)
    真・十大聖天7位 誰もがどこかで会ったことのあるような 会ったことのないような、そんな人物 誰からも認知され、認知されない シュレディンガーの猫と呼ばれる能力の使い手 隠密任務では彼の右に並ぶものはいないと言われ 世界中の山口を支配する能力も持つ 所属:真・十大聖天
  • 十六聖天外伝 残光~二章・後篇~
    あらすじ 田中茂が去り、一人浜辺を散策する次郎 そんな彼の胸中に一つの戦いの記憶がよみがえっていた 十六聖天2位、剣皇アレクサー・リーンヴォード… クリムゾンブロウ曰く「練乳うめぇ」 ブラックパイソン曰く「麻薬と何一つ変わらねぇ」 アレクサーとの激しい戦いを思い返していると、不意に次郎の横から声が聞こえてきた 「好い天気じゃのう、今日は」 横に現れた自分に驚く次郎を見ながら、悪戯好きの子供のような表情を浮かべる少女 一見すると10にも満たない年齢に見受けられるこの少女こそ 伝説の剣、エクスカリバーの剣精である 「なんだ婆さん、来てたのかよ…」 「ワシとて女子じゃ。たまには思い出に浸りたくもなる」 驚かせるな、と悪態をつく次郎を無視し、彼女の眼差しは遠くを見つめていた その眼が見ているのは、恐らく次郎と同じ景色なのだろう エク...
  • 十六聖天外伝 残光 ~第五章 アリス・ザ・ワンダーワールド三章後編~
    その場には傷ついた女、水を操る少女。そして一匹の獣がいた。腐っても聖天に身を置く身 水を無効化され白兵戦に持ちこまれたネリーに勝ち目はなかった。鎖につながれた鎌が金色に光る だが、次の瞬間、田中茂の身体は吹き飛ばされていた 「茂さん!」 「大丈夫か。ネリー。私の妹を良いようにしてくれた罰だと思え、人間」 「アリッサ!きてくれたんだね」 「よくも…!よくも茂さんを!」 「しまった、アリッサ!」 アリッサと呼ばれた、アリスに似たツインテールの少女に向けて、ゴールデンアイを放つ ネリーの虚を完全についた攻撃。だがアリッサと呼ばれる少女には何の効果もない 「茂というのは、そこに転がっているボロ屑の事か?」 ネリーの足もとに転がっていた鎖鎌が蒸発する 「空間ごともお前の光を燃やした。こんな風に、な。所詮その程度の光だという事だ。無駄 な抵抗はや...
  • ドッペルゲンガー
    ファウストがヴァジュランダ争奪戦にて入手した明楽いっけいの血液で作成したいっけいのクローン ファウストの作品の一つなので、ブリュンヒルデ、ヴァルトラウテの弟ということになる 身体能力などのポテンシャルはオリジナルより劣るものの、記憶、性格は完璧にコピーしている さらに彼自身、自分がクローンであるということに気づいていない また、精神感応者(テレパシスト)のDNAが若干だが混ぜられており、彼が見聞きした情報は自動的にファウスト の脳へ転送されるようになっている 言わば、無自覚のスパイ 「無感動」のヴァルトラウテが明楽いっけいを強襲、捕縛した際、明楽家に放たれなり替わりに成功した しかしなり替わったのもつかぬ間、エース・ザ・フォーカードと戦闘するはめになり、敗北 さらに躰に女の喜びを叩きこまれ、それにより発狂、金沢を買い占めてしまうという暴挙にでる しかし、その後ガー...
  • @wiki全体から「ヴェノムタイガーの後悔・後編」で調べる

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