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1231 ◆.pKwLKR4oQ



「こ、ここが王心城だったのか……! 感じる……社長の魔力を……」

数々の苦難の道の果てにとうとう辿り着いた敵の本拠地。
この禍々しい扉の向こうに諸悪の権現である社長が待ち構えているはず。
勇者ああああに一切躊躇いはない。
必ずや社長を倒してみせる。
その決意を胸に今扉は勢い良く開かれた。

「ああああよ、戦う前に一つ言っておく事がある。お前は私を倒すのに『あのカード』が必要だと思っているようだが……別になくても倒せる」
「な、なんだって!?」

社長を倒すにはあのカードが必要不可欠。
そう聞いていたからこそ犠牲を出してまで手に入れたというのに。
まさか全て社長の掌の上だったとは。

「そしてお前の仲間達は……まあいい。ここまで来たのだ、あとは私を倒すだけだな、クックックッ……」

社長は嘲笑っていた。
まるでああああ達のしてきた事が全て無駄であるかのように。
しかしそんな事断じて認めるわけにはいかない。
そうでなかったら散っていた仲間や、なによりもあの子に顔向けできない。

「フ、上等だ……僕も一つ言っておく事がある……。
 この僕に生き別れた妹がいるような気がしていたが……別にそんなことはなかったぜ……」
「そうか」

ああ、そうさ。
僕に生き別れの妹なんていやしない。
だって僕のずっと傍にいた少女は――。

「ウオオオ、いくぞオオオ!!!!!」
「さあ来いああああ!」

願わくは僕達の勇気が世界を救うと信じて……!

     ◆

「んー、やっぱり風呂上がりのマッサージは格別だなあ」

バトロワの会場である島の北東に位置するB-3エリアにひっそりと佇む温泉旅館“いこい”。
その休憩所に備え付けられていたマッサージチェアから身を起こしたああああはおもむろに身体を伸ばしていた。
いささか年季が入っていたマッサージチェアだったが、風呂上がりの身体を解すのに然して支障はなかった。
どうやらそのせいで途中から眠気に襲われて熟睡していたようだ。
なんとなく眠っている間に妙な夢を見ていた気もするが、目が覚めてしまえば記憶にはほとんど残っていなかった。

「あ、マスター、おはようございます。もう昼ですけどね」
「昼って……ん、今は12時31分。ああ、もう昼時か」

これまた休憩所に備え付けられていた年代物の柱時計を見ると、現時刻は12時31分。
マッサージチェアに座り始めた時間から計算すると、30分以上眠っていた事になる。
バトロワの最中に無防備にも眠りこけるとは不用心にも程があるが、何事もなくて一安心だ。
仮に誰か襲ってきたところでダイヤのエースが起こしてくれたとは思うが、それでも問題が無い事は何よりだ。

「よし、昼飯にするか」

とは言うものの、今手持ちの食料はデイバッグに元々あったパンと水だけ。
ちなみにこの温泉旅館にあった食料らしい食料はサイダーだけだった。
だから昼飯はパンと水という見た目に乏しい組み合わせになってしまった。
だがこの場で贅沢など言っていられないので、二人で黙々とパンを齧りつつ今後の方針について話し合う事にした。

「マスター、わたしは怪しい洞窟に行く事を提案します!」
「ん、怪しい洞窟? えっと、地図地図……ああ、E-6にあるこれか」

開口一番ダイヤのエースが提案したのは島の中央に位置する怪しい洞窟の探索だった。
そしてああああはこの提案に心惹かれた。
洞窟みたいなダンジョンにはレアなアイテムが隠されているのはRPGの定番中の定番。
ドラクエⅥの主人公である自分が行かなくて誰が行くというのだ。

「よし、それならまず武器屋で装備を整えてから――」
「えー、そんな時間ないですよ。ほら、早く行かないと他の人にレアアイテム取られるかもしれませんよ!」

レンタルビデオ店から東へ進んで今はだいたいB-3エリアのはず。
それならばすぐ南に位置する武器屋に寄って装備を整えてからダンジョンに挑むのがRPGのセオリーだ。
だがダイヤのエースの主張にも一理ある。
確かに準備万端で向かったところで肝心のレアアイテムが既になければ無駄足になりかねない。

「いや、でもダンジョンに挑む際には準備をしっかりしないと痛い目に遭うから」
「そ、そんな!? わたしというものがありながら他の装備に浮気するなんて……グスッ……」
「はぁ、分かったよ。武器屋には寄らずにさっさと洞窟目指すぞ」
「はい、マスター」

結局最後はダイヤのエースの泣き落としもあり、食事が終わり次第怪しい洞窟へ向かう事になった。
その際自分の提案を採用してくれたお礼にと洞窟までのガイドはダイヤのエースが自ら進んで引き受けた。
ああああとしてはそこまでしてもらわずとも良かったが、マスターの御手を煩わす訳には云々と言われて引き下がるしかなかった。

「そうだ、僕が寝ている間に放送みたいものあった?」
「んー、ありませんでしたよ」

バトロワが始まってかれこれ12時間以上が経過している。
それなのに未だ放送はない。
その事に少し疑問を抱きつつも、まあ自分の知識はビデオ一本だからなあ、とああああは自己解決する。

「マスター、行きますよー」
「おう、今行く」

こうしてああああは自分をマスターと慕う少女に導かれて、一路怪しい洞窟を目指すのだった。

     ◆     ◆

問1:夢は夢なのか? 夢とは記憶の整理という説もある。それはつまり……。
問2:なぜダイヤのエースが次の行き先に怪しい洞窟を提案したのか?このタイミングで提案したのは……。
問3:ダイヤのエースが放送はなかったと答えたのはなぜか? 悪意ある嘘? 本当に放送に気付かなかった? それとも……。

     ◆     ◆     ◆


【1日目・日中/B-3・温泉旅館いこい・休憩所】

【名前】ああああ@ドラゴンクエストⅥ 幻の大地
【服装】浴衣(ぬののふく扱い)
【状態】Lv5、ホイミ忘却、温泉で気分爽快
【装備】なし
【持ち物】基本支給品一式
【思考】
 1:ダイヤのエースのガイドで怪しい洞窟を目指す。
 2:主催は勇者なだけじゃ倒せない……?
 3:とりあえずこんな名前をつけた主催者殺す。せっかくなのでドラクエⅤの主人公もいたら殺す……あれ、いない?
 4:マジで名前変えたいです!
 5:バトルロワイアル、ヤバすぎる。マジで怖い。
 6:放送ってまだなのかな?
 7:千草貴子役の人、好みのタイプだ。
【備考】
※第1回放送と第2回放送を思いっきり聞き逃しました。
※錬金釜が壊れたかどうかは次の人にお任せです。

【ダイヤのエース@七並べ】備考
※ああああをマスターとして認識しています。
※人間形態時:ああああから100m以上離れられません。
※合体時:ああああの能力を上げる能力。魔王っぽい装備になります。 どれくらい上げるかは続きの人にお任せです。

     ◆

問1または0:レンタルビデオ店でああああが最強装備(呪)もとい最強装備(笑)を身に付けて錬金釜を見つける直前。
       ああああは放送を聞いていないのに社長の名を知っていたような節があった。これはいったい……?


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Red_or_Black? ああああ [[]]


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