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颯爽登場! 日の出美少年ズ

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颯爽登場! 日の出美少年ズ ◆OQfaQnysJI


E-6、怪しい洞窟。
わざわざ主催者の放送で触れられたこの場所は、多くの参加者の目的地となっていた。
放送後、この地を最初に訪れたのは三人の美少年だった。
すなわちスザク、キラ、リュウタロスのチームである。

「僕たち以外には、まだ誰も来てないようですね」
「たしかに人影はないな……。けど、洞窟の奥には誰かいるかもしれない。気を抜かずに行こう」
「それくらい、言われなくてもわかってますよ。こっちもいちおう軍人なんでね」

それぞれ臨戦態勢を取りながら、三人は慎重な足取りで洞窟に近づいていく。

「あれ?」

最初に、それに気づいたのはキラだった。

「スザク、リュウタロスくん、あれ……」

半ば条件反射的に、キラは不自然な場所に落ちているデイパックを指さす。
つられて、スザクとリュウタロスも指の先に視線を送る。
直後、三人目がけて黒い球体が飛んで来た。

「危ない!」

直感でそれを危険物だと判断したスザクは、傍らの二人を抱えて地面に倒れ込む。
そのコンマ何秒か後、彼のすぐ横で爆音が轟いた。

「ああもう、ついさっきも同じようなことがあったばかりなのに……」

愚痴をこぼしながら、スザクは素早く爆弾が飛んできた方向に視線を向ける。
その瞬間、彼の意識は凍り付いた。
頭に胴体に、手足が二本ずつ。それはたしかに、人の形をしていた。
だがそれは、人ではなかった。
肉体を構成するあらゆるパーツが、人間ではあり得ない形状をしていたのだ。

(なんだ、あれは……)

未知の物体を目の当たりにして、さしものスザクも一瞬動きが止まる。
その隙を見逃さず、目の前の謎の存在……MAXは今一度爆弾を投擲してきた。

(しまった! このタイミングじゃ、よけきれ……)

スザクの顔を、冷たい汗が伝う。彼の脳裏に、あざ笑う死神の幻影が浮かび上がる。
だが次の瞬間、スザクはまたしても信じられない光景を目の当たりにした。

「はあああああ!!」

突如として目にも止まらぬスピードで太った中年の女性が現れ、爆弾を殴り飛ばしたのだ。
殴り飛ばされた爆弾はあさっての方向に飛んでいき、空中でむなしく爆発を起こす。

「あんた達、怪我はないかい?」
「は、はい!」

中年の女性……ジャイアンの母からかけられた言葉に、スザクはすぐさま返答する。

「そうかい、そりゃ何よりだ。いちおう確認しておくけど、先に手を出したのは向こうかい?」
「ええ、そうです」
「わかった。それじゃ一緒に、あいつをとっちめてやろうじゃないか!」
「了解です!」

ジャイアンの母に同意しつつ、スザクは体勢を立て直す。
キラとリュウタロスも、すでに立ち上がって戦闘態勢に入っていた。

「奇襲は失敗、さらに新手が加わったか。だが、この程度ならまだ……」
「ならば、新手がもう一人いればどうかな?」

冷静に戦況を分析するMAXの背後から、突然新たな声が響く。
とっさに回避行動を取った彼の肩を、太刀による鋭い一撃がかすめていった。

「ほう、今の一撃を避けるとは。なかなかやるな」
「貴様、いつの間に俺の背後に……。全く察知出来なかったぞ」
「この程度の気配遮断、忍びの者ならできて当然よ」

わずかな動揺を見せるMAXに、阿魔野邪鬼は余裕すらうかがえる態度でにじり寄る。
MAXから見れば、彼とジャイアンの母たちに挟み撃ちにされた格好だ。

「この状況は、さすがに不利が過ぎるか。不本意だが、一度撤退した方が良さそうだ」

勝てぬとは言わない。だが、相手は五人。加えてその中で、少なくても三人はかなりの戦闘力の持ち主だ。
しかも、相手の手の内がほとんどわからない。敵はまだ、強力な武器や技を温存しているかも知れないのだ。
自らの命をベットするには、あまりに条件が悪すぎる。MAXに、分の悪い賭けを好むような趣味はない。

「決して気分のいいものではないが、仕方ない。ハイパープラズマボム! ボンバーシュート!」

わざと狙いを外し、MAXはボムを放つ。その爆発でスザクたちを牽制し、彼はその場から退却していった。


◆ ◆ ◆


「あんた達、大丈夫かい?」
「ええ、多少かすり傷を負ったぐらいです」
「そうか、そりゃよかったよ。若い人たちには、これからがあるからねえ。
 体は大切にしてもらわないと」

数分後、スザクたちとジャイアンの母たちは雑談を交えながら情報交換を行っていた。
お互い明らかに敵意を持っていなかったこと、そして邪鬼の知り合いの知り合いである室賀豹馬とスザクたちが接触していたことが重なり、彼らの交流はスムーズに進んだ。

「では、あなた方も放送を聞いてここに?」
「ああ、そうだ。貴様らもそうなのか?」
「ええ、人が集まるだろうと思いまして。どうやらまだ、僕たち以外の参加者は来ていないようですが」
「だったら、先に洞窟の中を調べちゃわないかい?」
「そうですね、いったい何が隠されているのか、確認しておいた方がいいでしょうし」

