※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

今日もまた変わらない生活が始まる。なにかあっと驚くことが起きないかなぁ~っとバカなことを考えて
起き上がる少年 ディバイン・ドーレイト
なにかとこういうことを考えるのはゲームのやりすぎなのだろう。
おかげで色々と学校生活に支障をきたしている。成績が良くないのはいうまでもないだろう。
ちらりとディバインは時計を見た。とっくに登校予定時間は過ぎていた。
「うわ!やば!もうこんな時間か!」
いつものようにチャッチャと着替えをすませて物凄い速度で家を出ていった。



登校道には普段と変わらないコンクリートの道、道路に走る車の音が妙に今日はうるさく感じている。
何度か道の角を曲がり、それほど大きくない学校が見えてきた。しかし、もうすでに登校時になるチャイムは
鳴り終わっていた。最後まで希望を捨ててたまるか!、
と意気込みまだ走り続けたディバインだった。




「ギリギリセーフ……」息を切らせながら教室へ入ると、
「お、またギリギリかよw」彼の名前はギル・バスタード。ディバインのいわゆる悪友という奴に値する。
彼の家は代々剣の名前がつけられるようになっている。前に聞いた話だが、中世くらいから家系が繋がっているそうだ。
「うるせなぁ~、起きられんだからしょうがないだろ?」。
「目覚まし使えぃ!ま、まさか使えないとかいうんじゃ……」
ギルが信じられないといった様子でいった。
「なめんな!15歳にもなって使えないやつがいるものか!」
ディバインが声を張り上げていった。
「確かにな~そりゃそうだ。ま、遅刻してないからいいか」
一人納得したような様子で、うんうん、と頷いている。
「ま、そういうこった。」
こうして学校生活が始まっていくのであった。




午前の授業が終わり、給食の時間になり、周りがざわつくのが手に取るようにわかる。
「なあ、そういえば気になるんだが、お前のその首飾り、なんで学校につけてきてるんだ?」
いきなりギルがそう聞いてきた。
「両親が俺が十歳になったときにくれて、肌身離さずもってなさい、っていってたからだよ」」
形は2個あると何かになるような、例えると、漫画にでてくる、いわゆる紋章に似ている。
ギルがバツの悪い顔になって言った。
「あ~スマン悪かった」
「気にすんなって、いつものことだからよ。」
ディバインの両親は約五年間何処かにいってしまったのだ。どこにいったか連絡がつかず、とてもじゃないが
見つかりっこない。なぜなら――――
「そうだな、お前の両親は、旅人だもんな」
ギルが笑いながらそういった。
文字どうり旅人なのだ。ディバインを放っておいて外国に出かけることしばしば、
逆に無理やりジャングルの奥地などに連れ込むなどが多々あったのだ。
その度に、クラスの連中にヘンテコなお守りやら人形やらを配っているのだ。
この五年の間もまた、変なところにいっているのだろうと。
「あの人たち、いつ帰ってくるんだろう……」
「わからん」
いつのまにか給食の時間が終わりかけていた。
「あ、飯」
ギルが気づく。
「「げ、あ、あと5分しかねぇ!」
凄い速度で見ているほうが喉が痒くなりそうだった



放課後になると頭痛がおきた。
「うう……イテェ……」
ギルがいった。
「どうした?レイがいなくてさびしいか?」
「阿呆、それは禁句だ。」
急にギルの顔が険しくなる。
「スマン・・・流石に失言だったな」
こんどはギルの顔は明るくならなかった。
それもそのはず、レイは、
「あいつは……もういないんだから……」
レイ・フレイヤーは、
彼女はとても近寄りがたい雰囲気をもつ人だった。多分ディバイン以外に話している者はいない。
何故ディバインだけが話しているのか?それは席が隣だから。それだけ。これといった条件等はない。
周りは何故話せるの?とか、怖くない?とかいってくる。近寄りがたい雰囲気はあるが、そこまでひどいものではない。では、逆に聞くが、なんでだ?
と、ディバインはかなり疑問に思っていたことだ。
それと、もうひとつ重要なことがある
レイは、先週から学校にも家にもいないのだ。警察も捜索しているが
行方不明という結果だった。まだ捜索はしているであろうが。
状況としては、学校から帰っている途中に事件、または家出によるものと予想されている。
「あいつ、なんでいなくなっちまったんだろうな……」
ギルがそうつぶやく。
「俺の両親が関係してたらとてもじゃないが……」
ディバインが不安の混じった声でいった。
「ああ、そうだな……」
ギルもまた同じだった。
「…………」
下校のチャイムが鳴る。
「いや、悪かったな。じゃ、おれ帰るわ」
「あ、ああ……」
教室には俺一人。ふらりとベランダに顔を向けてみた。すると、
凄まじい閃光が走る。
急に辺りが真っ白になったかと思うと、その光はすでになくなっていた。
「なんだ?いまの?」
とりあえず、ギルにでもきいてみよう。
「ギル~!」
幸いすぐに追いついた。
「ん?どうしたんだ?」
「いやさ、なんか光らなかったか?」
「ん?そんなことはなかったが?」
何がなんだかわからないといった様子でギルは聞き返してきた。
アレ?おかしいな?、確かに光ったと思ったけどな……
「そっか、スマンな変なこと聞いて」
「気にスンナ、もともと変だから。」
皮肉をひとついれてきた。
「うるせぇ」


