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制限?何ソレ

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制限?何ソレ ◆LLLLLLLLL.



「これは……殺し合いだと!?」
仮面を被った男、まぁハクオロと言うのだが、その怪しい男は殺し合いを強いる男に怒りを感じていた。
それもそのはずだろう。
彼はようやく眠れたと思っていたのだ。
ルイズによって、今度こそ眠れたと思っていた。
しかしこれはどうした事か。
どういうわけか、普段のハクオロとしての姿に戻ってここに存在している。
兎に角殺し合いは許せないので名簿を見てみることにした。
真っ先に目に入った名前、ルイズの名にハクオロは衝撃を受けた。
「馬鹿な、私だけではないというのか!」
あの男への怒りが尚更沸いてくる。
そんな風に考え、ルイズを探し回っていると、他の参加者達を発見する。
しかもその参加者の片方が一方的にもう片方の参加者を嬲っているじゃないか!
「ああ、正義はまだ現れないのか」
「たっ、助けてくれ、長門、古泉、朝倉、ハルヒ、朝比奈さん、鶴屋さん、谷口、誰でもいいっ!」
助けを懇願するキョンの言葉に耳を貸さずに着々とキョンの部位を切り落としていく狭霧。
あまりにも非道なその行いに、ハクオロは怒りのあまりウィツ化してしまった。
突如現れたその巨大な異形に二人は驚くが、キョンは藁にも縋る思いでハクオロに叫ぶ。
「た、助けてくれ! 俺は穏やかな日常に戻りたいんだ!」
「日常ニ戻ル……ソレガ汝ノ願イカ、小サキモノヨ」
「ああそうだ、俺はもうこんな非日常はこりごりだ!」
「分カッタ、ソノ願イ叶エヨウ。
 タダシ、我ニ汝ガスベテヲ捧ゲヨ。
 ソノ身体、ソノ命、ソノ魂。
 汝ノスベテヲ、我ニ差シ出セ」
「分かった、戻れるなら何でもやる!」
「今ココニ、契約ハ成立シタ」
その言葉とともにキョンの姿が消える。
この世界から脱出したのだろう。
呆然としていた狭霧は、キョンが消えたことで我に返り、突如笑い出した。
「ク、ハハハハハ、神は存在したのか! 正義は存在したのか!
 正義の証明ができたのならば、私が悪を演じる必要も無い」
「汝ノ願イハ、正義ノ存在ヲ証明スル事カ」
その狭霧の言葉に反応し、ハクオロは狭霧にも問いかける。
「いや、それはもういい。私を貴方の、正義の神の僕として使って欲しい」
「ソレガ汝ノ願イカ」
狭霧は頷く。
「ソノ願イ叶エヨウ。
 タダシ、我ニ汝ガスベテヲ捧ゲヨ。
 ソノ身体、ソノ命、ソノ魂。
 汝ノスベテヲ、我ニ差シ出セ」
「貴方が望むなら差し出そう」
「今ココニ、契約ハ成立シタ」



気絶したハクオロを背負った狭霧は近くにあった首相官邸へとハクオロを運び込む。
彼はあの神がこの男だと契約により分かっていた。
彼をソファーに寝かせて時間が出来ると、これまでの事を思い返す。
(今まで殺してきた人には悪い事をしたな)
正義の証明が為された今、罪悪感が募る。
(まあしてしまった事は変えられない、これから正義の僕として何を為すかが重要だ)


【位置:I-3 首相官邸/深夜(00:20)】

【名前:キョン@涼宮ハルヒの憂鬱 生還確認】

【名前:ハクオロ@あの作品のキャラがルイズに召喚されました】
【所持:不明×1~3】
【能力:ウィツァルネミテア化】
【方針:対主催、ルイズを助ける】
【備考:気絶中】
【時期:ルイズに倒された後】

【名前:狭霧嘉麻屋@オリロワ】
【所持:不明×1~3】
【能力:武器を上手く扱う能力】
【方針:対主催、ハクオロに従う】

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