第五話

「予想していたより賑やかだなぁ……」

「だろ?」



ヘルス曰く、これは祭りみたいに活気づいている……との事だ。



「ここら辺にいると聞いたんだが……」


「ちょ……やめ……ギャー!」ゴン!



急に何かと何かがぶつかる音と悲鳴が同時に近くから聞こえた。



「あっちから聞こえたぜ!」

「あの声は……」



声がした方向に急いで駆けつける。



……………………………


「ここ……なんて読むんだ?」

「“寺子屋”だぜ。」

「寺子屋……?」

「あー……勉強を教えている所だぜ。」

「なるほど……」

「おーい、慧音いるかー?」



魔理沙が呼んでから数秒、寺子屋の中から女性が出てきた。

服装は群青色を基調にした丈の長いドレス

髪は腰のあたりまである雪みたいに純白な髪だ

頭に……特徴的な帽子をかぶっている。



「魔理沙じゃないか、どうしたんだ?」

「いやさ、ここに外来人がいるって聞いて「隊長ー!!」

「優羽か!?」

「な、何だ!?知り合いなのか?」

「これには色々な経緯があってな……とりあえず中に入れてくれないか?」

「わ、分かった。」



……少年少女説明中……


「なるほど、あの気持ち悪い……ゾンビ?と君たちが来た理由が分かったよ。」

「優羽……お前は“また”か!!」



優羽の頭をグーで殴る。

「す、すみません!」

「「また?」」



慧音と魔理沙の声がハモった。



「こいつはな、任務をすっぽかす事が多くてな……大方女だろう、皆可愛い子ばっかりだからな。」

「か、可愛いだなんて……///」

「何だかムズムズするぜ。」

「いやぁ……」

「お前は誉めてない!」
「う゛……」



その後、優羽の話を聞いて俺は驚きを隠せなかった。



……………

…………

………

……

最終更新:2010年02月14日 14:10
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