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独白

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独白◆rc417qeK9o


(全部で73人か……どうやらまともにパロロワを行う気らしい)

鈴木万吉は放送を聞き終え、黙考する。
放送で起きたいくつかの事象、参加者リストと照らし合わせ、考察を続ける。

(参加者が152人だと気付いたときは正気を疑ったが、第一放送後で残りが約80人。
大き目のパロロワと考えれば十分成り立つ数だ。ここまでは人数調整による大量死者発生か)

万吉の考えていることは、参加者ではない、主催のことでもない。
さらにその先。全てを操り、そして本当の意味で運営している
パロロワ書き手へと思考を向けていた。

(つまりここからが本当のスタートライン。いかに鬱を振りまき、不幸を量産し、
惨劇を作り出す。その本当の始まりか)

一時、父を思い浮かべ、次の瞬間思考からかき消す。
今は死者を思うときではない。この世界をいかに回すか、それを考える。

(しかし、俺は……パロロワ書き手、そういう設定でここにいる。
……つまり、俺はおそらくオリジナルキャラクターなのだろう。
いつ、どう死んでも文句の言われない存在。
無職ニートということと照らし合わせると、おそらく俺の最後は、惨めに泣き叫んで終わり。
そんなものだろうな)

自分という存在を客観的に見つめ、そう結論づける。
しかし、その結論に対し、今は同時に明確な反抗の意思がある。

(だが……俺はその考えから反逆する。
死は避けられないもの、ならばそれまでに何をするべきか、それを考えなければならない。
俺はパロロワ書き手。ロワのフラグを知り尽くしている男だ)

思い、思考し、考察を進める。
頭を全力で回転させ、一つの方針を得る。

(俺がしなければならないこと、それは、書き手すら届かない領域を持つ者、
つまり原作を持つ者にさりげなく脱出フラグを付加させること。
そしてプリンセスハオには死亡フラグを積み重ねること、それが俺のやるべきことだ。
幸い、俺の仲間としてはカズヤがいる。奴は間違いなく原作持ちだ。どんな内容かは知らないが。
そして脱出エンドに持ち込むに絶対に必要なこととは……
首輪解除要員、脱出アイテム、強力な武器、対主催による脱出への考察。
これらは確かに必要なものだが、それだけでは足りない。
絶対に必要なのは、それらの脱出フラグに命の繋がりを持たせること。
これがパロロワである以上、大人数での脱出エンドはまずありえない。
狙うべきは少人数での脱出エンドだろう。
そのために死者が生者にフラグを受け継がせ、生者はフラグを育て、次へと渡す。
積み重なった命による脱出フラグはたとえ書き手であれど容易には潰せない。
俺はそうなるように場を操作し、……最後には、俺自身も礎になろう)

そこまで考え、思考を中断する。
近くのカズヤへと呼びかける。
当面するべきことを頭の中で列挙し、優先順位の高いものを一つだけ選ぶ。

「そろそろ動く。まずは近くの禁止エリアに行く。
禁止エリアの情報は脱出には必須だからな」

カズヤの頷くのを確認し、鈴木万吉は歩き始める。
心の中で思う。

(見てろ書き手たち……お前たちがいくら優勝エンドを望もうとも、
決して折れない脱出フラグを構築してやるからな……)


【G-8 /一日目 早朝】
【カズヤ@スクライド】
【服装】普段着(くすんだ色の革のジャケット)
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
基本方針:殺し合いに反逆する。
1:とりあえず万吉を連れていく。
2:ぶん殴りたい奴をぶん殴る。
【備考】
※本来の名前はカズマです。



【鈴木万吉@オリジナルキャラ・バトルロワイアル】
【服装】ニート専用パジャマ
【状態】健康、父を失った悲しみ
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本方針:殺し合いをぶっ壊す。フラグ重視。
1:G-5付近へと行き、禁止エリアについての考察を行う。
2:親父……
3:何ロワイヤルなのかを考察する。
4:なんか似た体験をした記憶があるような、ないような?


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湖のほとりで休憩 カズヤ 10^4
湖のほとりで休憩 鈴木万吉 10^4

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