帰り道にクレアとあった。クレア・ユニバース、彼女はまた、俺の家族と交流が少なからずあり、面識がある。子供のころから
ほぼ何でもやってきた仲だ。周りからは兄弟との称号がつけられてしまったほどだ。
いつもは忙しく、一緒に帰ることはないのだが、
ディバインが聞きたいことを直接聞いた。
「今日はどうした?遅いじゃないか。」
学校の時計はすでに6時をまわっていた。
クレアが答えた。
「今日は部活が長引いちゃってさ~。また、あのコーチが厳しいのよ」
笑いながらしばらくクレアの愚痴を聞いていた。







いつのも帰り道から少し前のところでクレナとは別れるのだが――――
「お、ここまでだな、じゃあな~」
そして歩き出そうとしたそのとき、
「・・・あのさ、ディバイン」
何か言いたそうな顔でクレアはいった。
「ん?どした?」
「明日、夜7時くらいにまたここにきてくれるかな?」
これは…、とディバインは内心あせった。
「う、ん……わかった。いくよ」
なんとか頷づくことができた。
「本当!ありがと!、じゃ、またあしたね~」
元気な声で踵を返していった。
ディバインは迷った。……俺はなんて言えばいいんだろうか、と。
受け入れるか拒むか……今日は眠れなさそうだ・・・
「よ!、ディバイン」
「うわわああ!ギル!なんでここに!?」
心臓が止まるかと、心配するほどの驚き方だった。
「観察が俺の仕事w」
今の一言ですべてを理解した。顔が果てしなく赤いだろう
「……見た?」
「……ああ!」
親指をビシッ!と立ててギルはいった。
「なんだってそんなまねするんだよ!アホか!」
ディバインは激怒した、
あたりまえだろ?
「昨日、クレアから電話があったんだよ。なんのようだってきいたら
明日、ディバインと2人で帰りたいんだけど、ってな」
「…………」
ディアインは黙った。
「んで、こうなったってわけだ。」
いつになくギルの顔が真剣になった。
「断るのも受け入れるのもお前の自由だ。だが、曖昧なのは絶対にやめろ。わかったな?」
「ああ。」
「んじゃな~、本日二度目のお別れだな」
「あ、ああ、じゃあな~」
ギルがいつもの調子に戻る。まったく、こいつは……



帰り道、ディバインは必ずよるところがある。それはかなりデカイ木がある小さな公園だ。人もこんな時間だと
いない。ディバインはいつもここで一日の出来事を整理してから帰っている。
今日は……とりあえず光だな。なんだったんだろう?
ま、生活に支障はないしいっか
つぎに、クレアだな。返答は……すぐには決められんな……でもいくっていったしな。
ああぁぁぁ! どうすりゃいいんだ!
……ま、じきに答えも出てくるさ。


「ん?」
なんだろう?デカイ木が光ったような……近くにいってみよう……
これはなんだ?とても懐かしいのか、虚しいのか、という気持ちは……
俺は疲れたんだろう。全部気のせいなんだ。
と、ディバインは自分に言い聞かせ、その場を立ち去ろうとした。
その時に、泡がつぶれるような音がし、
目の前にあるでかい木から、だ円形の人がやっと通れるくらいのスペースの
光の壁が出たのだった。
これはなんだろう?また目の錯覚?いや、そんなはずがない……
半信半疑のディバインは何をおもったのだろうか、
おそるおそる手を伸ばした……すると、
手が光に吸い込まれていった!
「これは……!」
ディバインは驚き、何も言い出せなかったが、
「くそ!誰かいないのか!?」ディバインが可能な限りの声で吼えた。
しかし周りには人の気配はなく、虚しく声が公園に響く……
「う、うわわぁぁぁぁぁ!」
光の中に吸い込まれていくとき、何かを必死でつかんだ。

気がした……