第16章
『魔性機神放たれる』
ザムおじさん「おんぱんまんや。新しい頭だよ」
おんぱんまん「ウホッ」
ザムおじさん「今日焼けるパンは今日のうちに焼いておかないとね」
彼は毎年クリスマスの買い物を10月にしてしまうほど物事を先送りしない男だった。
???「まさにユードントプットオフね。」
おんぱんまん「だだだ、誰だっ!?」
???「私は魔性機神『ガッデム』の操者テュティ」
山口「テュティ…」
テュティ「貴方が地球から魔性機神の操者として選ばれた人ね。…なるほど…、確かに言われるだけのことは…(ポッ)」
テュティはどうやら山口に一目惚れしたようであった。
山口「な、なぁ、テュティさん、ここは一体どこなんだ、教えてくれっ!俺はどうしてこんなところに…??」
テュティ「(この人、なぜここにいるのか分かってないようね…)」
山口はまったく思い出せずにいた。
テュティ「いいわ、これで思い出すかしら?」
テュティは背後からあぶない水着を取り出した。
ザムおじさん「な…もしかしてネエちゃん…着るのか…!?」
ザムおじさんとおんぱんまんは若干ワクワクしていた…が、その矢先だった。
テュティ「あなたが着るのよ、おんぱんまん!」
テュティはおんぱんまんを指差した。ビシッと。
おんぱんまん「シャッ、シャラッ!?」
ザムおじさんはがっかりした。
そして次にテュティは背後から高価なツボを取り出すと、おもむろにザムおじさんを殴り付けた。
ザムおじさん「はがふぅ!?」
テュティ「あぶない水着、高価なツボ、そして貴方が大和田さんに隠している莫大な借金…何か思い出さない!?」
山口「あ…あ…アナン…?」
テュティ「そうよ、思い出したようね…」
そう、山口こそが、尻が65535に割れたり戦闘力23だったりするアナンだったのだ!
テュティ「あなたは長い夢を見ていたのね。帰るわよ。本当の世界へ…」
山口「そ…そうか…俺が…そういえば…明日はお城の解体工事だったな…」
かくして、山口もとい、アナンの壮大な伝説が始まるのであった…。
アナン伝説
完成編へ続く…
最終更新:2008年05月24日 01:25