ジャイアンの母の提案に、その場の全員が賛同する。
そして五人は、最大限に警戒しつつ洞窟の中へと入っていった。
そこで彼らが見たものとは……。

続く



【1日目 午前/E-6 怪しい洞窟】
【阿魔野邪鬼@伊賀の影丸】
【服装】羽織姿の武士
【状態】健康
【装備】脇差@現実、太刀@現実
【持ち物】基本支給品一式×2、『贄殿遮那』@灼眼のシャナ、ランダム支給品(地虫十兵衛のもの1~3/義経のもの0~2)
【思考】
 1:怪しい洞窟を調べる。
 2:スザクたちから詳細な情報を聞き出す。
 3:殺し合いに乗るかは未定。
【備考】
※「由比正雪の巻」後の参戦です。
※再生能力は制限されています。制限に少し気付きました。
※社長が複数いる事に気づきました。


【ジャイアンの母@カオスロワ】
【服装】:ジャイアンの母の服装
【状態】:健康
【装備】:天の羽衣@竹取物語
【持ち物】:基本支給品一式×2
【思考】
 基本:他の参加者を殺す可能性のある参加者を殺す。
 1:怪しい洞窟を調べる。
 2:無抵抗な参加者は殺さないが殺人者には容赦しない。
 3:可能であれば脱出する方法を探る。
 4:阿魔野さんってダンディーで少しカッコいいじゃない!!


【キラ・ヤマト@機動戦士ガンダムSEED】
【服装】地球連合の制服
【状態】健康
【持ち物】基本支給品一式、本人確認済み支給品1~3
【思考】
 1:仲間と協力して殺し合いを止めて、主催者を倒す。
 2:洞窟を調べる。
 3:北へ向かって情報収集と仲間探し。
 4:正午にC-6の豪邸に集まる。
【備考】
※参戦時期の詳細は後続の書き手にお任せします。
※参加者が別の世界から連れて来られた可能性が高いと考えています。


【枢木スザク@コードギアス】
【服装】ゼロの衣裳
【状態】ナナリーの死による精神的ダメージ、「生きろ」ギアス継続中
【装備】ククリ刀@バッカーノ
【持ち物】基本支給品一式、ゼロの仮面@コードギアス、ランダム支給品0~1(本人確認済み)
【思考】
 1:仲間と協力して殺し合いを止めて、主催者を倒す。
 2:洞窟を調べる。
 3:北へ向かって情報収集と仲間探し。
 4:正午にC-6の豪邸に集まる。
 5:なぜユフィの名前が?
【備考】
※R2本編最終話、ゼロレクイエム実行後からの参戦(現状ゼロとして振舞う事を止めています)
※参加者が別の世界から連れて来られた可能性が高いと考えています。


【リュウタロス(シン・アスカ)@機動戦士ガンダムSEED DESTINY】
【服装】ザフトの制服
【状態】顔面にダメージ、改名された上に名前が格好悪いので自暴自棄&ヤケクソ
【装備】イングラムM10(22/32)+予備弾(9mmパラベラム弾32発)×5@現実
【持ち物】基本支給品一式×2、ドラゴンレーダー@ドラゴンボール、首輪(刹那)、不明支給品1~3(1:リュウタロス曰く”わけわかんない何か”/0~2:元は6/@クロススレのもの)
【思考】
 1:自分の弁護をしてくれそうな仲間を探す。
 2:怪しい洞窟を調べる。
 3:とりあえずスザクたちに同行。しかし、あまり信用できない。
 4:いろいろあったけど対主催!
【備考】
※PHASE_23「戦火の蔭」後~PHASE_24「すれ違う視線」の冒頭あたり(ハイネ死亡直後)から来たようです。
※リュウタロス(シン)がドラゴンレーダーを持っているからって、会場内にドラゴンボールがあるとは限りません。


【1日目 午前/E-6のどこか】
【MAX@ボンバーマンジェッターズ】
【服装】なし
【状態】右肩に刀傷(軽傷)、攻撃速度上昇
【装備】三属の剣(流星虫規制)@バロック、M134機関銃@シャーマンキング、クナイ×10@伊賀の影丸
【持ち物】基本支給品一式×2、不明支給品0~2
【思考】
 基本:優勝して帰還する。
 1:ゼロを破壊して己の優越性を証明する。
 2:参加者の何人かをゼロに関するメッセンジャーとして利用する。
【備考】
※参戦時期は後の書き手にお任せします。
※設定上、マイティが利用可能なボムはほとんど全て使えるはずです。


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怪しい洞窟へ行こう! 阿魔野邪鬼 キレやすい10代引っ張りだこ
怪しい洞窟へ行こう! ジャイアンの母 キレやすい10代引っ張りだこ
運命の皮肉 キラ・ヤマト キレやすい10代引っ張りだこ
運命の皮肉 枢木スザク キレやすい10代引っ張りだこ
運命の皮肉 リュウタロス(シン・アスカ) キレやすい10代引っ張りだこ
オムニバス MAX そんなの、聞いてないぞ


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