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日本昔話:とりかえばや物語 ◆/O9sjV9JyQ



「いや、失礼。取り乱してしまいました」
かがみの履いていた犬の毛で出来たパンツを平らげたアムンゼンは、ようやく我に帰ると真摯な顔で頭を下げた。
「ったく、6/以外の男に裸を見られるなんて最低だわ……」
かがみはぶつくさと文句を言いながらも地面の上に落ちていた新しいパンツを拾って履く。
ちなみに、彼女の中では「裸」とは本当に何もつけていない状態のみを指しているらしい。
一部始終を生暖かい目で見ていた6/だったが、アムンゼンが落ち着いたのを見ておもむろに口を開く。
「ところでアムンゼンさん、今まで誰かに遭ったりしたか?」
「いえ、私はここに連れてこられた直後に犬を見つけ、先ほどのように忘我の状態になってしまいましたので……
遭ったといえば、変な髪形をした日本人のレディと、そのレディに引き摺られていた二匹の犬くらいでしょうか」
6/は名簿に書かれていた名前を思い出してみる。
「変な髪形をした日本人」とは、まず間違いなくフグ田サザエだろう。
犬というのは参加者の一人かもしれないし、誰かの支給品なのかもしれない。
参加者のカオスっぷりからして、意思あり支給品が配られている可能性はかなり高い。
しかし、アムンゼンの話からは彼らが殺し合いに乗っているのかどうかすらも判断することは出来なかった。

6/は下着の山の上に腰を下ろして、顎に手を当てて苛立ちまぎれにため息をついた。
最初は自分の持っている書き手としてのメタ知識が多少とも役に立つのではないかと思っていたのだが、
参加者の顔ぶれを見るに今回参加させられたのはかなり自由なロワのようだ(今回も、と言うべきか)。
ここまで自由度が高いと、いくら参加者の性格や能力を把握していても彼らが実際にここでどんな行動を取るかを
正しく予測するのは不可能である。
どう考えてもマーダーにしかなりそうにないキャラが対主催をしているかもしれないし、
弱小一般人のはずのキャラが強マーダーになっているかもしれない。
かえるだのかぐや姫などトランプのカードだのといったキャラについては、どう動くか全く予想できない。
(まあ、いくらなんでも狭霧が対主催になってる、なんて極端なことは無いだろうが……)
そもそも分からないのは、ここが一体何ロワなのかということだ。
最初は新しいカオスロワかと思ったのだが、名簿を見てみると他のロワに参加しているキャラクターの名前に混じって、
自分やジャイアンの母、野比玉子などカオスロワでお馴染みの顔ぶれの名前があった。
しかもそれらの名前は同じ箇所に固まって記されている。
他の名前を見てみても、同じ作品(?)からの出身者は固まって記されていると考えるのが自然だ。
つまり、この名簿には「カオスロワからの出場者」という枠があるのだ。
ということは、ここはカオスロワでは無いということだ。
他にもオリロワやニコロワからの参加者の名前も多くあった。しかしリピーターロワかというとそうでもない。
一回もロワに出てないようなキャラクターの名前もあるからだ。
(大体、古典の世界のキャラの名前まであるしな……)
しかし疑問は残る。自分はカオスロワから連れてこられたわけではなく、毒吐き別館のパロロワクロスネタ投下スレにある
学校から連れてこられたからだ。
そう思ってもう一度名簿を見てみると……やはりというべきか、自分の名前がもう一つあった。
その周囲にはかがみやみゆきなどクロススレでお馴染みの顔ぶれの他、ランキング製作人の名前すらある。
つまり、自分の出典作品はカオスロワではなくクロススレらしい。
そして自分とかがみの名前が二つずつあったことについては見なかったことにした。
自分がわりと順調にここまで来ていることから考えると、今頃もう一人の自分のほうが誤解フラグに追われているのかもしれない。
(まあいいや。まずはみゆきを見つけることが先決か)
どうせ、ロワ内部の人間がいくら必死で考えたってわからない何かがあるんだろう。

「ところでアムンゼンさん、あんたの支給品は何が入ってたんだ?」
「私の鞄の中身ですか? そういえば、まだちゃんと確認してはいませんでしたね」
そういってバッグの口を開けて中身を取り出すアムンゼン。水や食料に続いて出てきたのは、一本の細いロープだった。
一見何の変哲も無いロープだが、どこかで見たことがあるような気がする。
「何かの作品に出てくる道具だったかな? ちょっと触らせてもらってもいいか?」
「ええ、もちろん」
6/はそのロープの片方の端を手に取った。
その時、たまたまかがみも何とはなしにそのロープのもう一方の端を握った。
その瞬間、6/とかがみは軽い立ちくらみを覚えてよろめいた。


