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ゼロをたずねて幾千里 ◆.pKwLKR4oQ


「なんで普通の民家に修道服なんてあったのかしら? 別に助かったから良いけど……」

修道服を着た高良みゆきin柊かがみ(自称ゼロ)――以下かがみ。
まず外見は修道女姿の高良みゆき。
一方で中身は変態外道の柊かがみ。
さらに加えて名乗りはゼロ(予定)という傍目から見る分には甚だややこしい状態。
そんな変態シスターは現在D-4都市部にいた。

そもそもの発端は第2回放送直後。

当面の方針を決めたかがみはまず身なりを整えるために北上して、しばらくすると民家が点在する都市外縁部に到達した。
元々着ていたSM女王様っぽい服は個人的には気に入っていたが、何かと誤解を生んで面倒な事になりそうだったからだ。
そこで適当な服装を調達するために何軒か民家を無断捜索した結果、実家の神の御加護によるものか黒の修道服を発見した。
正直なぜ普通の民家に修道服があったのか疑問ではあったが、今は考えるだけ無駄だと断じてさっさと着替えた。
ちなみにSMの女王様っぽい服は捨てるのがもったいなかったので、大切に畳んでデイパックの中に突っ込んでおいた。
そして特にハプニングもなく無事に着替え終わると、そこには一見すると豊満な身体を修道服で包んだ一人のシスターがいた。
桃色の髪と黒の修道服はミスマッチかもしれないが、みゆきの柔和な顔立ちと相まってお淑やかな雰囲気を醸し出していた。
だが中身はあの変態仮面なので腹の中は修道服の色と一緒で真黒である。
ただ不満だったのは修道服がサイズ的にぴったりだった事。
普段なら服のサイズがぴったりぐらいでは特に何も思わないが、今はかがみの身体ではなくみゆきの身体。
つまりみゆきの豊満な身体にぴったりという事は自動的に本来の持ち主もみゆきのようにナイスバディという事になる。
どこか女性としてやるせない気持ちにならざるを得ないが、今は考えても虚しいだけだと悟ってその事は忘れるようにした。
こうして服装の問題が解決したところで次なる目的地を定めるべく、民家から通りに出て今に至る。

(さて割とまともな服装も手に入ったけど、これからどこに向かうべきかしら?
 はあ、早く6/の代わりの犬が欲しいけど、そんな上手いこと見つかるはずな――ん、これはエンジン音?)

突如静寂な都市部に響き渡るエンジン音。
それに気づいたかがみはふと振り返って見つけた。
自分がいる通りの向こう側からこちらに向かってくる大型トラックの姿を。
このままでは撥ねられると咄嗟に避けようとしたが、その心配は杞憂に終わった。
そのトラックはかがみの危惧を嘲笑うかのように数メートル前で余裕を持って停車したからだ。
突然の事で驚いて一歩引いたかがみだったが、すぐに頭を切り替えて居ずまいを正した。
一瞬逃走の文字が頭をよぎったものの、トラックはかがみを轢き殺そうとはしなかった。
つまりすぐには殺し合いにはならないと踏んで、ここは話し合いに持ち込んで相手を見極めた方が得策と判断したのだ。

「ほう、この島には修道女もいるのか」

しかしトラックから赤いタキシードの男が降り立った瞬間、かがみは自分の判断が甘かったことを痛感した。
パロロワにはたまに制限を掛けられていても、そんなもの関係ないとばかりに参加者を蹂躙する圧倒的な強者がいる。
ラオウ、DIO、東方不敗、ギルガメッシュなどなど。
目の前まで迫ってきた男は明らかに圧倒的な強者だった。
ただ目の前に立っているだけで、そのオーラに当てられただけで、ただの一般人なら何もできないまま蹂躙されてしまうだろう。
だがかがみは違う。
この島で様々な経験を積み重ねてきた今となっては次に相手がどう出るか見極めようとするまでに至っていた。

