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「う、うぅぅん」
目がまぶしい。今は夜のたしか7~8時のはず、周りは暗いなのだが……
俺はゆっくりと瞼をあけた。そこにはなんと、
辺り一面木の葉と木と素晴らしい自然のなかにいた。
「なんだ!?ここわぁぁぁぁぁぁっぁぁ!?」
俺は絶叫した。
「俺はたしか公園にいたはず!」
即座に頭の中の記憶を限界まで引き出し、再生する。
完了。
公園にはこんなあきらかに「森」の文字があうほど木はない、
そもそも、もう少し空気が……そう! 汚いはず!それに、車の音もまったく聞こえない。
どっかに飛ばされた? 
いやいやいや、物理的に無理だ。
い、いや現にどっか違う場所に移ってるし……
あの光のせい、なのか?
でも、そんな非常識なことがあってたまるか。
こんがらがった頭で考えても結論はでなかった。
「考えたってラチがあかねえし、とりあえず、することするか……」




俺は木の棒を探していた。手ごろな大きさ、重さ、長さのものを。
両親からサバイバルに関しては多少たしなんでいた。
森に遭難した場合、毒蛇等から身を守るために、地面を叩きながら進む、というのを教わった。
次に、水と食料。人間、衣食住の食は大変重要だからな。
荷物を次に確認した。とくに役立つ物はない。あえていえば、火を起こしたときに勢いを強くする紙しかない。まぁ、教科書のことだ。
何故だかしらないが飴玉が少し鞄の底にあった。いつ入れたのだろう……
入れる人など身近にいたか?
まぁいい、次は水だな、地面掘って蒸発した水をのむ……ってのもありだが、んな暑くないから何時間もかかってしまう……ま、何とかなるでしょう。多分……三日以内にね……

その後に森の散策にでかけた。
サバイバルグッズが無いぶん、苦労はしたが、特になにも変なところはなかった。
一箇所を除いて。
木の棒で地面をたたきながらしばらくすすんでいたら、変なモノにあった。
なんていうんだろうか、そう、まさにスライムというか、なんというか。
ドロドロのデロデロ。中に丸い核のようなものがある。
とりあえずスライムがいた。決定的にそう思った理由は、
         ウゴイテル
そりゃあもうグニャグニャに驚くくらい。けど、でかいから速度は遅い。
だが、でかいっていっても自分の身長の三分の一くらいだ。
これは……ふぁんたじぃな世界なのかな?
いや、意味わかんないから、と、簡単に考えるのをあきらめた。
ちなみにだが、どうしてこんなこと頭の中で考えているかというと、
相手がこないからである。襲ってこないっていったほうが当たりだな。
とりあえず、
逃げよう。
走ろうとしたが、それは叶わなかった。
「げ!」
何かが飛んできて俺はすくみ上がった。それは木に当たり、溶けてしまった。
俗に言う、
「スライムは酸を吐いた!ディバインは10のダメージをくらった!」ということだ。
やらなきゃやられる!
力任せに木の棒でスライムっぽいのを殴った!
そしたらあっけないこと。水が凄い勢いで蒸発するみたいに、霧を巻き上げながら、
光になって消えてしまった。
「な、なんなんだ?」
驚くのも当たり前。消えてしまったのだから。
どうして?なんで?しかも水っぽくなるのではなく光?
疑問は尽きないが、一つ芽生えた感情があった。
誰か俺をこの変な世界から助けてくれ……
願いが叶うはずも無く、時は過ぎていった。小2時間は歩いたと思うが人っ子一人いない。
何回かスライム?ともであったし、何回も倒していった。
しばらく歩いていたら洞穴があった。
「あ、ちょうど……いい休もう……」
疲労の色が濃い俺は一刻も早く休みたい衝動に駆られた。
しかし、入ろうとしたそのとき闇の中から何かが光った。
何かの気配を感じてそこから離れようとした。そのとき!
「グガァァァ!」
「おわ!なんだ!」
叫びと光の煌きに驚き後ずさりした。そして目に映るのは、
肌が灰色、そして毛が生えていない熊のような生物だった。
そしてすでに着ていた学生服が切り裂かれていた!
「う、うわああぁぁ!!」
俺は一目散ににげた。




しばらく逃げた後、
どれくらい走っただろうか。さすがに体力が底をつき、今にでも座りたくなった
だが、すわることによってあの生物に捕まったりでもしたら……
という想像が歩かせてくれた。方向もわからずに、ただひたすら歩くと一つの不安が生まれる。
それは、いつの間にか反対の方向に向かっていてクマ?とばったり会うのではないか、と
そしてそれは現実のものとなった。
「グゥゥゥ……」
「ひ!」
短い悲鳴をあげた。頭の中は捕まりたくないの一点張り。
逃げた。限界の足に鞭を打って逃げ出したが、あの生物のほうが明らかに速い。
「うわぁ!」
体の上にのしかかる。頭にがぶり、ときたので咄嗟に持っていた木の棒で口を封じる。
俺、死ぬのかな。
頭の中には死しか思い浮かばなかった。
バキャ!
木の棒を折り、必死の抵抗も虚しく、クマ?は真っ直ぐディバインの喉を喰らいつこうとする。
俺は恐怖のあまりに目をつぶった。