「ん? 今のは何だったんだ? ―――って、何いいいいいいいい!!」
頭を押さえながら顔を上げた6/は、目の前に紛れも無い『自分の姿』を見て仰天する。
すると、その『自分』が自分を指差して口を開いた。
「その前に、自分の姿を確かめて見なさいよ」
「あん? って、この展開はまさか……」
なんとなーくオチを予想しつつも、6/はまず自分の体を見下ろす。
パンツとブラしか付けていない、若い女の体があった。あるはずのものがなく、なくていいものがついていた。
続けて顔を触ってみる。そして肩に掛かっている、微妙に物理的におかしい形をしている長い髪を触ってみる。
と、そこへ気を利かせたアムンゼンが鏡を差し出した。
そこに映った自分の姿を見て、6/は数瞬凍りついた後絶叫した。


「つーか、今時こんなベタな展開があるかあああ!!」
6/(外見がかがみ)がものすごく納得のいかない顔で地団太を踏む。
やっと思い出した。これはドラえもんに出てくる『入れ替えロープ』という、人間の中身を入れ替えるロープだ。
「むしろアンタのジンクスの誤解フラグに対する対抗策になっていいじゃないの」
「どう考えても新たな誤解フラグを生みそうだろ!!」
かがみ(外見は6/)の暢気な態度を見て更に苛立ちを増す6/。傍目には何の違和感も無い。
「これはこれは、中々興味深い現象ですね」
アムンゼンは冒険家としての好奇心を刺激されたのか、心底楽しそうな目で二人の姿を見比べる。
「いつまでもこうしていられるか!! さっさと戻るぜ!!」
「えー、私はしばらく男の体でいたいのに」
「どうせそのほうが女を犯しやすいからとかいう理由でだろうが」
不満を垂らすかがみをせっついて、もう一度そのロープの両端を握った。
しかし、何も起こらない。
怪訝な顔をする二人に、アムンゼンがバッグの中に入っていた説明書を手にとって言った。
「えー、その道具は主催者によって、一回きりしか使えないようにされているようですね。
つまり戻る方法は無いということでしょう」
「な、納得いかねええええええ!!」
頭を抱えて悶絶する6/(外見はかがみ)と、自分の姿をしたそれをやや熱の篭った目で見つめるかがみ(外見は6/)。
「まあまあ、こうなった以上は仕方が無いじゃないの」
「どうでもいいけど、俺の姿と声で女口調で喋るのはやめてくれないか?」
「そう? 私は結構気に入ってるけど?」
「それより上の服を貸してくれないか? この格好は寒いし、だんだん恥ずかしくなってきた」
「まあいいわよ、元はあんたの服だしね」
こうして服を分け合うことで、6/(外見はかがみ)はちょっと大き目のシャツ一枚に下は無し、
かがみ(外見は6/)は上半身のみ裸という格好になった。
「状況的に仕方が無いとはいえ、日本人とは思えぬはしたない格好ですね」
アムンゼンが苦笑する。
「女のパンツを脱がす奴に言われたく無いぞ」
「それはご安心を。私が理性を失うのは犬の気配を感じたときのみです。それで、これからどうします?」
「ま、とりあえず元に戻る方法を探すのは後回しだな。まずはこの下着をたどっていってみゆきの落ちたところに戻ってみたい。
なあ、お前もそう思うだろ? って、かが、み……?」

6/が振り向くと、かがみは6/の姿を据わった目で凝視しながら口から涎を垂らしていた。
まるで性に飢えた獣のような顔だ。
かがみの姿の時ですら十分不快だったのに、自分と同じ姿をしている人間がそんな顔をしているというのはかなり気持ち悪かった。
「ハアハア……こうして見ると、私も結構女の子としては可愛いほうよね?」
「おいかがみ……お前まさか……」
「フフフ。自分を犯すっていう経験なんかそう滅多に出来るもんじゃないしね。
せっかくだからアンタのこの○○コを有効活用してやるわ!!」
かがみはそう言うと、ダイブ時のルパン並みの素早さでズボンを脱ぐとチ○○をシゴきはじめた。
「ハアハア、6/の○ン○の感触が私の手によくなじむわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
もちろん即座に6/とアムンゼンによって再勃起不能になるまで凹られたのは言うまでも無い。

