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そろそろ本当の気持ちと向き合えるか? ◆.pKwLKR4oQ



古手梨花はぐったりしていた。
いきなり殺し合いに巻き込まれたのだから肉体的・精神的に疲労するのは当然だろう。
だが梨花の場合は少々毛色が違う。
他の参加者と比べると、梨花は肉体的にはそこまで酷い目に遭っていない。
別段大きな怪我や身体の不調もなく、多少の肉体的な疲労があるだけで、大部分の参加者に比べたらマシである。
その疲労でさえひょんな事から魔法少女という不思議な力を得て、さらにマシになっている。

だが精神的な疲労という面で見れば、梨花は参加者の中でも5本の指に入ると言っても過言ではない。

100年の旅の末にようやく辿り着いた運命の終着点。
仲間達と力を合わせて運命を乗り越えた梨花を待ち受けていたのは無慈悲な殺し合いへの強制参加。
しかも圭一・レナ・沙都子たち3人の仲間も同様にこの島に連れて来られていた。
それでも諦めずにこの殺し合いに抗う決意を固めた梨花が最初に出会った参加者が自称王子のズシオ。

これが全ての始まりだった。

道中ズシオとのよく分からない漫才染みたやりとりは梨花の精神を容赦なく削っていった。
さらに謎のロボットに汁婆という馬ロボットとの邂逅。
さらにさらにズシオのせいで下半身露出した変態にファーストキスを奪われるという人生最大の汚点。
さらにさらにさらに魔法少女になるためと言って人生初の妖精とのセカンドキス、しかも舌と舌で!

そしていつしか梨花は「普通な人間と出会いたい」と強く願うようになっていた。

しかしそんな些細な願いはまだ叶いそうにない。

次に梨花が出会ったものはウェイトレス型ロボ、そして今目の前に寝かせている血達磨の男。
前者は人間ですらない、後者はどう贔屓目に見ても普通だとは思えない。

それに加えて先程から頻りにおかわりを頼もうと迫ってくるズシオ。
ウザいこの上なくウザい。

(はぁ、そろそろ胃薬が欲しい……)

ちなみにこの血達磨の男はいきなり現れたかと思った次の瞬間にぶっ倒れたのだ。
だがそれも男の身体を見て納得せざるを得なかった。
全身打撲と裂傷で正に満身創痍、並みの人間なら生きているのが不思議なレベルだ。
この状態で生きているだけでなく、ここまで歩いてきた事からこの男が只者でない事は容易に想像が付く。
一応地面は草原だったから直に寝かせているが、碌に治療も出来ない状況なのでこうするしかできないのが正直なところだ。
見知らぬ男とはいえ何もできないのはやっぱり歯痒いものがある。

「梨花、そろそろ本当の気持ちと向き合えるか?」
「はぁ!?」

何度目かのおかわり要求を却下した時、いきなりズシオは藪から棒に言葉を放った。
それを聞いた瞬間、梨花はポカーンとしてしまった。
梨花にはズシオが出し抜けに言った「本当の気持ち」という単語に全く心当たりがなかったからだ。
だがもしかしたらついにズシオも己の要求の無神経さに気付いたのでは。
そんな淡い想いを抱いてズシオの次の言葉を待っていた梨花は――。

「余は分かっているぞ。そのツッコミがツンデレという愛情表現だというこ「呪うぞハレンチ小僧おおおおお!!!!!」」

――トマホークでズシオを思いっきり吹っ飛ばした。
全く何を言い出すかと思えば。
あまりの爆弾発言に思わず口調まで変わってしまった。
よりにもよってズシオに恋愛感情を抱くなど天地が引っ繰り返ってもありえない。
こんなぐうたら王子のどこに惚れる要素があると言うのだ。

と、そこで梨花の耳に聞き覚えのある音が聞こえてきた。
それは茂みをガサゴソとかき分ける音。
そしてその音は次第に大きくなっていた。
誰かが茂みの向こうからこちらに向かって近づいているのだ。

(やった、ついにフツーの人間に――!?)

そしてついにその人物が姿を現した。

それは血まみれのマントを羽織って思惑ありげに笑顔を浮かべた青年、あと雰囲気がヤバ気。
どう見てもフツーの人間じゃないです、本当にありがとうございました。

(フ ツ ー の 人 間 に 逢 わ せ て !!!!!!!)

寿命がストレスでマッハな状態の梨花が、今の状況が先程以上に危険だと気づくのは3秒後の事である。


【1日目昼/I-5草原(移動レストラン・ヘクトル前)】

【古手梨花@ひぐらしのなく頃に】
【服装】巫女服(魔法装束)
【状態】なんだか精神的に疲労(大)、寿命がストレスでマッハなため軽くキャラ崩壊中
【装備】なし
【持ち物】基本支給品一式、エミット@魔法少女沙枝シリーズ
【思考】
 1:フツーの人間に逢いた……あれデジャブ?
 2:部活メンバーや楠沙枝と合流する。
 3:殺し合いという運命に抗う。
 4:エミットは……いいか(ああ、西島翔子が死んだって言いそびれちゃった……)。
 5:G-7の橋を利用して町へ行くか、禁止エリアを避けつつ都市へ向かうかを考える。
【備考】
※エミットは制限で1時間に10分しか外へ出る事ができません。エミット自身が勝手に外へ出る事は出来ない(ただし声掛けはデイパックの口が開いていれば可能らしい)。
※主催者が複数いる事に気付きました。
※変身している時に出来る事は沙枝と大差ありません。
※首輪には8000ARがチャージされています。

【ズシオ@余の名はズシオ!】
【服装】上半身裸、ズボン
【状態】頭にトマホーク@余の名はズシオ!、大量出血
【装備】なし
【持ち物】基本支給品一式、茶碗とマヨネーズと箸
【思考】
 1:梨花、照れずとも良いぞ。
 2:誰だ、あの男?
【備考】
※首輪には10ARがチャージされています。

【丹波文七@餓狼伝】
【外見】フレッシュマンスーツ(ボロボロ、血まみれ)
【状態】全身打撲、裂傷多数、気絶
【装備】なし
【道具】基本支給品一式×2、ランダム支給品1~3
【思考】
 1:俺より強い奴に会いに行く。
【備考】
※放送を聞いていません。

【プリンセス・ハオ(ハオ)@シャーマンキング】
【服装】普段着(古びたマント(血まみれ)を羽織っている)
【状態】健康、S.O.F.喪失、プリンセス・ハオに改名される
【装備】雷鳴の剣@ドラゴンクエストⅥ
【道具】基本支給品一式×6、五寸釘・藁人形・金槌の呪いセット、夜のおかずセット(TMAのエロパロDVD三本+真夏の夜の淫夢)、RPG-7(成形炸薬弾3/榴弾3)@現実、マユの携帯電話@機動戦士ガンダムSEED DESTINY、ハオの不明支給品0~2
【思考】
 基本:皆殺し。
 1:この地にいる者を全て殺す。
【備考】
※改名による影響はありませんでした。


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ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの 古手梨花 私って、ほんとバカ
ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの ズシオ 私って、ほんとバカ
ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの 丹波文七 私って、ほんとバカ
大日毎日 プリンセス・ハオ〈ハオ〉 私って、ほんとバカ


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