サーベル・タイガー

ネコ科の肉食獣。極端に発達した上顎の犬歯が、まるでサーベル(洋剣)のように立派なことから、この名前がつけられている。
この世界でサーベルタイガーにメタモルフォーゼできるのは慎吾のみ。父は普通のベンガルトラ、母、兄はホワイトタイガーである。
もともと島崎家の血筋はトラとしての遺伝特徴を強く持っていた。そこにより遺伝子操作によって作られた母親、中央の技術によりまた遺伝子操作によってやっと誕生した【獣皇】の宿命を持つ慎吾だけが、この姿になれる。
無論、慎吾自身はそんな称号も力も、望んではいなかっただろう。だが、迅に出会えたことにより、彼はその宿命と真っ直ぐ立ち向かう事になるだろう。

真っ白な体毛に、黒の筋がある。ぱっと見はホワイトタイガーと変わらない。その二本の延びた犬歯と、強靭な筋肉、強い爪。

個体能力がかなり高い。

 

 

 

 

裏な話(微妙ネタバレ注意)。

遺伝子操作によるハイブリッド化は実は獣人の能力を高めるだけではなかった。
ナノマシン、または科学的技術との連鎖も試されているのだ。

だから慎吾は長い年月の間ずっと全ての技術をまとめ上げた集大成と言えないこともない。

それは鷲もそうであるし、アルカナシリーズ、迅にも言える事なのだ。

実際は阿部もそれに近い存在であると言える。彼の場合は本当に自然発生であり、三橋との出会いによってその能力を目覚めさすきっかけを得るのだ。

最終更新:2008年10月13日 02:29