「この変態!! 変態!! 変態!! ド変態!!」
6/は、その体が本来は自分のものであることも半ば忘れて半裸のかがみを踏みつける。
「ガチレズな上にナルシストとか、救いようのない変態だなお前は!!」
最初は一緒になって制裁していたアムンゼンすら引くぐらいの勢いで怒りをぶつける。
その怒りは、自分の身体を不純な動機に使われそうになったからというのが大きかった。
しかし裸の背中を踏みつけられていたかがみ(外見は6/)は、6/を上目遣いに見上げるとこう言った。
「な、何よ!! せっかく人が、生まれてこの方有効活用されてないであろうあんたのチン○を使ってあげようって思ってたのに!!」
「なっ――――!!」
そのセリフを聞いて、6/(外見はかがみ)は顔を耳まで真っ赤にした。
それを見たかがみはしてやったりとばかりにニヤリと口の端を歪ませた。そして嗜虐心を擽られたように、
「ああ、やっぱりアンタ童貞だったんだ。まあそうだろうって気はしてたけどね。
後ろの穴のほうは私が随分可愛がってあげたけど、こっちのほうはまだ……ってわけね」
「う……うるさいな!! 大体そんなことは……」
「でも女子高生の私ですら女の子を○○○した経験くらいはあるってのにねえ。
ま、二次元の女の子に向かって俺の嫁とか言ってるキモオタならそれも当然―――」
6/は、ほとんど反射的にかがみの顔を拳で殴っていた。
かがみの口の中に血の味が広がる。
もうそれが元々自分の身体であることなど完全に忘れて、6/はかがみに拳の雨を降らせた。
「悪いかよ……!! 二次元の女の子を好きになっちゃいけないのかよ!!
てめえみたいなガチレズにそんなこと言われたくねえよ!!」
それでもかがみは6/を嘲るように呟く。
「フン……私はやろうとさえ思えば好きな相手と、無理矢理にでも関係を持つことが出来るわ。
けど、あんたは相手に思いを伝えることさえ出来ないじゃないの。それが私たちの差なのよ」
その言葉に更に拳を強く握り締めて振り上げた6/だったが、
「ジェントルマン、そろそろ冷静に!!」
と、アムンゼンに腕を掴まれた。
流石に歴戦の探検家、女子高生ごときの腕力では敵いはしない。
「お前なんか……」
自分にさえどうすることも出来ない暴れる心を吐き出そうとするかのように、6/が大きく口を開けて言い放った。
「お前なんか、何かのついでに適当に死ね!!」
そして、まだまだ言い足りない何かの代わりのように口から荒い息を吐きながら肩を上下させる。
それを見て、かがみはなおも何かを言い返そうと口を開いた。

その時、二人の側を一台の牛車が走り抜けていった。
牛の立てる爪音と鳴き声、そして風が一瞬にして通り過ぎた。
そして、突然の通りすがりに驚いて目を閉じていたかがみとアムンゼンが目を開けたとき、そこからは6/の姿が消えていた。



トモ

殺し合いで

配られた鞄の中に

でっかい牛の引く車が

入ってて

それに乗って適当に

ウロウロしてたら

なんか結構

カワイイ子

みつけて

でも

見るからに変態な男に

襲われてて

かわいそうだったし

口説きたかったから

ちょっと手を伸ばして

さらってきた

みたいな

女の子は

何故か不機嫌そうな顔を

してるけど

それもカワイイかも

みたいな

なんか結構

エロイ格好してるし

勢いで一発やっちまうか?

みたいな

【C-5 平原/一日目 早朝】

【◆6/WWxs9O1s氏@パロロワクロスネタ投下スレ】
【服装】上半身シャツ、下半身パンツのみ
【状態】外見は柊かがみ 健康
【装備】なし
【道具】なし
【思考】 基本:情報を収集して、このロワの全容を推測する
1:???
2:かがみうぜえ


【トモ@あたし彼女】
【服装】ライコフマスク、ネイキッド@ゲームロワMGS
【装備】神罰根@マイティハート 牛車@竹取物語
【状態】健康
【持ち物】支給品一式
【思考】 基本:主催者をたおして彼女を作る
1:6/を口説き落とす


「大変アルよ。早く追いかけないとマズイアルよ」
それまで三人の頭上でぐるぐると旋回飛行を続けていた竜が、地面近くまで降りてきて言った。
しかしかがみは憮然とした顔で答える。
「……いいわよ。あんな奴、もうほっときなさいよ!!」
「そんなわけにいかないアルよ。もしレイプでもされたらどうするアル?」
「そんなのあいつにとってはいつものことじゃない!!
それよりも、さっさとみゆきを探しに行くわよ!!」
竜の言葉に耳を貸そうとしないかがみ。その姿を、アムンゼンは寂しそうな顔で見つめていた。

【柊かがみ(変態仮面)@パロロワクロスネタ投下スレ】
【服装】上半身裸
【状態】外見は◆6/WWxs9O1s氏 重症(命に別状はありません)
【装備】大量の下着
【道具】支給品一式、不明支給品3
【思考】 基本:脱出方法を探る
1:???
2:下着をたどってみゆきを探す
3:こなたがいるなら合流したい

【竜@まんが日本昔話】
【服装】全裸
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品1
【思考】 基本:空中で待機
1:かがみよりも6/が心配だが……
2:かがみうざい
※飛び続けないと死にます

【ロアルド・アムンゼン(その3)@オリロワ】
【服装】冒険家
【状態】健康
【装備】入れ替えロープ@ドラえもん(使用不可能)、クララの鏡@アルプスの少女ハイジ
【道具】支給品一式、不明支給品×1
【思考】基本:犬限定マーダー
1:6/が心配だが、かがみを一人にするわけにもいかない
2:仲間を集め、生きて脱出する
3:かがみが若干うざい
※能力:犬を捕まえる時身体能力倍化、冷気無効、体温氷点下


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