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もうどこにも行けない ◆.pKwLKR4oQ


最近あの日の夢ばかり見る。
ベルリンでの最期となった、あの日。
偉大な総統だった男の命を断ち、荒野へと走り出した、あの日。
この生涯で唯一度自分が信じるもののためにただ走った、あの日。

そしてその日を最期に自分の人生は終わった。

戦場を求めると口にしながら<ショッカー>に身を置くようになってからこうなる事は分かっていた。
自分は知らず知らずの内に走る事を止めていた。
それも当然だ。
自分の魂はこの地底の王国に閉じ込められていたのだから。
<ショッカー>に飼われる事を選んだ時、自分で自分を殺したようなものだ。
そして悟った。

――もうどこにも行けない。

 ◆

森の中を一人のオオカミが走っていた。

狼は群れを形成する生き物だ。

だがこのオオカミは群れを作る事なく唯一人で森の中を駆けていた。

稀に、仲間と上手くコミュニケーションが取れなかったり、群れのリーダーを決める争いに敗れたり。

そのような理由で群れから孤立し単独で活動している狼もいる。

これが一匹狼という言葉の語源だ。

だとしたら、このオオカミも一匹狼だ。

オオカミには少し前まで行動を共にする者がいた。

だが知り合いの思わぬ情報から不覚を取り、一人になってしまった。

オオカミは迷った。

これからどうするべきか。

そしてしばらく悩んだ結果、怪しい洞窟へ向かう事にした。

そこに何かあるという情報を得ていたので、それに賭けてみたくなったのだ。

行動を共にした少年、前原圭一の安否。

ユーフェミアを襲ったという知り合い、本郷猛の真相。

オオカミはその答えを得られる手助けになればと願って、ついに洞窟の前まで辿り着いた。

幸いにもここに来る途中に聞いた2度目の放送で圭一の安否は確認できた。

だがそれでもオオカミは洞窟に向かう事を止めなかった。

圭一の安否が分かったところで合流する術がない以上、現状に特に変わりはない。

だから当初の予定通り洞窟を目指そうと考えたのだ。

もしかしたらオオカミ自身も分かっていないのかもしれない。

再び空虚になった心を何かで埋めたい。

それがオオカミの今一番願っている事ではないだろうか。


【1日目 日中/E-6 怪しい洞窟前】
【フランツ・フェルディナント@仮面ライダー 誕生1971】
【服装】黒い詰襟の軍服
【状態】やや空虚感、右手・右足に銃傷
【装備】特殊警棒@現実
【持ち物】基本支給品一式、猫缶、マシンディケイダー@パロロワクロスネタ投下スレ、右京のデイパック(基本支給品一式、不明支給品1~3)
【思考】
 1:怪しい洞窟に入ってみる。
 2:前原圭一に協力する?
 3:本郷猛の事がかなり気にかかる。
【備考】
※<黄金狼男>に変身できます。能力には制限がかかります。制限に気付いていません。

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00:25森 フランツ・フェルディナント [[]]


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