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**十常寺 宮中に住まう怪物と噂され、 漢王朝の腐敗はこの男が宮廷に出入りする頃から始まった、とも言われる人物。 有体に言うといわゆる超能力者である。 本名不祥(十常寺はあくまでも通称)。経歴もほとんど不明。 一説によると、若い頃に鬼谷先生を名乗る謎の道士と出会い、道術の手解きを受けた。 その修業の最終段階で、彼は自らの肉体の一部を切り落としたことにより 超常的な能力を身に着けたのだという。 彼の力とは命を操る能力である。具体的に言えば、 無生物やすでに死した者に疑似的な生命を与え、 自らの意思で操ることができるのである。 また、彼はこの能力を自らに用いることにより、ほとんど不死身の肉体を持っている。 十常寺はこの能力を芸人のごとく時の皇帝に披露し、 気に入られることでいつの間にか宮廷に入り込んだのだという。 無生物に命を与える際、手に持った鐘を鳴らすことから、 【命の鐘の十常寺】とも呼ばれることもある。 宮廷で絶大な権力を誇り、何進大将軍との権力闘争にも、 その超常的な力を使い常に優位に進めて来た十常寺ではあったが、 所詮は人に過ぎない彼もまた、何進によって復活させられた魔王董卓に喰われ あえなくその生涯を閉じることになってしまった。 なお、彼は【ジャイアントロボ 地球が停止する日】および 【ジャイアントロボ 地球が燃え尽きる日】からのゲスト参戦キャラである。

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