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司馬懿


覇王曹操のもとに突如現れた謎の若き天才軍師。

その正体は史記の作者として名を残す司馬遷その人である。
漢の武帝の時代、敵に降伏した李陵の処遇を巡り武帝の怒りを買った司馬遷は、
無惨にも宮刑に処されてしまった。

屈辱に耐えこの刑を受け入れ史記を完成させた司馬遷であったが、
彼の心の中には消すことのできない武帝への――ひいては漢王朝への怒りが刻まれた。
かくて司馬遷は史記完成後の残りの人生を漢王朝打倒のための力を得るために
山奥での怪しげな修業に費やしたのである。

長年にわたる過酷な修業は、司馬遷にいくつもの超常的な力を与えた。
そしてその最後に彼が会得したのが、転生の秘術だったのである。
これは魂は司馬遷のままに、容器である肉体を乗り換えることができるという術で、
彼は死を受け入れることなく次々と名前と姿を変えて、
漢王朝転覆のために暗躍してきた。
(余談ではあるが、十常寺に力を与えた鬼谷先生の正体もまた彼である)

そしてそんな司馬遷が得た最新の姿と名前が司馬懿というわけだった。

これまで多くの陰謀を巡らせてきた司馬遷こと司馬懿だったが、
偶然曹操という若者の姿を見た時に電撃に打たれる。
彼の中に覇王の器を見いだしたのだ。
この者こそ漢王朝に引導を渡す者に他ならない、そう直感した司馬懿は、
歴史の闇から表へと姿を現し、自ら曹操のもとへとはせ参じたのだった。

彼の目に狂いがなかったことは、その後の歴史が証明する通りである。
しかし、漢王朝を消滅させた後、彼の胸には新たな野心が渦巻いていた。
すなわち、王朝を新たに切り開き、自らがその頂点に君臨するという――

なお、彼にとって肉体はあくまで器に過ぎず、
その本体は司馬遷の魂が封じられた額のサークレットである。
それがために彼の肉体は普通は考えられないような動き、
たとえば首が180°回すなどの無理をしても支障をきたすことはない。

また、司馬懿の兄弟であるいわゆる司馬八達の残りの七人も
司馬遷の器となるべく生み出された者たちであり、司馬懿と思考を共有し、
司馬懿の意思によって動く、いわば司馬懿の分身体である。
これもまた司馬遷が修業の末に体得した秘術の産物である。