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* 基本データの種類
- 論理値・文字列・整数値・実数値・ポインタの5種類があります。
- 全ての基本データは、''値''情報と''型''情報を同時に保有しています。
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** 論理値 ( Logical )
> ''TRUE'' と ''FALSE'' があります。
log1 = TRUE # 真です。
log2 = FALSE # 偽です。
log3 = (3<M_PI && M_PI<4) # 円周率 M_PI=3.14... ですので、log3 の値は TRUE となります。
** 文字列 ( String )
> 文字列は本体部分を2重引用符 又は 2重大括弧で囲んで指定します。後者の場合は、複数行に渡る文字列を(各行行末をエスケープすることなく)そのまま記述できます。どちらの場合も、エスケープ文字はC言語のものと互換性があります。
str1 = "AIR-Lang\n"
str2 = [[
AIR-Lang
]]
re = "/[ABC]+/" # 正規表現は、"/POSIX規格/" で指定します。
** 整数値と実数値 ( Integer and Double )
> 整数値の内部表現はC言語の int を利用しています。実数値の内部表現はC言語の double を利用しています。(必要な場合は、自動型変換が行われます。)
a = +100 , b = -333 , c = INT_MAX # 整数の指定例です。
i = 0b11 , j = 0o77 , k = 0xFF # 2進数、8進数、16進数の指定例です。
c = '\n' # C言語と同じエスケープ文字が使えます。
x = -1.0E+99 , y = +1E-7 , z = 0.0 # 実数の指定例です。
ans = int("3") + int(2) + int(NULL) # 関数 int() で値の整数化ができます。( ans=5 )
ans = dbl("3") + dbl(2) + dbl(NULL) # 関数 dbl() で値の実数化ができます。( ans=5.0 )
** ポインタ ( Pointer )
> 関数のエラー戻り値や、[[ファイルポインタ]]などで使われます。
x = NULL # ''NULL'' ポインタです。
p1 = STDIN # 標準入力です。( stdin は別名です。)
p2 = STDOUT # 標準出力です。( stdout は別名です。)
p3 = STDERR # 標準エラー出力です。( stderr は別名です。)
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* 配列について
- 1つ以上の基本データ又は配列を、添字を用いてまとめて保持したものです。
- 配列と連想配列(ハッシュ)は、統一的に扱えます。互いに混在が可能です。異次元であっても同様です。
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Example: 配列 a と配列 b は、同じ値の要素を持ちます。
a[0]=00, a[1]=11, a[2]=22, a[5]=55 # 配列は添字と値を指定して初期化します。
b={00,11,22,,,55} # 初期値を一括指定することも可能です。
p(a,b) # 2つの配列の内容を出力します。
Example: 配列 c と配列 d は、同じ値の要素を持ちます。
c["US"]=0, c["EU"]=1, c["JP"]=2 # 配列と連想配列は統一的に扱えます。
d={"US"->0,"EU"->1,"JP"->2} # (連想配列的な)初期値を一括指定することも可能です。
p(c,d) # 2つの配列の内容を出力します。
Example: 配列 e は異次元要素が混在しています。
e[0]=00,e[1]=11,e["TEST"]="???" # 配列と連想配列は互いに混在が可能です。
e[1,2,3,"TEST"]="OK" # 次元数が異なっていても混在が可能です。
p(e) # 配列全体の内容を出力します。
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* 変数について
- 変数は、1つの基本データの''型''と''値''を同時に保持します。又は、1つの配列データを保持します。
- 変数の定義は、単に変数を初期化することで行います。(デフォルトはLocal変数となります。)
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Example: 1〜100までの数の和を計算します。
sum=0 # 変数 sum を初期値 0 で初期化(=定義)します。(Local変数)
for(i=1;i<=100;i++) # 変数 i もLocal変数です。
sum+=i
print("Answer=%d\n",sum)
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Example: 明示的な変数定義の例です。スコープを指定します。(Static変数はユーザー定義関数内のみ有効です。)
global gx=0,gy,gz # Global変数 gx,gy,gz を定義します。
static sx=1,sy,sz # Static変数 sx,sy,sz を定義します。
local lx=2,ly,lz # Local 変数 lx,ly,lz を(明示的に)定義します。
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表示オプション
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