そんなかがみの様子をどう受け止めたのか、赤いタキシード男は僅かに笑みを浮かべながらかがみを指差して告げた。

「貴様は今から『ゼロ』だ」
「え?」


   ▼   ▼   ▼   ▼   ▼


「貴様の名前を言ってみろ」
「え、えっと、ゼロ……です」
「ではゼロ、一緒に来てもらおうか」
「……はい」

赤いタキシードに身を包んだ偉丈夫ルガール・バーンシュタイン。
新たな目標を定めたルガールは幸先良いスタートに満足していた。

そもそもの発端は第2回放送直後。

死者と禁止エリアのチェックをしていた時にふと名簿を見て気付いたのだ。
リュウタロス、ゼロ、アカギ――ルガールが改名した参加者はまだ全員生存している事に。
その瞬間ルガールの中に眠っていた野望が新しい形で日の目を浴びた。
すなわちこの島で改名した参加者を集めて新しい銅像コレクションを作り上げようと。
元々ルガールには格闘家を殺して銅像コレクションにするという趣味を持っていたが、次第に飽きたので止めた経緯があった。
だが今回は格闘家ではなく、改名した参加者それも『ゼロ』で統一した銅像コレクションにするのだ。
『ゼロ』という無の数字という名を冠しながらそこに存在するという点もある意味斬新である。
まさしく今までに類を見ないルガールに相応しいコレクションになるだろう。
ちなみに放送で告げられた「元の世界に戻る権利」と「報酬を得る権利」については興味がなかった。
元々優勝して主催者を倒すつもりだったので、それまではコレクションを集めて揃えていけば良い。
そう思い立って最初に遭遇した参加者しかも今までとは違い女性というアクセントをコレクションに加える事ができたのだ。
ここまで順調な滑り出しにルガールは上機嫌だったが、実は理由はそれだけではなかった。

(このシスターといい、ゲーニッツといい、碌な聖職者と縁がないな)

ルガールから見てかがみの第一印象は殺し合いに似つかわしくないシスターというものだった。
しかしいざトラックから降りて対面してみて一目で分かった。
目の前のシスターが神に仕える敬虔な徒ではなく、まだ荒削りではあるが悪に身を堕として戦う者の目をしている事に。
そんな黒いシスターを見ていたらふとゲーニッツを思い出していた。
そしてそんなシスターだからこそコレクションに加えるのは面白いと思ったのが決め手であり、上機嫌になった要因だった。

だがルガールは知らなかった。
この島で身に付けた改名という力がそこまで万能ではないという事に。


【1日目 日中/D-4北西部】
【ルガール・バーンシュタイン@アーケードキャラバトルロワイアル】
【服装】赤いタキシード
【状態】健康、命名の能力を吸収
【装備】馬車號造のトレーラー@GetBackers-奪還屋-、時計型麻酔銃@名探偵コナン
【持ち物】基本支給品一式×3、『家族輪舞曲』@現実、チェス@コードギアス
【思考・行動】
 基本:優勝して主催者を倒す。
 0:参加者の名前を改名(基本的に『ゼロ』だがケースバイケース)して銅像コレクションにする。
 1:人の名前を変えるのが楽しくなってきた。
【備考】
※『柊かがみ』を『ゼロ』に改名したと思い込んでいます。



   ▼   ▼   ▼   ▼   ▼


『ドラゴンクエストⅥ 幻の大地』
世に名高いドラクエシリーズの第6作目であり、Ⅳから続く天空シリーズの第3作目且つ完結編でもある。
本作のテーマは“発見”であり、新しい転職システムや2つの世界を何度も往復するシナリオなどが特徴である。
そしてⅥには転職システム以外にもいくつか新要素が盛り込まれているのだが、主人公の改名もその一つである。
本作では命名神マリナンに仕える神官に会う事で主人公の名前をゲームの途中で変更する事ができる。
その際に色々とゲーム上の制約があるが、ここで考えてほしい。

