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わたしのおにいちゃん ◆nP7iCI58Ns



「「お兄ちゃん……どこなの?」」

可憐ちゃんとの出会いのきっかけは、同時に発したその言葉でした。
私、赤根沢玲子と可憐ちゃんは、そのまま近くにあった喫茶店に入りました。
怖くなっちゃう気持ちを和らげるようにお紅茶をいれて、二人でそれを飲みました。
それから二人で色々なお話をしました。
ピアノが趣味というところも、好きなお紅茶も同じで気が合うみたいなの。
普通のときに知り合えてたら、私たちはきっといいお友達になれた……かもしれません。

話は、それぞれの大事なお兄ちゃんの話に変わりました。

「そうですか。可憐ちゃんにはお兄ちゃんがいるんですね」
「ええ。かっこよくて、優しくて、世界で一人だけの可憐のお兄ちゃん……。
 お兄ちゃんならきっと可憐のことを守ってくれるはず」
「私にもお兄ちゃんがいるんです。可憐ちゃんと同じです」
「レイコちゃんのお兄ちゃんってどんな人なの? 可憐にも聞かせてほしいな」
「あのですね、私のお兄ちゃんは……」

私がお兄ちゃんの話をすればするほど、可憐ちゃんが呆れた顔になっていきます。
どうして……?

「ねえ。レイコちゃん」
可憐ちゃんが申し訳なさそうに私の話を遮りました。

「はい」
「それって……素敵なお兄ちゃんというよりも……人としてどうなのかしら?」
「え?」

「怒らないで聞いてほしいんだけど、レイコちゃんの話が本当なら……その人、
 ハッキリ言って人としてどうなんだろうってレベルだと思うんだけど……」

可憐ちゃん……なんでそんなこというのですか?
ひどいです……ひどすぎます……!!
普段はおとなしい私ですが、ここまで言われたら流石に黙ってはいられません。


「おっ、おっ、おっ、お兄ちゃんの……イデオの悪口言わないで下さい!!
 確かにお兄ちゃんは童貞で、彼女いない歴17年でヒッキーで、性犯罪者予備軍で、
 友達もいなくて、学校に行ってもおトイレや図書館でお昼ご飯を食べてるみたいで、
 休日もアニメやゲームやパソコンばかりで、挙動不審で、笑った顔が不気味で、甲斐性なしで、
 センスは最悪で、私服が3種類しかなくて、メールは迷惑メールしか来なくて、
 高校卒業してもひきこもりしか道がなさそうで、笑い声が気持ち悪くて、独り言ばかりで、
 いつも顔色悪くて、妹の私が大目に見てもお先真っ暗感120パーセントですが!!」

ざしゅ。ざしゅ。ざしゅ。ざしゅ。ざしゅ。ざしゅ。

「でも、でも、私にとってはイデオは世界で一番大好きなお兄ちゃんなんです!」

私は泣きながら可憐ちゃんの体をヒノカグツチでメッタ刺しにしていました。
殺すつもりなんてありませんでした。本当ですよ?
ただ私はイデオを悪く言われたことが悲しくて我慢できなかっただけです。

「あ……私ったらなんてことを……」

イデオがコレクションしている怖い死体画像みたいになってしまった可憐ちゃんを見て、
私は正気にかえりました。

「でも可憐ちゃんがいけないんです! イデオをいじめるから!!」

そうです! イデオをいじめる人たちが悪いんです!
イデオをいじめる世の中がいけないんです!
みんながイデオを苦しめるからイデオはダメ人間になってしまったんです。
イデオを苦しめる悪い人にはお仕置きしなくてはいけないんです。
でもイデオにはこれ以上罪を背負ってほしくないです。

だから私が頑張るしかないんです。
人殺しなんて悪いことだけど、みんなの方が悪い人だからしょうがないんです。

制服が血まみれで気持ち悪いのでメイド服に着替えます。
イデオ行きつけのメイドカフェの制服に似てて可愛いです。
イデオにも見せてあげたかったなぁ。着せてあげたかったなぁ。
そうだ、イデオにもお土産にもう一着持っていてあげましょう。

イデオ……。
この世のすべての人がイデオの敵でも、私はあなたの味方です。
イデオをいじめる人はみんな私がお仕置きしますから、
イデオは……お兄ちゃんは何も心配しないでね。


あ。もしここにイデオや、イデオをいじめる人がいなかったらどうしましょう。
イデオのお友達探しをしてあげるっていうのも悪くないですけど……。
まあ、「その時はその時」です。


【D-2 メイドカフェ/一日目 深夜】
【赤根沢玲子(レイコ)@真・女神転生if…】
[服装]ふりふりメイド服(Sサイズ)
[装備]ヒノカグツチ
[支給品]支給品一式、兄へのお土産のふりふりメイド服(Lサイズ)
[状態]健康 
[思考・行動] イデオをいじめる人は私が許しません!
       イデオや、イデオをいじめる人がいなかった場合は「その時はその時」ってことで考えます


【可憐@シスタープリンセス 死亡】

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