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パスタ-4


至高のパスタ──比類なく洗練された生地にして、他の追随を許さない絶対の存在──
そんなものを、果たして定めることができるのだろうか。

ある一つを選び抜いて、それを至高と定めるのには、確かな覚悟が必要だ。
他の何を犠牲にしても、自分の選択に誠実であること。居心地の良い場所を追い求めること。
それが本当の覚悟だ。

他の誰との取り決めでもない。
保障してくれるのは自分だけ。考えを翻すことも自由、守ることも自由。
それをどうするかは、覚悟の重さによる。

思うにパスタの種類も個性も多岐に渡る。
自分の味覚と最も相性の良いものを至高といったところで、
他のパスタがそれの風下に立つ存在だと果たしていえるだろうか。

全く違う個性を持つパスタに、
<至高のパスタ>に勝らずとも劣らない魅力を感じてしまった場合には
どうすればいいのだろうか。
その時、現世の<躯>に、星世の<運>に、天世の<魂>に傷がつくことになる。
自分の心を規定し、その実の叫びを無視するということは、これほどまでに深刻なことなのだ。

一度、心を支配する規定を取り払ってみるといい。
無の境地。清浄な世界。ニュートラルな感性でパスタと向き合うことができたときこそ、
君はパスタ理解に向かって一歩前進したということなのだ。

ああ、金色の小麦よ。
洗練された職人の技よ。
女神の慈悲深い接吻にも似た食感よ。

どうか、世界の人々にあまねく祝福をあたえんことを…


ドゥーチェ