はたして「改名」とはなんだろうか。

改名とは読んで字の如く名を改める事である。
現実での本名の改名は手続きや許可が必要なので簡単にはできない。
昔は様々な理由で改名がされてきたが、それは戸籍がきちんと整理される前の話である。
現在でも主に芸能人が様々な理由で改名しているが、それは芸名であって戸籍に登録されている本名は変わらない。
またどちらも改名したからと言ってすぐに改名後の名前が認知されるわけではない。
ある程度時間を掛けて周知させて、世の中に認識させて初めて改名したと言える。
だがドラクエⅥにおける改名はそのような事情は全部すっとばして、神官に改名された時点で改名後の名前になる。
これはゲームのシステム上の話だから仕方ないが、実は凄まじい事象である。

しかしそれは全てドラクエⅥのゲーム内の主人公の話だ。

ドラクエⅥはRPGつまりロールプレイングゲーム。
だから主人公を実際に動かしているのはスーパーファミコンのコントローラーを握っているプレイヤーである。
主人公はプレイヤーの分身であり、その主人公を操作して物語の進めるのがRPGの基本である。
つまりプレイヤーと主人公は一心同体と言える。
だが一心同体とはいえ、そこには二次元と三次元の越えられない壁が存在する。
例えば主人公が改名した場合、プレイヤーにはどのような変化が現れるのだろうか。
答えは明白――何も起きない。
ドラクエⅥでいくら主人公を改名しようと、現実世界のプレイヤーの名前には何の変化も起きない。
当たり前と言えば当たり前の現象だ。
喩えるなら自分の所有物に名前を付ける感覚に近いのかもしれない。

だがこの殺し合いの場ではその改名の力の意味合いは若干変わってくる。

この場はつまりドラクエⅥの世界に相当するものであり、ここでの改名の効力はドラクエⅥの世界の効力に準ずるものがある。
本来なら分身であるキャラクターに対して改名してもプレイヤーには何の効果もない。
しかしこの場ではある意味キャラクターの中にプレイヤーの魂が入っている状態とも言える。
よって外のキャラクターが改名されると、内の魂が同調して内外共に改名された状態に陥ってしまう。
本来なら外のキャラクターだけで済むはずの改名だが、外と内が同じであるために同調を防ぐ事は並みの方法では無理だ。
とは言うものの、何事にも例外は存在する。
元から内の魂だけの存在であるカヨは未だにシン・アスカという名前を認識している。
また魂の扱いに精通しているハオには改名の影響はなかったようだ。
だから外は高良みゆきだが内の魂は外とは異なる柊かがみは――。

(よく分からないけど、この人は私を『ゼロ』として扱うつもりらしいから話を合わせていきましょう。
 そもそもどういう理由で『ゼロ』と呼んだのかしら?
 まあ、今は考える材料が少ないからしばらくは様子見ね)


【1日目 日中/D-4 北西部】
【柊かがみ(変態仮面)@パロロワクロスネタ投下スレ】
【服装】オルソラ=アクィナスの修道服@とある魔術の禁書目録、黒のブラジャー&パンティー
【状態】ほぼ健康、外見は高良みゆき、マシロと満月への強い執念、自称『ゼロ』
【装備】なし
【持ち物】基本支給品一式、SMの女王様っぽい服、大量の下着、コルト・ガバメント(7/7)@バッカーノ!、惚れ薬@ゼロの使い魔
【思考】
基本:やりたいようにやる。
0:とりあえず逆らったらヤバそうなのでひとまず大人しくこの男の指示に従う。
1:6/の代わりに服従してくれる犬を作る。
2:マシロと満月に復讐する。
3:脱出方法を探す。
4:黒井先生のことはとりあえず保留。でもいざという時には……。
【備考】
※誰かに会った際には『ゼロ』という偽名を名乗るつもりです。


【オルソラ=アクィナスの修道服@とある魔術の禁書目録】
元ローマ正教で現イギリス清教の所属するシスターが着ていた修道服。
基本的にはローマ正教のシスターが着ている黒の修道服だが、オルソラは胸が豊かなためそれに合わせて胸部が若干伸びている。


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零 ~ロワに降り立った天災~ ルガール・バーンシュタイン [[]]
私、最低ね 柊かがみ(変態仮面) [[]]


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